シアトルマリナーズ、怒涛の勝ちまくりで地区首位に!

わっしょい!わっしょい!

昨年21年ぶりのプレイオフ出場を果たした弱小話がマリナーズ、今年に期待していましたが、開幕早々にエース左腕がTJ手術で離脱と暗雲が立ち込め、最悪でもないけど、勝ちきれない微妙な低空飛行を続けるシーズンとなっていました。

一瞬単独首位にも!

昨年は、枠が増えたワイルドカードを獲得することで、“ギリギリ”プレイオフに進出したマリナーズですが、今年は、ついこの間まで3位、首位を走るテキサス・レンジャーズに8ゲームくらい話されていて、去年に続いてワイルドカードが取れたら、、、くらいな感じでした。

しかしここに来て急に大型連勝を連発!7月20日以降の記録で多くのカテゴリーにおいてアメリカンリーグでトップとなっています!

7月20日以来の記録

25勝8敗の貯金17、得失点差+66、チーム打率2割8分、ホームラン数53本、この4部門がそれぞれリーグ1位です。

今月には2度の8連勝があり、しかもその間に1敗しただけなので、もしここで勝っていたらなんと17連勝だったすごい勝ち数で一気に追い上げ首位に立ちました。

8月25日ついに首位に!

驚異的な追い上げで現地時間8月25日についにレンジャーズを捉え、同率首位に立ちました。レンジャーズはシーズンを通して圧倒的な強さを見せていましたが、直近に8連敗を喫するなど、マリナーズとは対照的な失速で追いつきを許すことになりました。

8月26日、一時暫定単独首位!

試合時間が早かったため一瞬だけレンジャーズより0.5ゲーム差の単独首位となったマリナーズ!

現地時間8月26日の試合終了時点で貯金17の地区単独首位となりました。結局この後レンジャーズ(とアストロズ)が勝利したため再び同率での首位に戻りましたが、それでも8月にマリナーズが首位なのはなんか、嘘みたいです。試合動画(on YouTube)には、「ほっぺをつねらなくていいよ、これは現実だから」みたいなコメントも見られました(笑)。我らマリナーズファンにとっては、長すぎる暗黒時代を過ごしているので、こんなに強いことが信じられないという自虐ギャグです(笑)。

期待のスーパー新人、Jロッドが大暴れ

昨年、21歳の新人ながら、最大17年4億7000万ドル(今日のレートで約686億円)という超大型契約を結んだフリオ・ロドリゲスは、その大きすぎる契約自体が驚かれましたが、メジャー一年目の選手をここまで評価することのリスクについても大きな議論を呼びました。

しかし、そんな外野の声を払拭する素晴らしい活躍を見せている今年、4試合で17ヒットを放つ記録的な1週間を過ごし、2日休養を挟んだ26日の試合では新人としてチーム最速となる通算50本塁打到達も果たしました。この記録は、マリナーズでデビューし、のちにヤンキースなどで活躍した大スター、アレックス・ロドリゲスを上回る記録です。

フリオは、マリナーズ殿堂入りしているレジェンド、イチローの愛弟子としても知られていますが、今、チームに欠かせないムードメーカー的存在でもありながら、攻撃に、守備にチームを牽引しています!

アレックス・ロドリゲスがA RODの愛称で呼ばれていたことに倣い、J RODと言う愛称で呼ばれるこの男の活躍がここからPOに続くのころ4週間半とてもとても大事になります!

若手投手陣の安定感がやばい

スタッツだけを見ると、打率.300以上の選手はマリナーズにいません(リーグでも4人しかいませんが)。スタメンに.250を下回る選手も多く、上記のJ RODですら、最近の固め打ちでやっと.279です。

めちゃくちゃ悪くもありませんが、チーム最多本塁打も24本でしかないため、打力がすごく高いとは言えません(本拠地がピッチャー有利球場という点は考慮しなければなりませんが)。

そんな中で若手中心の先発陣の安定感が素晴らしいのもチーム躍進の一因だと思います!

ワクワクする先発陣

本拠地であるT-Mobile Parkがピッチャー有利の球場であることから、かつてのGMが守備力重視の戦略をとったこともあるマリナーズですが、今、先発投手陣がとってもワクワクするラインナップなんです!

エースのLuis Castilloは30歳ですが、2番手のKirbyが25歳、続くGilbert26歳、4番手Millerも25歳と20代中盤の投手が台頭していて、しかもローテをしっかり守っています!元エースのGonzales (31歳)と、2021年のサイ・ヤング賞左腕Robbie Rayが離脱しているため5番手だけ固定されていませんが、23歳のBryan Wooなど若い投手が頑張っています。

ここからの残り30試合強でどうなりそうか

これは、アメリカンリーグ西地区上位3チームの今後の予測を含めた表です。「X-W/L」という指標は、これまでの成績と、今後当たる予定のチームの現状の強さを考えた上でのシーズン終了時点の勝敗予測です。

これを見ると、なんだかんだでレンジャーズが101勝到達という見込まれており、一方でマリナーズは94勝止まりです。94勝でも、地区によっては優勝ラインですが、この予測通りになるとマリナーズは2位となり、ワイルドカード争いに回ることになります。

今後のスケジュール

ここからのスケジュールですが、8月末から9月、3日のお休み以外びっしり試合が詰まっています。紺色がホームですが、なんと最後にアウェーでのレンジャーズ3連戦→アストロズ3連戦→そしてレンジャーズ4連線と言うスケジュール!!!!

残り試合の勝敗予想

個人的に勝敗予想をしてみました。

超希望的予測ですけど!この予想通り、21勝11敗で9月30日まで行った場合、94勝67敗です。このカレンダーからはみ出ていますが、この後最終戦が10月1日にレンジャーズと予定されているので、そこにもし負けたら、MLB公式の予測通りになりますね。最後の週、その時点でのそれぞれの順位などにもよってくるかと思うところですが、デッドヒートを繰り広げていたら、本当にやばい1週間になりそうです!

欲を言えば、シーズンが早々終了しているアスレチックスや大谷選手が投げられなくなったエンゼルスはスウィープ確定として、メッツとレッズもスウィープしたいところ。レイズやドジャーズをスウィープは厳しいですが、逆にスウィープされることなく頑張って欲しいですね、、。

まあ、この希望的予測通り行っても、レンジャーズが101勝する予測通りだとするとマリナーズは追いつけないんですがね、、、。

まとめ

イチローがマリナーズに加入した最初の年、シーズン116勝というメジャー記録となって以来、地区優勝がないマリナーズは、全30球団で唯一ワールドシリーズに進出していないという不名誉な記録を持っています。

本土の北西部に本拠地があり、夏までは気候も涼し目ということも影響していると言われる立地のハンデがあるかも知れない我がマリナーズですが、今年こそは・・・・!という気持ちを持たされてしまいます。

2012年にシーホークスがスーパーボウルを勝ったあの時の最高のワクワクを下さい!!!

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!