【レビュー】PARKER「ソネット」〜悩み抜いた末選んだCEOの一本!〜

🌟2020年7月に更新!!

こんにちは、このほど”社長”という肩書きを得たLeoです。

いきなりの社長アピール

いやw違うんだって、今日の話題がそこ重要やねん

へー、そうなんや、ボールペン話やろ?

ということで、社長になった30代のLeoが”清水の舞台から飛び降りる”気持ちで10,000円を超えるボールペンを買ったお話とそのレビューをお届けします。

  • 初めて高級ボールペンを買うまでの色々
  • ボクが選んだ「PARKER SONNET」のコト
  • 選んだ理由や細かいレビュー・評価(色んなペンとの比較)
  • このペンがオススメな人、オススメじゃない人

悩んだ末選んだのは、PARKER!

以前書いた通り、

社長として”ちょっといいペン”を探していたボクは、その後もう、頭の中がペンのことでいっぱいな1ヶ月を過ごしました(笑)

 

この記事では価格幅もある8本を紹介しましたが、

その中の1本でもあったイギリスの老舗メーカー、「PARKER」(パーカー)の「SONNET(ソネット)」というシリーズのボールペンを選びました!!!

パチパチ👏

同じ記事内で紹介したフランスの「Waterman」が作る、

「メトロポリタン・エッセンシャル」と最後まで悩んだんですが、”ある決め手”があってPARKERに決めました。

PARKERにした”決め手”とは?

その、”ある決め手”というのは、

「替え芯」です!!

こちら、先日紹介した「Pelikan」(ペリカン)の「STOLA」(ストラ)の芯と、ソネットの芯を並べた写真です。

わかります?

形状がまったく同じですよね。

そう、

この芯、通称「パーカータイプ」とも呼ばれる「G2型」というもので、多くのメーカーが採用しているんだって!

なので、替え芯の互換性が高いのですよ!!!

このメリットってわかりますか?

替え芯の互換性が高いメリット

メリット的なものはいくつか考えられますが、

替え芯が同じということは、PARKERのペンを買えば、他社の芯を色々楽しめるってことです!!

逆にメトロポリタン・エッセンシャルは、互換性が低いペンなので、

純正の芯が好きじゃなかった場合、Watermanの替え芯に縛られるのことになっちゃいます。Watermanの芯が大好きや!って人なら大丈夫ですけど、このメリットも理由にボクはPARKERに惹かれました。

開封の儀

といった経緯でようやくゲットした高級ボールペン!

最新のアイテムでも何でもありませんが、定価12,000円(税別)という高価なペンです。ケースもそれなりに高級感があり、開封の儀を行わずにはいられませんでした(笑)

高級筆記具ですのでこの様なしっかりした化粧箱に入って来ます。

直径1cmにも満たないボールペンに「こんな大層な箱。。。」という気もしなくもないですが、贈答品としても贈り、贈られることが多い高級筆記具なのでこれくらいのサイズ感がないと釣り合わないのかも?ですね。

箱を開けてもまた高級感を演出する”SONNET”の文字となんか色々書かれた物が出て来て…

これをとったらやっとペン本体とご対面となります。

そしてそのペンもなんか寝心地よさげな空間に横たわっていて、定価1万円越えを感じるVIPな様子です。

取り出してみると、これまで何度もお店で握って来たペンです(当たり前)。

ようこそ我がオフィスへ!

Leo的お気に入りポイント!!

このペンを選んだ最大のポイントが替え芯の互換性と書きましたが、もちろん他にも選んだ理由はありまっせ!ってことでボクのポイントをまとめましたよ〜。

PARKERの、矢羽クリップ!

ひとつ目のポイントは、”一目”でPARKERとわかる「矢羽クリップ」です。

廉価モデルでも付いてくるこの矢羽型のクリップが、

例えば胸ポケットにペンを指しているとどーんと胸元で輝き、「お、パーカーやんか!」とアピールしてくれるのです。

胸ポケットに刺したイメージ

別に高級品をチラつかせたいというわけでもありませんが、ベンツやBMWなどの高級車に輝くエンブレムにも似たなんとも言えない所有欲を満たす要素ではあります。

ちょっとデザインが変更になっていますよ

ちなみに、こちら(上写真)が最新モデルの矢羽デザイン。数年前にリニューアルされています。

↑こちらが旧シリーズのデザイン。ちょっと違いますよね?

見比べてみないと気づかないくらいの微細な変更ですが、新しい方が少しシャープになっているかも?

詳しい人でなければ気づかないレベルのことですが、もし持っている人を見かけたら、今のボクならそこまでチェックしてしまうかも知れません(笑)。

とは言え、そんなアピール力高しの矢羽クリップながら、やはり万もする道具を気軽に連れ出すことはできません。心理的に。なので、胸ポケットで輝く日はなかなか来ないだろうな、とも思っていますが、とにかくこれからはこの矢羽を見て、仕事を頑張るぞーというやる気に変えられたらな、と思っています!

デスクで輝くゴールド

今、こんな感じでペンたてにおりますが、このゴールドがとっても輝いています!

実は、Sonnetは光沢のあるブラックと、ボクの選んだマットブラック2種類あって、マットブラックならではでしょうね?光沢あるゴールドがすっごく綺麗なんです!

ペンたてがはらぺこあおむしなんでちょっと高級感を損ねていますが()でも高級感満点のゴールドxマットブラックもめっちゃ気に入りました。

書き味、書き心地

さて、それではペン本来の役目について語りましょうね。

どれだけカッコ良くてもペンとして役立たずなら意味ありませんから(笑)

選ぶ過程で嫌ってほど試筆させて頂きましたので書き味についてはよくわかっているつもりでしたが、手元に来た今、再度手持ちのペン達と比べてみました。

  1. フリクションボール 0.5(定価250円くらい)
  2. フリクションボール2 ビズ 0.38(定価3,000円くらい・高級フリクション)
  3. セイラー G-FREE 0.7 (300円くらい)
  4. PELIKAN ステラ (2,000円くらい・生産完了)
  5. PARKER Sonnet (今回の記事で紹介)

以上の5種類で比べてみました。

フリクション2種

①と②は「フリクション」です。

消せる恩恵のため、色はやっぱり薄い目です。とはいえ、0.5mmと0.38mmはやっぱり日本語を細かく書くにはこれくらいが最適と感じさせます。

特に0.38mmの高級フリクションはカリカリな書き味で、ボクは大好きです。どうしても太めになってしまう欧州ブランドのペンより漢字や細かい字は書きやすいので字を書くという一点においてのみならSonnetよりフリクションビズを多用すると思います。

セイラー G-FREE

③はセイラーの「G-FREE」

0.7mmで少し太めになりますが、日本のボールペンはこれが多分スタンダードの太さ。特に良くも悪くもありません。

すこーーーーし、インクが粘着質すぎるかな?と感じますが、可もなく不可もなく、好きも嫌いも感じません(笑)。

Sonnetと違ってプラスチック筐体なので軽いですが、実はある程度重いペンの方が自重で筆圧が出るのでたくさん書くときは楽なこともあります。

Pelikan ステラ

生産完了になった高級ブランドの最安シリーズ。

芯の種類がPARKERと共通なので実は芯を同じものにすれば書き味は近いのかな?と思いました。

が、

重さのバランスの問題でしょうか???

ステラはなんだかお尻の方が重くて、ちょっと書き味が悪く感じました。より細身で重心バランスがいいSonnetの方が書き心地は良いです。

ただ、どちらも舶来品で、アルファベット文化の道具ですから最初についてくる芯は1.0mm程度の太さという点、

そして、

上の写真でPelikanで書いた④が霞んでいるのわかりますか?

調べるとPelikanのインクは結構最初が出にくいというレビューを見かけるんですよね。そのままの影響で字がかすれることが多いという難点が。。。

それに対してPARKERは結構ヌルッとサラっと目の書き味で、こういうかすれ現象がないです。

ペン自体の良し悪しではなく芯の要素ですが、

今の所PARKER > Pelikanという印象です。

🌟2020年7月に更新!!

今、さらにいろんなボールペンを試して、以下の5本を愛用しています!

今使ってるペン一覧

ドイツのLAMYが好きっぽい感じになってますが、Safariは2,000円以下ながらおしゃれで、しかもカスタマイズすると書き心地も上々でかなり気に入っています!

Sonnetは普段ぶいぶい使うタイプのペンじゃないのでそういう意味でもこれら5本がメインで使う感じになっています!

いろんなペンをランク付けしてみた

続いて、今ボールペンにはまっているボクが、

いろんな要素についてランク付けしてみました!Sonnetが気になっている人によりたくさんの情報をお届けできればと思います!

綺麗に書ける気がするペン

  1. フリクションボール2 ビズ 0.38
  2. アクロインキにカスタムしたLAMY2000
  3. PARKER Sonnet (今回の記事で紹介)

書き心地が気持ちいいペン

  1. フリクションボール2 ビズ 0.38
  2. PARKER Sonnet (今回の記事で紹介)
  3. アクロインキにカスタムしたLAMY2000

所有欲を満たすペン

  1. PARKER Sonnet (今回の記事で紹介)
  2. LAMY2000
  3. フリクションボール2 ビズ 0.38

人に自慢できる?ペン

  1. PARKER Sonnet (今回の記事で紹介)
  2. LAMY2000
  3. フリクションボール2 ビズ 0.38

見た目だけのランキング

  1. LAMY2000
  2. PARKER Sonnet (今回の記事で紹介)
  3. LAMY Safari(おしゃれペンの定番)

費用対効果的に一番おすすめするペン

  1. フリクションボール2 ビズ 0.38
  2. LAMY2000
  3. LAMY Safari(おしゃれペンの定番)

以上、6つのポイントでランキングを紹介しました!

総合的に言うと、やっぱりソネットはなかなか使用シーンを選びますし、気軽に持ち出せないし、芯も高いなどの理由から誰にでもオススメするペンではないかも知れません。

逆に、実用性を考えた時、それなりの高級感があり、書きやすさは硬くて字も細くて、間違いなくフリクションボール2 ビズが断然優れているし、消えてはいけないなら、カスタムしたLAMY2000かSafariが主力になる気がしています。

前に紹介記事で書いた通り、どうしても”消えるペン”じゃ困ることは絶対ありますからね。

LAMY2000は定価自体はSonnetと同額ですが、Amazonで5,000円台でゲットできることもあり、Sonnetよりは気軽に使っています!!

Sonnetがオススメな人は誰?

じゃあ誰にオススメのペンなのか?

  • 大人の嗜みとして1本持っておきたい”アダルト”さん
  • ボクと同じで”社長”などの肩書きを持つ人
  • この記事を読んで興味が湧いてしまった人

こんな方にオススメできるのではないかと思います。

1万円を超える契約を交わす書面、例えば車を買うときのローンにサインするとして、セールスマンが100均のボールペンを差し出してきたら?

契約書サイン

別にサインできりゃ同じではありますけど、今のボクなら、「え、このペンで100万円超える車買うの?」って思うはずです。

え、このペンで100万円超える車買うの?

ガタガタ言わんとはよ署名しやがれ

やっぱやめよかな(笑)

…なんてことはないかも知れませんが、

気持ち的にはこうなるかも知れません(笑)。

ボクは母が英会話教室をやっていますが、ボールペンに興味を持つようになってから、ある新規入会者に聞いてみたことがあります。

そんな高級ペンではないのですが、木で出来たちょっとだけおしゃれなペンを使って契約書を書いてもらったんですよ。

で、

「どうですこのペン?」って聞いてみたら、

「なんか高級な気持ちになっていいレッスンが受けられそうな気持ちになります✨」

っておっしゃったのですよ。

入会金だけで10,000円もらっているので、まあ100円のペンで契約書書くよりは気分がよかったのでしょう!

つまり、

ビジネス関係での効果を思って1本、ちょっといいペンを持っておくことは十分意味があるということだと思います。

書いた通り、高いペンですから、

気軽に、そして乱雑には使えませんので、筆箱にポイッて入れるなどするものじゃないため、そういうペンと使い分けが必要になります。

↑ボクはこうして持ち歩いています(保管時も)ので、その辺の視点でも使いたい人、必要な人を選ぶクラスのボールペンだと思います。

でも、 ステータス面なども考慮すべき大人は手にしても良いかもしれませんねっ。

総括・まとめ

  • 悩み抜いて買ったSonnetは素晴らしい1本
  • でも、常用するペンではない
  • つかう場面を考えて使い分けが大事
  • でも、あなたが大人なら1本は持ってもいいのでは?

起業して一年。5年目なう

少しずつ”大人”に成長していくデスク周りと、(もしかしたら)ボク、そして会社であってもらいたいもの!

実際に外で振り回すことは少ないと思いますが、オフィスでしっかり大事に使い、そして、こうした素晴らしい逸品に見合う人間になれるようこれからも頑張っていこうと思います。

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!