16歳の時学校でパソコンを覚えた時、それがMacだったことからそれ以来20年以上も”マカー”(Appleユーザー)であるボクですが、先日、同じくらいのMac歴を持つ旧友と「Surfaceいいよなあ」と話していました。
時代の流れはタブレットですが、やっぱりパソコン的な使い方もしたい、という需要にぴったりはまるのは「iPad Pro」ではなく、Surfaceな気がしているマカー2人がいたわけですが、そんな魅力的な商品を投入して久しいMicrosoftが新たにアップル潰しの攻勢を深めるべく(?)純粋なノート型パソコンを投入する様です。
Surface Laptop
日本ではまだ未発表ですが、アメリカでの価格は、最安モデルが、Core i5、4GB RAM、128GBストレージで、$999から。これは、ちょっと特殊な機構を持った上位ラプトップ、「Surface Book」( $1,500くらい)とボクたちが羨むノートタブレット、「Surface Pro」($900くらい)の間くらいの値段帯で、安い方の「MacBook Air」と同じ値段であることから(MacBook Airはメモリ8GB)、MacBook Airがガチンコの相手にも見えますが、4色展開でスタイリッシュさを持つことから、「MacBook」($1,299から)対抗も十分考えられるモデルとなっています。
スペック
- Core i5 or i7
- 4GB or 8GB or 16GB RAM
- 128GB or 256GB or 512GB Storage
- 13.5inch
- 2,256 x 1,504 px
- 14.5h battery life
- 1,252g
- 4 colors: Platinum, Graphite Gold, Burgundy, Cobalt Blue
選択するCPUやRAMなどで選択肢は若干変わりますが、最安構成は$999から。どれも共通してアルカンターラ素材(Surface Pro 4と同じ)を使った肌触りのいいキーボードを採用しているのも特徴です。
色展開もおしゃれな4色で、同じく4色展開のMacBookとは少し系統が違う色味ながら、意識している感じは伝わります。
MacBookとSurface Laptopの色展開
特にこのバーガンディレッドはいい色に見えます。Sleekという言葉がぴったりなデザイン。
良さそうなポイント
ボクが愛用するMacBookはとても軽く、パワー不足な時もありつつも実用十分の能力を持っていて、「もうこれなしでは生きていけない」に近い存在感を持っています。
しかし、OSがMacOSですので、Windowsを利用して来た方や、仕事上Windowsである必要性がある人にとっては、「かっこいいけど、Macやからな〜」だった存在で、そんな人にとっては「お、Windowsでもええの出たやん!」となる製品かも知れません。
正直、タブレットとして使うギミックがない以上、MacBookを使って満足している自分からすると特に触手が伸びる対象ではありませんが、上記の様な人とか、Surfaceを使って見たけど、立てかけタイプの画面が微妙だった人とか、結局タブレットとしてはあまり使わなかった、という現Surfaceユーザーにもいいかも知れません。
何より$999スタートというのは学生向けのセールスポイントになります。
Microsoftがこのタイミングで出して来たのは少し早めではありますが、8月ごろから始まる新学期の学生向けパソコン商戦で戦うつもり満点な製品に感じます。
うちの会社でスタッフ用に導入するなら、システムの統一という意味でやっぱりMacになるかなーとは思いますが、スタッフがWindowsしかわからないって強い意志があれば、こいつを導入するのも悪くないかな、とは思いました。安くて、軽くて、おしゃれだから。
う〜んなポイント
上のスペック一覧でポート類を書きませんでしたが、この機種、USB3.0が3つなんですね。今流行りのUSB type-Cがないっていう。
MacBookになった時はちょっと時代を先取りしすぎてて、type-C一個とか結構心配もありましたが、時代が追いついて来て、逆についていな機種は「今時まだ?」感があります。
まぁ、MacBook Airにもついてないんですけどね。
あと、やっぱりせっかくタッチスクリーン搭載で、OSもそれ前提のデザインだということを考えると、高くてもSurfaceシリーズを選ぶ方が賢い気がするというところはあります。
安いラプトップが欲しければ、Ultra Book系で$500〜$700のものはたくさんありますので。
若い学生(高校生や大学生)が毎日持ち歩く課題もこなす道具には良さそうですが、正直ターゲットが「MacBookに嫌がらせがしたいだけ」にも見えます。
写真で見るSurface Laptop
おしゃれなカラーで4色展開。
開けた感じは普通のノートパソコンと変わらないふつーのノートパソコンスタイル。
キーボード周りの質感はアルカンターラ素材により柔らかく、触れごこちよさげ。
こうして見るとおしゃれ感は高い。
バーガンディーのイメージ。
コバルトブルーのイメージ。
プラチナのイメージ(Surface Bookと似てる)。
グラファイトゴールドのイメージ。
公式ページで掲載されているイメージ写真はどれも服装とか背景などの色をマッチしているのでちょっと現実味がない感じですが、ファッションも合わせてトータルコーディネートすれば、なかなかオシャレに使えそうです(笑)。
これもコバルトブルーでしょうか?光の当たり方でイメージが変わります。
まとめ
- 最安構成$999の純粋なノートパソコン
- おしゃれな4色展開
- USB type-C非搭載など疑問点も
個人的にSurfaceみたいなiPadかMacBookに期待し続けて、アップルはそういう方向に進まず、そればかりか560日以上もアップデートのない「iMac」でもアップルには裏切られ続けているので、Microsoftが今後どんな戦略で新製品を送り出してくるのかは常に気になるところです。