国内のSUV人気の火付け役、「CX-5」が2代目に更新されて間もないマツダが、28日、新型クロスオーバーの準備があることを突然発表しました。
新型クロスオーバーSUV「マツダCX-8」の導入を公表しました。
「CX-8」という名称から現行の”CX”系2モデルである「CX-3」とCX-5より上位モデルだということが予想されますが、このCX-8はミニバンを置き換えるモデルとして登場する様です。
ミニバンからSUVへの時代の流れ
マツダは以前から「脱・ミニバン」を宣言していて、長年展開して来た「MPV」や「プレマシー」をやめるとしていました。ボクは初代MPVや2代目プレマシーを乗っていたことがあるのでそれをさみしいなあと感じていましたが、車のスタイルには流行り廃りがあって、あれだけ流行っていたミニバンが今はSUVに人気をとって変わられている現状を正確に理解した次なる展開なのでしょう。
廃止になったMPV最終バージョン
そう言えば、
ボクの大好きなプジョーも、「3008」や「5008」をミニバンスタイルからSUVスタイルに大きく変えて来ましたね。トレンドに合わせた戦略はどこのメーカーもやることなんですね。
左が旧型、右が新型
公式画像から妄想すること
「CX-8」6人乗り仕様
マツダが今回公開した画像は1枚で、このインテリアの画像のみでしたが、3列シートであることと、その高い質感が一見して見て取れます。
『CX-8』は、マツダらしい走りやデザイン・質感を備えながら、3列目まで大人がしっかり座れるパッケージングを実現した新型クロスオーバーSUVであり、多人数乗車とともに上質さをお求めになるお客様に向けた、マツダの新しい提案です。
と、公式ブログにある通り、”3列目まで大人がしっかり座れる”ことを目指したデザインの様です。
6人乗り仕様と、7人乗りの展開があるそうですが、唯一出た画像が6人乗り仕様ということから、2-3-2となる7人乗りより、よりゆとりがある2-2-2になる6人乗りを売りたいのだろうというマツダの戦略的姿勢が感じられます。
国産車といえば、サイズを抑えつつも中の広さを求める、という考え方からミニバンが人気になったという経緯がありますが、そうではなくて、大人がゆったり乗れることを優先するという戦略はよくある国産車とは違って、ラグジュアリーブランドが考えている様な車作りに近くなって来ているのかなーという印象です。
公表されているサイズから思うこと
同時に公表された情報は、全長4,900mm×全幅1,840mm×全高1,730mmというサイズ(ホイールベースは2,930mm)
パワートレインは、2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンの「SKYACTIV-D」と6速ATの「SKYACTIV-DRIVE」の組み合わせ。
車幅はCX-5と同じですが、全長が455mm長くなっていて、その分が3列シート化に繋がっています。
日本導入か?と言われていた中国で展開中の「CX-4」は全長4,633mmなので対CX-4でも267mm程度長い作りですね。なお、CX-5よりも低い1,690mmという全高はCX-5とCX-4の狙うところの差を感じさせますが、同じ「偶数CX」であるCX-8ながら、狙う車は全然違うのかも?と思わせます。
国内未展開の「CX-4」
まとめ
プジョーと同じくSUV攻勢を見せる予感を感じさせるマツダですが、国内未展開の「CX-4」や、「CX-9」(北米向けモデル)を含め、これで5モデル展開になるのは注目したいポイントですね。
最近アウディが小型モデルの「Q2」を発表したり、メルセデスも「GLA」をモデルチェンジしましたが、やっぱりこれからしばらくはSUV人気が続くのでしょうかね。
ボクは金額とか車庫のサイズを気にしなくていいならプジョー「3008」やLEXUS「NX」あたりがいいなーと思いますが、外観次第ではこのラグジュアリー寄りの作りに見える「CX-8」も気になるモデルになりそうです!