ネスプレッソ(Nespresso)人気ですが、
カプセルをマシンに入れて、ボタンを押すだけで美味しいコーヒーが楽しめるのはほんまに楽です。
この記事では、そんな大人気のネスプレッソ購入前に知っておいて欲しい注意点について紹介しています!
- ネスプレッソ購入前に知っておきたい注意点
- 買って幸せになる人、ならないかも知れない人
- 基本的にネスプレッソは素晴らしいというLeoの感想
MoKuJi
ネスプレッソの基本情報
インスタントコーヒーをはじめとしたさまざまな飲料、食品などを広く手掛けるネスレのワンブランドとして展開するカプセル式コーヒー。日本では原則、ネスプレッソ株式会社が販売するオリジナルのカプセルを専用機器に設置することで抽出され、楽しめます。
ボクもオフィス用に「Nespresso U」を使っているため、レビュー記事や、モデル選びの時に比較検討した4機種についての記事など投稿しています。
豊富なマシンとコーヒーカプセルラインナップ
2022年5月時点で、オリジナルと呼ばれるシリーズが5種類、ヴァーチュオと呼ばれる新しいタイプが1種類の合計6タイプのコーヒーメーカーと、オリジナルだけでも36種類という豊富なラインナップを誇るコーヒーカプセルが売られています(公式ページの情報)。
専用カプセルでなければならない点はありますが、カプセルを専用機器に入れるだけですぐにプロレベルのエスプレッソやカプチーノ含むコーヒー飲料がおうちで楽しめるので人気です。
ジョージ・クルーニーが「What else?」とドヤるCMでもおなじみですが、マシンもかっこいいのでインテリアとしてもおしゃれです。
確かにネスプレッソはおしゃれや…
カプセル自体もおしゃれっていうのがまたいいのよ
それは思った
購入前に知ってほしい「5つの注意点」
そんな大人気のネスプレッソですが、しばらく使用する中で、「買う前に注意すべきこと」が結構あるなと感じました。
ネスプレッソ購入前に知っておきたい5つのポイント、購入検討中の方は特に役立つ情報かと思うので読んでみてください!
1. コンセントに直に繋げない場合使えないかも
調理家電って、多くの人が延長コードだったり、タコ足だったりを間にかませて使っているのではないかな?と思うわけですが、実はネスプレッソのマシンは直接壁のコンセントにプラグをさせない場合使えないことがあるらしいのです!
というのも、ネスプレッソのマシンは抽出時に電子レンジより高い1200Wというハイパワーを必要としているため、分配を重ねた末の接続だと電圧不足になる場合があるそうなんです。
最初に書いた通り、コンセント設置場所が良くなかったり、同時使用したい機器が多かったり、現実的に壁に直接マシンを繋げる家庭がどれくらいあるかということを考えると、「そんなギリギリの設計はなされていないでしょ」、とは思うものの、
食器棚に置いて使う場合
例えば食器棚の上に置く人の場合壁から食器棚はコンセント直挿しでも、食器棚に組み込まれたコンセントに挿さないと繋げない場合直挿しにはできません。ボクもそうなのですが、こんな感じで、間にいくつか挟んでしまうことによって電圧不足が起こり、十分暖かいコーヒーが飲めない可能性があるということを知った上で購入を検討した方がいい様です。
店員さんは大丈夫というけど…
販売店で無知を装って聞いてみたところ、「普通に問題ないですよ」という回答でしたが、説明書にも上記の様な注意書きがあります。それに、販売員さんがこういう”ネガ要素”を声高に注意してくれることは少ないだろうとも思います。なので、販売員さんがどう言っていたとしても仕様上そういう懸念があることは理解してから買う方が良さそうです。
上記の通り、ボクも食器棚で利用するにあたり、壁から食器棚→食器棚のコンセントに本体を挿す形なので、メーカー推奨の「壁から直接」よりは、1つ間に挟んだ状況で使っています。しかしこの環境でも現状普通に使えているので絶対ダメというわけではありません。
2. 専用カプセルの入手法が限られている
こちらはどちらかというと「大前提」といった感じではありますが、知っておかないと後悔する可能性があることなので入れておきます。
ネスプレッソは、「グラン・クリュ」と呼ばれる専用カプセルでのみ楽しめるコーヒーメーカーです。
カラフルでおしゃれな「グラン・クリュ」
実際はサードパーティー製の互換があると謳っているカプセルも売られているので自己責任の範疇で楽しめるなら、他の手ももあ理ますが、公式にはグラン・クリュのみ対応となります。
カプセルが買える場所
グラン・クリュを買えるのは、国内では「ネスプレッソ・ブティック」と呼ばれる直営店か、インターネット通販、もしくは電話注文のみとなります。
直営店は全国30店舗
直営店は、現時点では、大阪、神戸、京都、名古屋、東京、神奈川、札幌、広島、福岡にしかありません。これらの街にお住まいでない方はインターネットか電話で買うのみとなってしまいます。
3. カプセルはまとめ買いしないといけない
さらに、ネット・電話オーダーの場合、最低50カプセルからしか買うことができず、さらに150カプセル未満の注文の場合送料450円がかかってしまします。(1つの味につき10カプセル入りなので店舗で買う場合も最低10カプセルの購入になりますね)。
カプセルの賞味期限は購入時点から大体8ヶ月くらいのことが多いので、毎日飲まないという人だと150も買ってしまうと微妙です。
コンビニやスーパーで簡単にカプセルが手に入る「ドルチェグスト」や従来のコーヒー豆と比べて不便と感じる可能性もあるので注意が必要です。
4. グラン・クリュには推奨抽出サイズがある
ネスプレッソには20種類以上のカプセルが用意されていて、豊富な味のラインナップが楽しめることも魅力のひとつとなっていますが、それぞれの味には推奨のサイズがあり、好みによっては楽しめる種類が少なくなってしまいます。
これは現時点での全ラインナップが表示されている公式ページですが、こうしてみると多様なカプセルがラインナップされている様に見えますが、例えば「ルンゴ」用で「フルーティー」な味が欲しい場合、
こんな感じで「ヴィヴァルト・ルンゴ」という味の通常味と、ディカフ(カフェイン無し)の2種類(実質1種類)になってしまいます。
「力強い味わい」の「エスプレッソ」の場合だとディカフを入れなくても5種類ありますのでそれなりに”選べる”という気分になれますが、場合によっては選択肢が少なくなるので自分の望む味わい、飲み方でのラインナップは事前にチェックしてみた方がいいかも知れません。
5. 抽出量が少ない
ネスプレッソ機を買ってから「あ、そうやったんや」と戸惑ったことの第一位(と個人的に思っているの)が、その抽出量の少なさです。
購入前にネスプレッソ・ブティックや、量販店などで味見をしたという方は多いと思いますが、その時飲む量って、”試飲”なので少なめでも違和感もなければ、疑問も湧きません。
ネスプレッソ機で1度に抽出できる最大量は110mlで、これはスターバックスのショートサイズ(240ml)の半分にも満たない量なのです。
グラン・クリュは安いものでもひとつ80円くらいしますが、これで抽出されるコーヒーが最大でも110mlということを冷静にみると、「コスパ悪いな」と感じる人も多いと思います。
ネスプレッソ導入を検討されている方の中には、ネスプレッソとは、「エスプレッソやカフェラテなどもできて、ドリップコーヒーも楽しめるマシーン」だと思っている人がいるんじゃないかと思いますが、これは誤認識。ネスプレッソは圧力をかけて抽出するコーヒーを楽しむものであって、正確にはドリップコーヒーは作れません。
通常のマグカップにいっぱいのコーヒーをゴクゴク飲みたいという場合、スタバで言う所のトールサイズくらいが目安だと思いますが、これは大体350mlですのでネスプレッソ最大のルンゴサイズでも3回以上出さなければならないといことになります。3回分だとカプセル代だけで240円くらい使う計算になりますので、やっぱりコスパに疑問が湧きますね。
まとめ
- 延長コードなどを使う場合電圧不足の可能性がある
- 専用カプセルは簡単便利だが入手には懸念要素がいくつかある
- 豊富な味も魅力だが、好みによっては数がすごく少なくなる
- これは、たっぷりコーヒーが飲みたい人向けのシステムではない!
今回のまとめはこんなところでしょうか?
ボクは導入前に何度かネスプレッソ・ブティックで話も聞きましたし、すでに持っている人の話も聞いて理解を深めていたのでそこまで戸惑いませんでしたが、ブティックや量販店でいい面だけ伝えられて買っちゃった人には、「こんなつもりじゃなかった」と思うことも色々あったのではないかと思います。
しっかり理解して買うのが幸せへの道
とはいえ、しっかりいい面、悪い面を理解して納得して使えばとてもGOODな道具であることは間違いないので、今回は「注意点」としてまとめましたが、ネスプレッソがダメなものという意味ではありません。
ネットでレビューや評価を見ていると、「コスパ」についてのコメントが多い気がしますが、ネスプレッソはそもそもコスパを考えて導入するのではなく、気軽に本格的なコーヒーを自宅(やオフィスなど)で楽しめるシステムと考えるのが妥当な気がします。
百貨店にブティクが入っていたり、スーパーやコンビニで気軽にカプセルが手に入らないなど、高級感を演出していることもそう考えると頷けます(´▽`)
ちょっとリッチな気分に浸って、「What else?」っていうのがネスプレッソの楽しみ方かもしれませんね!
購入検討中の方の役に立つ情報だったら幸いです。