【初心者向け!】サッカーW杯カタール大会・覚えておくべき選手「グループA&B」

いよいよ2ヶ月半後に迫ったワールドカップ。サッカーファンはもちろん、そうじゃない人にもワクワクする数週間を過ごして欲しいなって思いから今後大会関連記事を書いていこうと思うのですが、今回は、大会を楽しむために覚えておきたい注目選手を紹介していこうと思います!

⚽️ グループC & Dの注目選手はこちら!
⚽️ グループE & Fの注目選手はこちら!(Coming Soon)
⚽️ グループG & Hの注目選手はこちら!(Coming Soon)

グループAの注目選手!

ということで早速注目選手たちの紹介を始めますが、最初のグループであるこのグループAには、開催国のカタールが入ります。ただ、今大会の主催国のため出場32カ国に入っているものの、今大会が初出場で、世界ランキングも49位と高くありません。そんな開催国カタールを含む4カ国は以下の通り。

  • カタール(初出場)
  • エクアドル(4回目)
  • セネガル(3回目)
  • オランダ(11回目)

世界ランキングだけで見ると、エクアドルが44位、セネガルが18位、そしてオランダが8位と決勝トーナメントに進む二カ国はセネガルとオランダで決定な感じですが、今回の記事では勝敗予想ではなく注目選手紹介なので、チームの力は横に置いておきましょう。

1. フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表・英リヴァプール所属)

昨シーズンまで日本代表の南野拓実が所属したリヴァプール(イングランド・プレミアリーグ)に所属する世界トップクラスのディフェンダー。31歳とキャリアの円熟期を迎えているファン・ダイクはフィジカルの強さと高さ、そして前線へのフィードの精度などを武器にチームを底から支えるCB(センターバック)です。リヴァプールと同様にオランダ代表も4バックを採用する予定。

193cmと言う長身でありながら、スピードも俊敏性も兼ね備えているのが怖すぎるのですが、その恵まれた身体性能だけに驕らず、高いサッカーIQdえ、ポジショニングを常に意識したプレイで危機を未然に防ぎまくります。

さらに、奪った後に一気に攻めに転じる好フィードを放てるのですから、対戦相手はマジで嫌すぎるでしょう。チームのキャプテンとしての闘争心も加わり、オランダが悲願を果たすために不可欠なプレイヤーです。

注目ポイント

ヘディングが強いため攻撃面でもセットプレーなどの時に脅威となります。リヴァプールではクロス精度を誇るTAAことトレント・アレクサンダー・アーノルトがいるため、CK(コーナーキック)時の相手側は怖いでしょうねぇ〜。オランダ代表といえばヨハン・クライフやマルコ・ファン・バステン、ファン・ニステルローイ、デニス・ベルカンプといった得点能力に長けたレジェンドプレイヤーが数多くいますが、元代表ではスーパースタークラスのFWが不在です。

なので、次に紹介するデ・ヨングもそうですが、こうした最前線のプレイヤー以外がどのような活躍を見せるのかが今大会でのオランダを観る上でのポイントになりそうです。

セットプレイでの脅威!

イングランド戦では右足一閃のゴールも決めていますが、あれだけの守備力があって、攻撃面でもこの脅威というのは、、、、!!です。

2. フレンキー・デ・ヨング(オランダ代表・西バルセロナ所属)

続いてもオランダ代表。まだまだ伸び盛りの25歳のミッドフィルダーは、2019年よりタレント軍団、FCバルセロナ(スペイン・リーガエスパニョーラ)に所属しています。バルサに移ってからは伸び悩んでいるという評価もあり、昨夏には移籍(売却)の噂もあったデ・ヨングですが、個人的には今大会での活躍に大きな期待を寄せています!

注目ポイント

ミッドフィルダーの中でも中盤の底を任されることも多いため、派手で目立った動きを見ることが少ないかも知れませんが、シンプルで無駄の無いタッチで囲まれるシーンでもするすると抜けていくドリブルや、ドリブル時の姿勢の良さから感じられる安定感が大好きです。アシストのもう一本前の決定的なスルーパスなんかも期待したいプレイヤーなので、この選手を追っておくと、試合の展開の中盤以前から楽しめると思います!

イングランド戦でのシュアーなプレイ

3. サディオ・マネ(セネガル代表・独バイエルン・ミュンヘン所属)

お次は昨夏リヴァプールから移籍して話題になったセネガルのエース、マネ。セネガルはアフリカ勢の中で最も上位が狙えるチームと言われており、GKのメンディとCBのカリドゥ・クリバリといったチェルシーでプレイする2人を始めタレント揃い。しかしながら、そんな中で確実に覚えておかなければならないと言えるのが、この、マネです。

夏にリヴァプールからブンデスリーガの絶対王者(10連覇)、バイエルン・ミュンヘンに移籍した際はさまざまな意見が聞かれました。リヴァプールで4冠を逃してまだ上を目指すべき中で、逆に10連覇を達成して上がないようにも感じられるとともに、プレミアより弱いとされるドイツリーグへの移籍は消極的との評価もありました。しかし移籍先のバイエルンでしっかり結果を残していて、W杯での活躍は確定的と言える状況です。現在30歳で前回のロシア大会を知ることも含め、今大会がキャリアで最大の活躍を期待できるマネは、そのロシア大会では日本代表戦でもゴールを決めています(試合は2-2で引き分け)。

注目ポイント

身体能力が高く、スピードに乗ったプレイは観ていて爽快。瞬発力だけで敵を無力化するスピードスターであるとともに、前線から積極的に守備(プレス)を仕掛けつつも頻繁に自陣深いエリアまで戻る運動量の多さもあり、身体能力とスタミナでチームに多角的に貢献するプレイヤーです。クラブチームでの活躍は当然ながら、国の代表という立場に立った時の闘争心も強く、W杯という舞台での躍動が容易に想像できる選手の一人です。

この身体能力を活かしたゴールよ

グループBの注目選手!

続いてはグループBです。こちらはグループAよりも世界ランクで見た時力が拮抗しているグループです。

  • イングランド(16回・優勝1回)
  • イラン(6回)
  • アメリカ(11回目)
  • ウェールズ(2回目)

唯一の優勝経験チームであるイングランドは世界ランク5位と優勝候補です。そこに14位のアメリカ、19位のウェールズ、そして23位のイランがどう挑むかという構図ですが、アメリカは過去に3位という最高成績を記録しているのに対しイランは過去5回の出場で一度も決勝トーナメントに進んだことがありません。その辺りも踏まえ、2位までの決勝トーナメント進出争いは、イングランド、アメリカ、ウェールズの戦いとみるファンも多いでしょう。

1. ハリー・ケイン(イングランド代表・英トッテナム所属)

優勝候補であり、個人的に”推し”のイングランドは、ネイションズリーグでは不調ですが、タレント揃い。その中でまず名前を覚えて欲しいのがこの選手です。フルネームで呼ぶと、ハリケーン(台風)と近い発音になるので覚えやすいはず!

パッと見、もうちょっとおっさんにも見えますが(髭のせい?)、現在29歳と最も脂の乗った状態で挑むW杯になる世代。所属するトッテナムでは10番を背負い、昨シーズン得点王の韓国代表FWソン・フンミンとの素晴らしいコンビネーションで毎試合観客を魅了しました。

前回大会の得点王!

代表デビューは、あのウェイン・ルーニーとの交代で出場したケインは、2015年から常にイングランド代表に名を連ね、前回大会では25歳の若さでキャプテンを任され、そしてハットトリックを含む6ゴールを記録し、大会とくて脳に輝いています(チームは4位)。

注目ポイント

そんなケインの注目ポイントは、ストライカーとしての嗅覚。顔に似合わず(?)、そのシュートはとても精度が高く、GKと1対1になった時の「決めてくれる」感は圧倒的。いわゆる「ゴラッソ!」的なスーパーゴールを量産するイメージはなく、しかし、上記の通り、決めるべき時に確実に決めていく信頼性と、トッテナムでは昨年のソン・フンミンの得点王獲得を大きくサポートしたアシスト(ポストプレー)も目立ちました。自分自身が得点力のある海外プレイヤーは、どんどん自分で打っていくイメージを持たされることも多いものですが、ケインは周りとの連携力にも長けていて、ストライカーに必要な嗅覚と、周りと確実な連携を取れる力まで持っていて、もう、自分が監督なら確実に一人は欲しい能力を持ったスーパープレイヤーです。

FWは点を決めてナンボなところもあるのがサッカーなので、前線のプレイヤーなのに得点がないと注目しなくなってしまうかも知れませんが、ケインについては、「え、なんでそこにいる?」という嗅覚を感じさせるポジショニングや、周りを生かす動き、そして献身的な守備など点を取る以外のところでの注目ポイント目白押しのプレイヤーです(大好きです)。

It doesn’t matter!!!!

Lewandowski or Kane?

2. ブカヨ・サカ(イングランド代表・英アーセナル)

続いてもイングランド代表のFW。まだ21歳のサカは、今回が初めてのワールドカップとなりますが、徐々にチーム内での序列を上げており、カタール大会での先発出場に期待しています。

アーセナルではサイドバックでの起用もありますが、代表ではウィングでの起用が予想されます。センターでどっしり構えるケインとの連携に期待が高まります。フィル・フォーデンとのスタメン争いがどうなるか、気になるところですが、個人的にはサカの先発を観たい!

アーセナルでの右サイドからの仕掛け集

https://twitter.com/rKLDY/status/1576226024651558912?s=20&t=y4wRTolJ2dmx_SOx9Py-Kg

注目ポイント

ナイジェリア人の両親を持つサカは、ナイジェリア代表を選択することも可能でしたが、2020年よりイングランドAチームでプレイしています。アフリカの血が、というと人種差別的というような声が出るかと気になるものの、身体能力としてはアフリカの血を感じるプレイをよく目にします。そこに、イングランド育ちである生い立ちからくるテクニック、インテリジェンス感じるプレイが相まって、観ていて気持ちいいプレイヤーの一人です。

そういうドリブラーは結構いるのかも知れませんが、切り返しのシャープなドリブルに目を奪われます。外に広く展開してラストパスを出すこともできれば、中に切り込んで行って自分でフィニッシュしたり、細かいパスワークで前に進んでいく推進力があり、これぞイングランドサッカー!と思うようなプレイで魅了されます。

そして何より、笑顔がかわいい。

3. セルジーニョ・デスト(アメリカ代表・伊ACミラン所属)

アメリカ代表から誰を選ぼうか悩んだんですが、「これぞアメリカ」と言う意味合いも込めてデストを選びました。なぜ「これぞアメリカ」なのかというと、彼はオランダ生まれ、オランダ育ちで、アメリカに住んだこともないのにアメリカ代表だからです。父親がアメリカ国籍であることからU-17時代から歴代のアメリカ代表で活躍しています。

国を代表すると言うことについて、アメリカについてどんな気持ちを持っていて、どんなメンタリティで国を背負って戦うんだろう?と前から感じていましたが、注目ポイントはそんなバックグラウンドだけでは、もちろんありません。

注目ポイント

今年の9月にバルサからレンタルでACミランに移りました。基本的に右SBでプレイしますが、右SHや右WGなどマルチにプレイ可能で、攻撃力も誇ります。アメリカ代表でも右SBでの起用が濃厚ですが、攻撃的SBとしてサイドからの上がり、そしてドリブルでの仕掛け、キラーパスに注目してもらえればと思います。

左足から放ったゴラッソ!

4.ギャレス・ベイル(ウェールズ代表・米ロサンゼルスFC所属)

Bグループ最後の一人はこの人、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)。今シーズンから戦場をMLSに移しましたが、かつて8シーズンレアル・マドリードで過ごしたFWは、間違いなくウェールズの至宝ですが、サッカーファンにとっても観ていて幸せになるプレイヤーです。ウェールズ代表ではこれまで40得点を記録しており、今回のワールドカップ予選でも、欧州プレーオフでのウクライナ戦でオウンゴールを誘発する素晴らしいFKを魅せました。この得点でプレーオフを勝ち抜き、ウェールズ64年ぶりのワールドカップ出場を勝ち取ったため、国ではもう、スーパーヒーローですよね。

注目ポイント

トッテナムへのレンタル移籍後は背番号をアセンシオに取られていたり、コロナ感染や怪我に悩まされ、最終的には構想外となって契約満了で退団→アメリカに渡る形になるなど、33歳のFWとしてはキャリアの終着点が見えてくる展開ですが、64年ぶり、つまり自身にとっては初となるワールドカップで輝いてくれることに期待したいです。

プレイとしての注目点は、世界最速とも言われるスピードを誇った推進力感じるドリブルとワンタッチでも精度高いシュート能力。FKでもコーナーバチばちについてくるし、ミドルシュートでも同様。ドリブルは、スピードもそうなんですが、「え、そっちに切り込む?」と言うような予想外の方向に狙っていくアグレッシブさも素晴らしい。

全盛期は過ぎたとはいえ、正確な左足でのプレイはまだまだ見るものを魅了する魅力に溢れているので、イングランド、アメリカというランク上の上位チームにどう立ち向かっていくのかが注目ポイントですね!

4月に2得点したオーストリア戦!

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!