「iOS17」の新機能、「スタンバイ」を使ってみた。

Mac歴27年目、iPhone歴14年目のボクです!

今日は、19日に公開された「iOS17」の新機能、「スタンバイ」を使ってみたお話です。

What’s 「スタンバイ」?

前提として、今回紹介する「スタンバイ」機能について紹介しますが、以下にアップル公式サイトに記載されていた文章をシェアします。

スタンバイは、充電中のiPhoneを横向きに置 いている時に、離れた場所からでも情報を一目で見られる ようにデザインされた新しいフルスクリーン体験です。ナイトテーブル、キッチンカウンター、デスクに置いている時に ぴったりです。

引用:iOS 17で利用できる 新機能。(アップル公式)

表現はアレですが、要はデスクやナイトテーブルなどの上に”横向きに”設置したら、デジタル情報表示端末になりますよ、って機能です。

こちらは公式で紹介されている画像で、おそらくベッド横のナイトテーブルに置かれた状態を見せていると思われます。

今回のこの機能は、ただ充電するだけではなく、充電状態にある時にも有意義な存在価値を感じさせるための新機能です。

誰のための機能?

この新機能は一体誰のためのものでしょうか?Apple Watchも充電中にシンプルな時計表示となり、小さいながらも置き時計化する機能が結構初期に搭載されましたが、それが進化してiPhoneにやってきた認識です。

ベッド横に置くことが一番の想定?

寝る時にiPhoneを充電する人は多いと思いますし、そのため、ベッド周辺にMagSafe台やLightningケーブルを設置している人が多いと思います。(これからはUSB type-Cケーブル)

ボクはスタンドタイプではないMagSafe充電器がベッドに伸びている状態になっています。

そして、このナイトテーブルに置き時計を設置する人も多いと思います。

ボクは視力が悪いので、時計を置いても裸眼で見えないため置いていませんが、時計機能のみならず、アラーム機能目的、昔ならラジオ機能が付いているもので音楽を聴くことも兼ねるものなどもあったのではないかと思います。

ボクの場合、画面のないタイプのAlexa Echo dotを置いていて、時間を知りたいときはAlexaに、「今何時?」と聞いて知るようにしていますが、視力の良い人や、寝る前、後すぐメガネをつけるタイプの人ならやっぱり時計を置いていることが多いと思います。

後述しますが、今の所対応しているアプリはめっちゃ多いわけじゃないですが、例えば天気予報の表示は朝起きた時にさっとみれるとありがたいでしょうし、そういった感じで、寝る直前、起きてすぐのタイミングで目にしたい情報を想定して対応サービス、アプリが増えていくのではないかと予想します。

オフィスデスクでも有用かも?

公式では、ナイトテーブルの他に、キッチンデスクという単語が書かれていますが、ボクの中でキッチン作業中にiPhone程度の画面サイズで認識できる情報はあまり有用ではないと感じます。

ただ一方で、オフィスデスクに置く場合は”アリ”かも知れないと感じます。

スマホ依存みたいな人なら仕事中でもチラッチラスマホを見たり、手に取ったりしてしまうのではないかと思いますが、職場環境によっては手に取るとまずいところもあるでしょう。しかし、LINEの通知だったり、天気予報だったり、職種によってはさっと見られる情報に価値を感じられる人も多いでしょう。

続きにボクのデスク上の話を紹介しますが、こういうタイプの人にとって、デスク上に設置すると時計が大きく見られることも当然ですが、今の気温とか、天気予報とか、スマホに降りてくる情報がパッと見られる環境が簡単に手に入るのは良いことでしょう。

使ってみたレビュー

では、実際に使ってみましょう。

「スタンバイ」の使い方

使い方は簡単で、iOS17にアップデートすると、「設定」の中にスタンバイの項目が追加されているのでそこに入ります。

基本的にデフォルトで「ON」になっているので、実は特に何かを触らなくても発動する機能なので、逆に言うと、発動して欲しくない人はこの項目から「OFF」にする必要があるという感じです。

こちらの一番上の項目が、スタンバイを発動させるかさせないかのON/OFFです。

発動条件

スタンバイには発動条件が3つあります。

  • スタンバイ機能が「ON」であること(初期設定)
  • MagSafe、Qi、Lightning/USB-Cで充電中であること
  • 横向き、かつ、起こした状態を維持する

機能の「ON」は初期設定のままいじらなければよくて、充電も、現状対応するすべての方法でとにかく充電状態であればOK。最後の3つ目だけ少し間違う人がいるかも知れませんが、机に寝かして置くような感じでiPhone画面が地面と平行だとダメで、画面横向き、かつ地面に対して垂直の状態でなければなりません。

設定が間違っていなければ、条件が整ってしばらくするとスタンバイモードに入ります。初めて使用する時、上のような画面が出ます。これが出れば、以降は毎回自動的にスタンバイモードが起動します。

細かいウィジットの設定

スタンバイにはいくつかの画面種類があって、自分好みのものを見つけるまでいじってみる必要がありますが、対応しているアプリのウィジットをうまく使いこなせば、かなり自分にとって都合いいものが作れるのではないかと感じました。

これは実際にいじってみてもらうのが一番と思いますが、こんな感じの、これまでもウィジット機能を使ったことがある人なら見たことのある感じの画面で表示するウィジットが設定できます。

現状、対応アプリはとても多いとは言えませんが、これから増えるでしょう。

表示の種類

表示は大きく2通りあって、左右半々に分割されたタイプと、全面タイプ。その中で前者は左右それぞれウィジットを設定でき、また、上下スワイプで切り替えが瞬時にできる感じです。

こいつが初期設定。左が時計、右がカレンダーです。時計の表示スタイルはいくつかの種類から選べます。

右を「天気」に変えてみると、現在の気温と、下に天気、最高気温/最低気温が表示されます。

SafariでReading Listに登録している記事にアクセスするウィジット。

何年か前の「今日の写真」を表示させるウィジット(iPhoneに入っている写真から選定)。

ここからは全画面タイプ。大きな時計に何種類かあります。

時間とちっさく日付、気温が出るタイプ。

なんか動くやつ。

腕時計っぽいアナログ系のやつ。

こいつは面白くて、登録している世界中の時間がドット表示の世界地図からタップで選べて、その時間が即座に表示されるタイプ。世界中の時間を即確認しながら作業する人にうってつけ。

自分のいる場所の時間に切り替えると、左にロケーションアイコンが表示されます。

ちなみに日照エリアが明るくなっているのもいいデザインです。

デスクに置いてみた

とりあえず画面は初期設定のもので、デスクに置いてみました。

ボクはデスクにいる時はMagSafeの充電器を背中につけています。これはQiの置くタイプよりも使っていない時の面積が小さいことや、置き場所のズレで充電がなされないことがあること、そして充電速度の差などが理由で最近変えたものですが、こうして使うと、ケーブルがめっちゃ邪魔です。壁に向かってデスクを置いている方なら、ケーブルは壁の方に伸びているかと思いますが、ボクはそうじゃないので、これだと困るなと感じました。

しかし、”そんなこと”全然関係ないくらい、ボクにとってこの新機能がデスクに置いては有用ではないと感じる理由がありますので次の項目で説明します。

ちなみに、ボクは今iMacをモニター台の上に載っけて使っていて、そのモニター台にスマホ置くパーツ?があるのを初めて使いました(笑)。

これ。

ボクにとって(とりあえず)不要と感じた理由

先に書いた通り、視力が悪いボクにとって、ナイトテーブル上に時計は不要です。また、キッチンでも不要な上に、充電設備を設置する面倒さも感じるため、キッチンでの運用もなさそうです。となると、デスク上での利用を考えますし、デスクにいる時にも多くの場合iPhoneは充電状態にしているため、理には叶っているかと思いました。

しかし、以下の理由で、ボクには不要かと(今の所)感じています。

理由:Amazon Echo Show 5がいるから

ボクのデスク上はそんなにスッキリしていません。残念ながら。

しかし、できるだけスッキリさせたくて、去年くらいから、卓上カレンダーを置かなくていいように、Alexa用のEcho dotをEcho Show 5に置き換えました。

以前こちらの記事でも紹介したライフハック術により、この画面に自作カレンダーを表記させるやり方にとても満足していて、幸せなデスクライフを送っています。

Echo Show 5も設定をいじればニュースや、Amazon Musicでプレイ中の音楽などいくつかの種類の画面を切り替えて表示してくれます。ボクの第二世代ちゃんは、ちょっとCPUが弱いのか、レスポンスが悪いのでサクサク動かず、ストレスを感じますが、ボクの場合ほぼずっとカレンダー表記になってて、横目でカレンダーを確認する機能に特化していますのであまり関係ないです。

特化させているのですが、とはいえ、Alexaに話しかけると色々調べてくれて、音声に加えて文字でも情報を載せてくるし、5インチという画面サイズはiPhone 14 Proより少し小さい数字ですが、縦横比の都合でしょうか?体感Echo Show 5の方が大きく見えるくらいです。

また、サイズは大きくないですが、時計と天気、現在の気温が左上に表示され、左下には日付と曜日も表示されているので、チラ見で確認したい情報はほぼすべてEcho Show 5で見られるんですよね。しかも、カレンダーは自作の画像ですので、特別な予定がある日を色を変えたり、ボクの場合「一粒万倍日」とか「満月」「新月」を表記させていて、そういうカスタマイズされたカレンダーが表示できている点で(作るのが毎月めんどくさいところもあるものの)かなり気に入っています。

役割がかぶるのね

二つのディバイスを比べるために同じ角度で写真を撮ってみました。

iPhoneの方がカスタマイズ性や今後の可能性はあるものの、同じくらいのサイズで、同じような情報が表示されることから、「2台運用」は考えられません

多分、Echo Show 5を持っていなかったらかっこいいスタンドを購入して、今Echo Show 5が鎮座している場所に置いたかもしれませんが、とりあえず今は要らないですね。

(記事書いてて気づいたけど、18日の祝日に色つけるの忘れてるwwww)

まとめ

今回のiOS17はあまり目玉らしい機能がない、ゆるーいアップデートだったように感じていますが、そういう年もある!iPhone 15シリーズも然りですからね。

しかし着実に進歩を続けるiOSの新機能はいつだって気になるので、早速その一つを試し、レビューしてみました。

対応ウィジットの追加で化ける余地も多々あるこの機能ですので、今日の時点でイマイチに感じても、いつの日か急にめっちゃ欲しくなるやも知れません!

ってことで、今回の記事はここまで。

対応機種をお持ちの方ならすぐにOSアップデートしてお試しいただける機能ですので是非お試しください!

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!