アップル歴25年目に入ったLeoです!
今日は、これまでアップル信者が耳からうどんをぶら下げるしか選択のなかった時代が終わるのか??という、新登場の完全ワイヤレスイヤホン、「Beats Fit Pro」の買ってみたファーストインプレッションレビューです!
あなたAirPods Pro持ってるよね?
持ってるし、普通に気に入ってはおりますよ!
ほな、何が救世主なの??
はい!”そういう”要素も紹介していきたいと思いますが、まずは今回紹介するイヤホンについて軽く紹介しますね!
MoKuJi
「Beats Fit Pro」とは
Beatsが送る最新完全ワイヤレスイヤホン。
去年、先立ってリリースされていた「Beats Studio Buds」についてのレビューも書いていますが、そちらの事実上上位モデルがこれ(詳しくは後述)。
Beatsについて
Beatsは、「Beats by Dr. Dre」はDr. Dreというラッパーと、Jimmy Iovineという実業家が立ち上げたオーディオブランド。のちにアップルが買収して傘下に収めており、公式ページには、
Beats by Dreは、最高のヘッドフォンと音楽、そしてカルチャー、スタイル、スポーツに関するあらゆるものを提供します。
と書かれています。
イメージとしては元々はヘッドホンタイプが有名だったかも〜?という感じで、ラッパーみたいな感じのファッション・カルチャーに合う。音も、低音がドフドフしている感じで、クリア、クリスプ、という音の方向よりは、やはりラッパーなイメージを感じます。
ボクは以前、「Beats Solo3」というオーバーイヤータイプのヘッドホンを買ったこともありますが、BOSEやSONYのモデルとは明確な方向性の違いを感じるプロダクトづくりに感じています。
そんなBeatsがアップル傘下であることをフルに活かして作ったイヤホンで、iPhoneなど、アップル製品との親和性にも期待大なのです。
特徴
最近高性能な完全ワイヤレスイヤホンがたくさん登場していますが、このモデルの特徴は以下の通り。
- アクティブノイキャン搭載
- 空間オーディオ対応(!)
- Apple H1チップ搭載
特筆する要素はこの3つでしょう。
Studio Budsの方のレビューで書いていますが、あちらのノイキャンは正直弱いです。5,000円くらい安いも出るなので差があって当然ですが、せっかくついているならしっかりしたノイキャンが良い。外部音取り込み機能も含め、こちらの方が断然良いです。
他社モデルとの差別化がしやすい要素の一つがこれ!実際はアプリ経由とかでできなくもないらしい?のですが、対応する動画サービスで、まるでイヤホンを使っていないような、宣伝文句の通り音に包まれているような感覚になれるこの空間オーディオはマジ最高で、AirPods Pro一択やわーって思わされている理由でしたが、Beats Fit Proはその機能に対応しているため期待が爆上がりでした。
ちなみにNetflixが対応していて、いつもAirPods Proをつけて試聴しているのに、「あれ、つけてなかったっけ」って感じにならされるんです。
iPhoneやiPad、Macを使っている人にとって大きい要素がこれ。単体利用なら恩恵は薄いかも知れませんが、ボクのようにiPadがiMacの横に並んでいる、そして2台のiPhoneを使っているという人間にはH1チップが必須!このチップの恩恵でディバイス間で音が出ている端末を優先して音源ソースを自動で切り替えたり、他のH1チップ搭載イヤホンをつけた人と同じ端末から音を共有したりできます。文字で書くより、とにかく使ってみないとその恩恵はわからないかも?
いろいろ良さそうだけど、これ全部、AirPods Proでできるんでしょ?
できる!でも、できれば同じってわけじゃないのだ!
ライオンはピンときていないようだけど、これら3つの要素は全て、AirPods Proで実現されていて、もちろんボクがAirPods Proを愛用する理由になっています。
しかし、じゃあ、いらないやん、ってことではないんです。
なぜなら、
オーディオ機器としての方向性が全然違うから!
Beatsの音
音の方向性には好みがあって、かつてはBOSEファンが結構熱心だった時代があるように思いますし、いろいろな老舗にそれぞれファンがいますよね。
ボクはワイヤード時代はSONYのXBシリーズが好きでした。BOSEもオーバーイヤータイプのヘッドホンは2つ持っています。
実は先ほど紹介したSolo3は、左右の圧迫で固定するような作りで、耳が痛くなったんです。だから、2ヶ月くらい使用しましたが、手放しました。
飛行機に乗るときにノイキャンタイプは重宝するんですけど、今はあまり乗る機会がないのもあって、ヘッドホンは滅多に使いません。
なのでいつも基本AirPods Proを利用しているのですが、大きな不満はないけど、正直「めっちゃいい音!」とも言えないのがあって、常に最良の選択肢を探している自分がいます。
そういう意味で、AirPods Pro並みのApple製品との親和性や実用性十分のノイキャンを搭載しつつも、AirPods Proとは違う音作りをするBeats製品に期待せずにいられなかったということです。
なお、先ほども紹介した通り、「Beatsの音」というと、ドフドフ感がイメージにフィットする表現で、SONYのXBシリーズに近い感じはあります。BOSEも重低音を強めに出すイメージがありますが、Beatsのそれはもっとドフドフしてて、強いです。
つまり、機能性的に類似するけど、音が違うってこと?
そう、そんな感じ
開封の儀
前提?前置き?が長くなりましたが、先行してアメリカでは去年から売られていたこの最新イヤホンをボクも遅ればせながらゲットしたので、まずはunboxingからご紹介します!
Amazonでポチッとしました。やってきたのはこじんまりした箱。
そのままでは引っ張り出せない内箱を引っ張り出すには、このシーリングを矢印の方向に切らなければなりません。
横にはノイキャンの性能や耳にフィットさせるウイングパーツの説明が、英語、日本語はもちろんいろんな言語で紹介されています。
引っ張り出すと、中にはエンボスでロゴが刻まれた黒い箱が。全体的にシックで、かっこいい。
内箱を開けると、本体収納ケース(中にイヤホン本体が入っている)と、ケーブル類、サイズの違うイヤーピースが入っています。
さらにその背後には同じ形の小さな紙がいくつか。Apple Music 6ヶ月無料券とかもあります。
アップル製品と同じく、企業ロゴのシールも。
本体チェック!
さあ、アップル製品のように無駄のない梱包、おされな梱包を開封したら、早速本体をチェックです。
ブラックのケース
今回ボクはブラックを選びました。
4色展開
先ほど、「音の違い」を一番大きな要素として挙げましたが、実際のところ、AirPods Proはホワイトしか選択肢がない世界であるのに対して、4色展開であることもBeats Fit Proの勝る点です。
ブラック、ホワイト、セージグレイ、そしてストーンパープルの4色がラインナップ。
一見したケースの形状はAirPods Proに似ている気もしますが、蓋が開く方向が違います。化粧品のコンパクトのような開け方ですね。こいつ。
開けると、手前に丸いボタンがあって、ペアリングの時に使いますが、AirPodsシリーズと同じ仕組み。
イヤホンを取り出すときはウイングチップを摘んで出す感じ。取り出した後のケースの感じは、多数存在する格安系ワイヤレスイヤホンのケースに似ているな、と思いました。
充電はUSB type-C
充電は、Lightningではなく、USB type-C。なお、ワイヤレス充電は非対応。
AirPods Proよりだいぶ大きく感じるケース
別記事を書いていますが、AirPods Proと比較用に撮った写真を見ると、地味にゴツく見えません?結構体感、持った時のおっきさ、違います。
イヤホン自体のサイズ感は同じくらい
ぱっと見のかっこよさはBeats Fit Proの方が好きです。
ペアリングはiPhoneなら一瞬!
AirPodsシリーズを使っている方にはおなじみですが、iPhoneやiPadなどの近くでケースの蓋を開けると自動でペアリングが始まります。
近づけるだけで画面に登場する
「Connect」をタップすればペアリング完了〜!
ケースと、左右のイヤホンの充電残量が表示されます。
音量・ノイキャンコントロールも統合されている
AirPodsシリーズのいいところはデフォルトの音量ステータスのところにモデル名がでたり、そこからノイキャンON/OFFなどがコントロールできるところですよね。もちろん「Bears Fit Pro」も対応しているのはiPhoneユーザーなら利点に感じられるところでしょう!
装着感と音の印象は?
ということで、本体のサイズは近しく感じるものの、ケースがちょっと大きいなというイメージを持ったBeats Fit Pro。
肝心の音や装着感についてレビューを続けます。
この、スピーチマーク「’」(こいつ)みたいな形状が耳にフィットするという話ですが、どうでしょうか?
ウィングチップでしっかりフィット
残念ながら今、自分の顔を晒す気分じゃないので、公式から写真を借ります。耳の波波のところに”きゅっ”とねじ込む感じで装着するのが正解と思います。
先っちょのイヤーチップ部分だけを耳穴にさして固定するAirPods Proより取れなさそうではあります。
汗や雨くらいは防げる防滴性能もあるので、ジョギングでも、体感ではサッカーとかやっても取れない自信がある感じでした。
イヤーピースは汎用的なやつなので交換してベストフィットなものに変えるとより装着感アップ間違いなし!
音はやっぱりドフドフ
早速試聴してみましたが、やはりBeatsの音!
明らかにAirPods Proと違う音の方向性で、ニヤッとします。
これ以上の紹介は文字では厳しいので、ぜひ大型家電量販店などで試聴してみて欲しいなと思いますが、とにかく、明らかにAirPods Proとは違う音なのは確か。
音の良さだけなら…
でも、音の”良さ”で多くの人に高評価をもらっているSONYの「WF-1000XM4」とも全然違って、”良さ”の概念、価値観がそれぞれ違うというのは大前提ですが、シンプルに、”より良い音”なのは絶対WF-1000XM4だと思います。
Amazon価格で約5,000〜6,000円の差があるので、その差をどう捉えるかですが、「360 Reality Audio」なる、空間オーディオっぽい機能が搭載されている1000XM4とはいえ、ヘッドトラッキングには非対応など、実質、”別物”であることが多くの専門サイトで紹介されているので、iPhoneで音楽を聴く方やiPadなどで動画を観る方も、やっぱり他社製品では完全対応は望めないと思った方が良さそうです。
そういう点も含め、ですが、「音の良さ」だけで考えると断然SONYが優勢、これは好みの問題と言えど、一回試聴したら、
え!!こんなちゃうの????
ってなる人がたくさんいるはずと思っています。なんならAirPods Proとなら、ほぼほぼ同価格なので、迷う人はいっぱいいて当然で、空間オーディオとかアップル製品との親和性がどうでもよければ1000XM4を買った方がいいと言っても全然後悔ないとボクでさえ思うくらい。
とはいえ、ボクのようにデフォルトアプリではなくオーディオアプリを利用し、しっかりチューニングした上でBeats Fit Proに最適(自分の好みに近い)な音を見つけて聴くならこいつでも十分幸せになれると思います。
向かない人は…?
Beats Fit Proが合わないだろうと思う人はこんな人だと思います。
- ドフドフが苦手な人
- 「うどんこそステータス」って人
- ワイヤレス充電が必須な人
- 髪の毛が耳にかぶってる人
最後のポイントだけ注釈が必要かと思うのですが、音や装着感のカテゴリで報告しておきたかったのがここで、ボクは今、結構髪が長いんですよね。そんなボクにとって、ウィングチップをぎゅっとねじ込む感じで耳にフィットさせたい時、髪の毛が絡んでしまうんです。
髪短い方は分かりにくいかも知れませんが、耳より髪が長くて、試聴の機会がある方は絶対わかると思います。意外と?わりと?この点がなんか引っかかってしまっているのが個人的に残念ポイントになっています。
まとめ
さあ、いかがだったでしょう?
Androidにも対応していますが、やはりアップル製品との親和性が大きなウリにもなっているアップル傘下のBeatsブランドによる最新イヤホンはiPhoneユーザーを中心に注目のニューアイテムでしょう。
どんな音が好きか?普段のファッションはどんな感じか?色々な要素があると思いますが、このニューカマーがどれくらい売れるのか、AirPods Pro一択時代を変えるのか?気になります。
今回はファーストインプレッションでサクッと記事にしたので、1週間くらい使ってみたらまた、AirPods Proとの比較記事を書いてみる予定です。
大手情報系サイトでバンバン情報出ると思いますけど、アップル歴25年の誰にも忖度しなくていい立場のボクがどう見たか、というところは結構需要あるレビューになるんじゃないかと思っていますので、気になっている方は楽しみにしていてください!
お楽しみに!