【MLB】21年ぶり!シアトルマリナーズが悲願のプレーオフ進出をもぎ取った!!!!!

シアトル生まれ、在住歴10年以上のLeoです!

1977年に創設され、45年でワールドシリーズに出場した経験がないという”弱小”チームとなっているシアトル・マリナーズが、イチロー移籍初年以来となるプレーオフ進出をもぎ取りました!

マリナーズの簡単な情報

Seattle Marinersは、略称「SEA」で表記されるMLB(アメリカ大リーグ)、American League(アメリカンリーグ、以下AL)所属のプロ野球チームです。本拠地は、ワシントン州シアトル市で、1977年に創設されました。ALでは西地区に所属しています。MLBでは最も北に本拠地があるチームで、Marinersの名称は、「水平」の意味であり、港町として栄えるシアトルにちなんでいます。

唯一のWS出場なし

全30チームが毎年争うワールドシリーズに優勝は愚か、出場もしたことがない唯一のチームで、ワールドシリーズ手前のプレーオフ(日本でいうCS、以下PO)にも21年出られないという状況。この長年にわたるPO不出場はアメリカのメジャープロスポーツチーム中ダントツワーストでした。

日本人選手としては、イチロー選手はもちろん、多数の日本人選手が所属して来ました。

主な日本人選手

  • 佐々木主浩(2000年〜2003年)
  • イチロー(2001年〜2012年/2018年〜2019年)
  • 長谷川滋利(2001年〜2005年)
  • 城島健司(2006年〜2009年)
  • 岩隈久志(2012年〜2017年)
  • 菊池雄星(2019年〜2021年)

21年ぶり、悲願のプレーオフへ!

かつてニンテンドーアメリカが出資していたこともあり、日本人選手の所属も多いチームですが、慢性的に弱いのでMLBの話題として名前が上がることが少なくなっていて、日本人でそこまで野球に興味がないという人にとってはよく聞く名前ではないはずです。イチロー選手の全盛期にはNHKなどで放送も多かったし、イチロー選手自体の偉業を届けるニュースで間接的に聞くことは多かったかも知れません。

MLBは選手入れ替わりが激しい

イチロー選手のように10年以上のスパンで同じチームでプレイする選手はMLBではほんの一握りです。日本でもトレードや戦力外からの移籍、FA移籍があって、選手は毎年入れ替わりますが、ゆうて数人ですよね。しかし、MLBは情とか全くなく、戦略上不要な選手は即切るし、欲しいコマは命懸けで取りに行くから、大谷翔平クラスでもチーム事情によってはサクッとトレードします。

だから、マリナーズの1軍登録選手で2018年以前からおったという選手は2人だけらしい。

愛着ある選手が減り、追わなくなっていたが、、、

ボクも2014年にアメリカ側の家を引き払って、大阪での時間が長くなった後数年はDAZNに加入して時差を乗り越えマリナーズの試合を観ていましたが、やっぱり2018年シーズンくらいからは球場で観てきた選手がほとんどいなくなって、愛着が薄れて行って、DAZNもやめて、積極的に追わなくなっていたのはあります。

2020年シーズンはCOVID-19の影響で60試合だった中でどんな戦いするかに興味があってちょっと追いましたが、選手をしっかり覚えるほどではなく。が、2021年シーズン終盤、「今年こそは??」と言うプレーオフ進出可能性が残る終盤戦であることを知って結構観る習慣が戻りました。

そして今シーズン、ディポトGMが言ってた再建が終わった勝負の年、全試合観るほどじゃないですが、結構追いかけていたら、PO進出となり歓喜!

2022年シーズンの歩み

先述の通り、MLBは毎年選手がかなり入れ替わりますが、再建期が終わった2022年もわかりやすい補強がなされました。暗黒マリナーズの歴史では多くが「失敗」に終わっていたため心配していましたが、割とハマったためPO進出をつかみ取れたと思っています。

シーズンオフ中の入団と退団

OUT!

カイルシーガー

シーズン30本塁打以上を記録しての引退、しかも34歳という年齢でということで驚かれたシーガーは、弟のコーリー・シーガーがスター選手級だったので、「コーリーズ・ブラザー」と呼ばれていたこともあるなどちょっとかわいそうなキャラだったのですが、ドラフトピックからマリナーズ一筋で過ごしたレアなプレイヤーとしてマリナーズファンからは愛されています。

フレイリー(レッズへトレード移籍)

2019年から3シーズンマリナーズで過ごしましたが、一番多く出場した2021年シーズンでも78試合の出場にとどまり、今後に期待という選手でしたが、エウヘニオ・スアレスとジェシー・ウィンカーを得るためにトレードに出されました。

IN!

ロビー・レイ(ブルージェイズからFA獲得)

2021年シーズンのサイ・ヤング賞受賞投手をブルージェイズから獲ったのが最大の補強です。当然ローテーション1枚目としての活躍が期待されましたが、今シーズンは32試合に先発し、189投球回と先発ローテーションの一角としての役割はしっかり果たしましたが、12勝12敗と負け数がかさみ、ERA(防御率)も3.71とエース格としては物足らない結果でした。POでは古巣と対決する確率が高いので、活躍に期待です!

アダム・フレイジャー

パドレスから獲得した二塁手。2021年途中までパイレーツに所属し、通算で.273を記録しています。

エウヘニオ・スアレス

フレイリーとのトレードで獲得した三塁手。7シーズン過ごしたベネズエラ出身の右の長打砲。2019年には49本塁打を記録しており中軸を期待されました。そんな2022年シーズンは150試合に出場し、31本塁打と期待通りの本塁打数となりましたが、打率が.236ともう一押し欲しいところでした(2020年、2021年シーズンよりは改善)。

ジェシー・ウィンカー

スアレスと共にトレードで加入した外野手は、2021年シーズンは.305の打率と本塁打24本を記録し期待されましたが、136試合に出場して.219、14本塁打と期待はずれに終わり、POのロースターからは外れています。

シーズン中の動き

シーズン途中で、ヒューストンが独走し始めた中で、PO進出の可能性が見えてきたあたりで、ローテーションの一角としてカスティーヨを獲得しました。

ルイス・カスティーヨをトレード期限に獲得!

マリナーズがPOを狙える位置にいることから不足していた右投げ投手枠を埋めるため多数の有望株を投げ打って獲得。2021年シーズンには16敗し、平均ERAも2点台だったシーズンがなく、エース格と呼ぶには不足があるものの、レッズでは開幕投手を2度経験しており、POなどの大舞台での活躍まで計算して獲得したのかも知れません。マリナーズ加入後は11スタートで、4勝2敗、ERA3.17でした。

フリオ・ロドリゲスと最大18年4億7000万ドルの巨大契約

8月26日、デビューしたばかりのルーキーとの契約としては異例の巨大契約で世間を驚かせました。8年、13年、16年、18年という契約期間が段階的である点や、MVPなどの受賞によって条件が変わるなど、ロドリゲスの活躍っぷりで契約がどんどん変わる内容が興味深いものの、最大18年はマイク・トラウトの12年契約を超えるMLB史上最長となります。つまり、13年契約で終わった場合でもその間に誰か他の選手がさらに長い契約をしない限りMLB記録になります。

引退後開帳付き特別補佐兼インストラクターとしてチームに帯同するイチローを師匠とする21歳は、イチローのデビューイヤーと同じく2ヶ月連続のルーキー・オブ・ザ・マンスに選ばれたり、強肩の外野手である点などが類似しています、右打ちである点は師匠と異なります。マリナーズだけでなく、2021年には東京オリンピックにも出場しており、MLB全体でも期待の若手です。

最大で39歳までの契約ですので、順調に育ってくれたら、フランチャイズ・プレイヤーとしてマリナーズの顔になってくれることに期待大です!当然、POでの活躍も大大大期待。

シーズン成績

90勝72敗、貯金18で地区の順位的には2位で終了。2017年以降ずっとPO出場となっているヒューストンに最終的に16ゲーム離される完敗でしたが、リーグ15チーム中では6位と好成績でワイルドカード2位に入りました。

13連勝も記録!!

勝ち数の推移を見ると、大谷翔平のエンゼルスが5月後半に急失速していることがわかりますが、マリナーズは7月、116勝を挙げた2001年依頼最長の13連勝を記録し、ヒューストンには及ばないものの一気に2位の位置を定位置にしました。

サヨナラゲームでWCを掴み取る!

現地時間10月01日、それまでクリンナップを打ったことがなかったキャッチャーのカル・ラリー(Cal Raleigh)が劇的なサヨナラホームランで2-1で勝利し、WC3位以内を確定させました!

前日も激しい撃ち合いを11回延長のサヨナラで制した翌日でした。

WC1位を得られればホームで試合ができるアドバンテージが得られるので残り4試合も気が抜けませんが、何より21年ぶりのPO進出が叶ったことでシアトルは沸いています。

プレーオフ展望

Playoff bracket template via MLB.com

今シーズンからWCが3枠に拡大され、昨シーズンまであった、2つのWCチームが1試合で決する試合が廃止。WILD CARDシリーズとして、WC1位と2位が2戦先勝の3試合を戦い、同時にWC3位と3つの地区優勝チームの中で最低勝率だったチームが試合するステージから始まることになりました。

WCシリーズを勝ち上がればヒューストンとのALDS

マリナーズは、WC2位となったため、第5シードとして敵地トロントでブルージェイズと対決します。勝ち上がれば、同地区の大敵、ヒューストンとの3戦先勝のALDS(アメリカン・リーグ・ディビジョン・シリーズ)になります。

106勝と圧勝した西地区のライバルは今期5勝12敗とボロ負けしています。投打に安定した実力者が並んでいて、2017年から6年連続でPOに進出している実力は脅威です。

ヒューストンを倒すとヤンキースか

WC3位のタンパベイ・レイズ、今年からチーム名が変わったクリーブランド・ガーディアンズ、もしくは第2シードのニューヨーク・ヤンキースのいずれかがALCS(アメリカン・リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ)で待ち受けています。

これに勝たなければ球団史上初のワールドシリーズ進出は叶いません。

ALCSは4戦先勝の最大7試合です。

初のワールドシリーズ!!!

険しい道ですが、もし勝ち進んだら、10月28日からナショナル・リーグ覇者との最大7試合、4戦先勝のワールドシリーズが始まります。第7試合までも連れ込めば、11月5日に勝者が決まります。

日本人目線で言うと、第6シードではありますが、サインディエゴ・パドレスが勝ち進めばダルビッシュ侑投手と対決することになります。しかし実力だけで考えるとワールドシリーズに勝ち進むのは、111勝をあげたロサンゼルス・ドジャースか、101勝で地区優勝のアトランタ・ブレーブス若しくは、同じく101勝しながらワイルドカードに回らなければならなかったニューヨーク・メッツ辺りかと予想します。

まとめ

アメリカのメジャースポーツ最大のプレーオフ非進出という汚名を払拭できた歴史的な出来事でしたので、テンション上がって記事にまとめてみましたが、興味ある方いらっしゃったでしょうか?

これからどれくらいマリナーズが勝ち進んでくれるかにもよりますが、個人的にめっちゃ”ワクワク”できることなので記事にしてみました!野球好きも、興味ない人も、この機会にマリナーズに注目していただけたら嬉しいです!

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!


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