いよいよ開催まで50日を切った東京オリンピック。
世界中で本当に開催するのか?という話が沸き起こっていることと思いますが、今回はIOCとの契約とか、各国の思惑とかわからないのでわからないことを大前提として、今回、「こうすればいいんじゃない?」という個人的な案を書いてみます!
日本(東京)だけが苦労する現状はおかしい
すでに2024年、2028年に開催される夏のオリンピックがそれぞれ、「パリ」、「ロサンゼルス」と決まっていますね。その都合もあり、東京オリンピックの再延期は不可能と言われています。ありえて、今回の開催を見送り、2032年にリスケ、という案も聞かれるわけですが、個人的に少ししっくりきません。
何がしっくりこないかというと、世界中が巻き込まれているパンデミックで、世界が一致団結して解決していかなければいけないのが対COVID-19です。
もし仮に、以前まで囁かれていた「福島の放射能はどうのこうの」ということが不開催などの理由だったり、内戦が起こったりというような国単体の問題であれば、日本が国として責任を負う立場になっても納得いかざるをえないと思います。
しかし、新型コロナ蔓延については日本が一手に負担を負うべきではないと考えるため、東京オリンピックのタイミングであったことは不幸でしかないですが、次回開催都市であるパリやフランス含め、共同体的なイメージで解決策を模索するべきではないのでしょうか?
3年ずつの開催で解決ではないか?案
そこで考えたのが、これ。
まず、東京オリンピックを後1年延期します。来年だから新型コロナが消えているとか完全終息しているとかは見込めないと思いますが、それでも今年強行開催するより断然状況はいいと思います。
そうすることの懸念として、2022年から次のオリンピックまでのスパンが2年になってしまうことをIOCの人も発言していたことがありますが、だったらパリオリンピックを2025年にズラせばどうでしょう?
そうするとそれぞれの開催が3年ごとになります!
もちろんパリもすでに準備は進めているでしょうから抵抗は示すでしょう。しかし、そこで「協力」という姿勢で一丸となって解決に取り組むべきではないか、という考えです。
コロナ禍完全終息はまだ遠い現実
世界中でワクチン接種が加速しています。日本はその中で遅れを取っていることが連日報道されていますが、仮にワクチンが行き届いても、特効薬がない以上、マスク生活はまだ続くと言われていますし、変異種という驚異もあります。
2020年の最初の緊急事態宣言時は年内終息くらいを思っていた人も少なくないと思いますが、今では2025年の大阪での万博への影響を懸念する声が上がることもあります。
そんな中、世界中が大きなダメージを受けているこの対COVID-19問題を世界の大都市でもある東京、パリ、ロサンゼルスが協力して解決策を模索するというのは世界の人々にとっても意義高いことではないかと思うわけです。
とはいえ、2028年開催予定のロサンゼルスは実質あまり関係ないので、基本的には2024年開催予定のパリが協力的になるかどうかの話でもありますので、IOCがリーダーシップを取り、お金の話ではなく、オリンピックが平和の象徴という美しい設定に付け加える形で、未曾有の世界的危機に「地球人」として立ち向かう象徴として、一緒にみんなの最善を考えるべきではないかと、ボクは考えました。
チーム「地球」で戦う時
今のままでは日本だけに大きなリスクがあり、
世界中の多くの人も手放しでスポーツの祭典を観戦できないのではないかと思います。
少なくとも、ボクはとても複雑な心境です。
アスリートの皆さんにとっては、待ちに待った機会ですし、せっかく代表に選ばれた選手にとって、どこにピークを持っていけばいいのかわからない状況は本当に苦しいと思いますが、世界的な危機において、個人の感情や利益ではなく、世界を見た思考で動かなければならないのではないか、と思う次第です。
コロナ禍で海が綺麗になった、空が綺麗になったと言われましたね。
地球を汚している人間を駆逐するべく生まれたのが新型コロナウイルスで、地球を浄化していると。
しかし、美しい地球を守りつつ、他の生物たちと共存共栄していくことを真剣に考え、そして戦争や争いごとをなくし、「私たちはみんな地球の住人」、「チーム地球」だという気持ちをこの機会に持てたら、この苦しい今を前向きに考えられるのではないでしょうか。