圧倒的な没入感を得られると話題の「ScreenX」が大阪にやって来ました!コロナ禍に入ってから長く映画館での鑑賞は自粛してきたのですが、4年ぶりくらいに映画館に行って来ました!
MoKuJi
次世代上映システム「ScreenX」とは!
「ScreenX」は、通常正面に1面であるスクリーンが、左右の壁にも設定され、3面マルチプロジェクションで270度の視界に映像を展開する次世代映画上映システム。
視野の左右にも映像が展開されることで通常の映画鑑賞と比べて圧倒的な没入感、臨場感を体験することができるとの触れ込みで特にアクション系の映画での期待を煽る宣伝を目にしていました。
左右の壁も使った270度スクリーン!
通常正面の横に長いスクリーンで鑑賞しますが、ScreenXでは左右の壁にも映像が映し出されるため、この写真のように視界の横幅の限界を越えるエリアに映像が展開されます。
その恩恵で臨場感が増し、没入かんをもたらすわけですが、この感動は実際に体験してみないとわからないかも知れません。
追加料金はいくら?
最新システムである「ScreenX」は日本でもまだそんなにたくさんの劇場に導入されておらず、関西では「109シネマズ箕面」に7月21日に導入されたところ。
当然特別な設備なので鑑賞料金は通常映画より高くなっています。
- 一般:2,000円
- 大学生:1,500円
- 高校生:1,000円
- 小中学生・幼児:1,000円
- レイトショー:1,500円
- ペアマンデー:3,000円(二人分)
- メンバーズデイ:1,300円
- 109シネマズデイ(毎月水曜日):1,300円
- ファーストデイ(毎月1日):1,300円
- 3D追加料金:+500円
- IMAX追加料金:+400円
- ScreenX追加料金:+700円
この通り、109シネマズ箕面では通常鑑賞料にプラス700円という結構な追加料金を支払うことでScreenXを楽しめます。以下で紹介する会員サービスや、上記のお得に観られる制度を有効に使って手頃価格で観ることは個人的におすすめです(ボクは今回2,200円で鑑賞しました)。
*TOHOシネマズやイオンシネマなどそれぞれに価格設定が違う場合があります。
オススメの鑑賞法
こんな感じのScreenXですが、今回鑑賞前に色々調べて、そして実際に鑑賞に行ってみて感じたお得に観る方法&オススメの鑑賞場所(座席位置)について紹介して行きましょう!
お得に観る方法(109シネマズの場合)
ScreenXのレビュー記事において余談になるかも知れませんが、プラス700円ということを考えるとお得に観られる方法についての情報も大事かと思ったので先に紹介しておきます。
ボクは映画が大好きなのですが、以前はいつもTOHOで観ていました。理由は、TOHOが設定しているメンバーサービスである「シネマイレージ」が魅力的だったことと、梅田に映画館があったことでした。しかしコロナ禍に映画館に行かなくなり、今回久しぶりに映画館に行くにあたり、ScreenXのことを調べていて、109シネマズも似たようなサービスをやっていることを知りました。
ぶっちゃけ、どこの会社が運営していても観る映画の質は変わらないし、大作映画はどこでも観られます。だからTOHOで観ようが109で観ようが同じです。しかし、今回調べてみたら109のメンバーサービスの方が良いかもと思いました。
6回見たら1回無料になる「シネマポイント」
109の会員サービスは、「シネマポイント」と呼ばれていて、TOHOのシネマイレージと全く同じ、6回有料で映画を観ると1回無料で観られるというのが最大のポイントです。他にも会員特典が色々あるのですが、TOHOと109で少し違うので以下に紹介します。
- 6回観たら1回無料
- 毎週火曜日1,300円に
- エグゼクティブシートが通常料金に
- 入会金1,000円
- 更新料なし
- 6回観たら1回無料
- 毎週火曜日1,300円に
- 鑑賞ポイントでドリンクなどGET
- 入会金500円
- 毎年300円で更新
個人的には109の方が良いと思うのですが、その最大の理由は、「更新費用がゼロ」なところです!
TOHOは、入会金こそ対109で半額の500円で加入できますが、毎年300円必要です。もちろん毎年6回以上映画を観たら学割価格でも1,500円の価値があるため元は取れます。でもコロナパンデミック時に全く行かなくなったように、色々な事情で劇場から足が遠のくことはあり得ますよね。そんな時に毎年300円というわずかな投資も悩むことはなるかなと思います。一方109は、加入時は対TOHOで500円高くなるものの、更新料が無料であるため、3年目からはTOHOよりお得になる計算です。
オススメの座席はどこ?
ではこのScreenXで映画を楽しむために座るべき座席は?という観点で紹介を続けます。
ボクは視力が悪いため、一番後ろの席ではなく、真ん中寄りの少し後ろと言う場所を好んでいます。しかし、結論から言うと、ScreenXで映画を観るなら、絶対最後列をオススメします!
今回鑑賞した109シネマズ箕面の座席図。定員は287人と言う大きめの劇場ですが、皆さんならどこで観たいと思いますか?
結論を言うと、ボク的には最後列である「M列」が優勝です。
これについては別記事で詳しく紹介していますので、よければそちらをご覧ください!
ScreenX鑑賞レビュー
ということで、余談や前置きが長くなりましたが、ScreenXのレビューを始めます!
今回行って来たのは、109シネマズ箕面。大阪府箕面市にある「みのおキューズモール」の一角にあるシネコンです。多くのショッピングモールで映画館が併設されていますが、このキューズモールは近々北大阪急行という電車の延伸により梅田と繋がるため車を持たない人にも訪れやすくなります。
これまではTOHO派だったため、この映画館で観たことは1回しかありませんでしたが、今回のScreenXは今日時点ではここのみなので希少価値高い劇場です。
観たのはM:i最新作!
観たのは「ミッション:インポッシブル/レッドレコニング PART1」。ScreenXを最高に堪能できそうな作品だと感じたため上映決定時からこれに行こうと決めていました。
劇場に入るまでのワクワク感を楽しむ
これまでも3D上映やIMAXでワクワクを感じたことはありますが、やはり左右の壁もスクリーンというワクワクは大きく、劇場に入る前にもワクワクがありました。
こうした案内板だけでもワクワクします(笑)。
劇場内に入ると、横の壁が白いことにすぐ気がつきます!そして、後ろの壁に刻まれたScreenXの文字!ドキドキドキドキ!
これは、通常の正面スクリーンから右側のスクリーンにつながる部分ですが、ちょっと角度のついた縦に細長いスクリーンが挟まっていました。
そして左右の画面は劇場の最後列、つまり後ろの壁のところまで伸びています。前の方の席に座ると視野の外まで映像に包まれることになりますね!
実際に鑑賞してみての感想
当然ですが、映画映像自体の写真は載せられません。なのでここからは文字中心のレビューになります。
今回は一番後ろの席を選択しました。その理由については後で改めて解説しますが、結果を先に言うと、「大正解!」でした。ちょっとだけ触れましたが、横のスクリーンは劇場の最後列まで伸びているため、視野の外まで映像が展開されることになります。だから前の方に座ると見えない域が多くなります。もちろん、ストーリーの理解において必要性は低いものが映し出されているので問題はありませんし、より”包まれている”と言う感覚を得られるのかも知れませんが、個人的には映像をよりいっぱいみたいです。
さて、そんな中で観た率直な感想は、「スゲー!!」でした。IMAXであっても画面が大型になるものの、基本正面の壁しか映し出されておらず、やはり左右の視界いっぱいに広がる映像は「おおおおお!」とならざるを得ませんでした。特に今回観たミッション:インポッシブルが適切な映画だったと感じていて、広大な自然であったり、カーチェイス的場面ではワイルドな映像に心奪われました!
特に良かったところ
では、ScreenXで特に良かったところをリストアップしてみます。
- 通常映らないエリアにいる人物も見える
- 動く人物などを追いかけて映す場面で疾走感がすごい
- 砂嵐に包まれたシーンでの臨場感がすごかった
- 大自然の壮大さを感じられた
- サラウンドの音とリンクして包まれる感覚があった
観ながらリストを作ったわけではないので、観ながらメモしていればおそらくもっとあったと思いますが、簡単に記憶を辿っただけでもこれだけリストアップできるくらい、ScreenXで観て良かったなと感じたところがありました!
ScreenXについての注意点・知っておくべきこと
と、大きな感動を得たScreenX体験でしたが、もしまだ観たことがない方は事前に知っておいた方がいいと思うことがあるのでご紹介します。
- 常時左右に映像が展開されるわけではない
- 左右のスクリーンは解像度や輝度が落ちる
知らないまま観に行くと一番驚くだろう点が、「常時左右に映像が出るわけじゃない」という点です。今回のミッション:インポッシブルで体感半分くらい、もしくはもう少し少ない量でした。過去の作品では合計30分程度だったという情報もあります。ミッション:インポッシブルではアクション系のシーン中心に左右映像が出ましたが、人が話をしているだけのシーンなど半分程度は正面のスクリーンのみの映像でした。
また、左右に映像が広がる感動は素晴らしい一方、多くの方のレビューでも高確率で指摘されている通り、左右の映像はぼやけているように感じるくらい解像度が落ちています。正面スクリーンと横のスクリーンでの明確な差が出るため、”それ”が気になる人はずっと気になってしまうと思います。
Leo’s Reviewまとめ
と言うことで、久しぶりに映画館で鑑賞した話題作は最新の上映システムScreenXを選んだので色々紹介してみました!最後にレビューまとめとして数値化した感想を載せておきます!