Nespressoが人気ですが、
カプセルをマシンに入れて、ボタンを押すだけで美味しいコーヒーが楽しめるのはほんまに楽です。
ジョージ・クルーニーが「What else?」とドヤるCMでおなじみのNespressoは、マシンもかっこいいのでおしゃれで大人気。
ボクもオフィス用に「Nespresso U」を使っているため、レビュー記事や、モデル選びの時に比較検討した4機種についての記事など投稿しています。
確かにネスプレッソはおしゃれや…
カプセル自体がおしゃれっていうのがまたいいのよ
それは思った
そんな大人気のネスプレッソですが、しばらく使用する中で、「買う前に注意すべきこと」が結構あるなと感じました。
とうことで、今回はネスプレッソ購入前に知っておきたい5つのポイントについてまとめてみたので購入検討中の方は特に、お役に立てていただければと思います!
- ネスプレッソ購入前に知っておきたい注意点
- 買って幸せになる人、ならないかも知れない人
- 基本的にネスプレッソは素晴らしいというLeoの感想
1. コンセントに直に繋げない場合使えないかも
調理家電って、多くの人が延長コードだったり、タコ足だったりを間にかませて使っているのではないかな?と思うわけですが、実はネスプレッソのマシンは直接壁のコンセントにプラグをさせない場合使えないことがあるらしいのです!
というのも、ネスプレッソのマシンは抽出時に電子レンジより高い1200Wというハイパワーを必要としているため、分配を重ねた末の接続だと電圧不足になる場合があるそうなんです。
最初に書いた通り、コンセント設置場所が良くなかったり、同時使用したい機器が多かったり、現実的に壁に直接マシンを繋げる家庭がどれくらいあるかということを考えると、「そんなギリギリの設計はなされていないでしょ」、とは思うものの、
- STEP1コンセントを増やす100均などで買えるアダプターを使ってコンセントの数を増やす
- STEP2食器棚までは延長コードさらに壁からコーヒーマシーンの間には延長コードが入る
- STEP2食器棚のコンセントにマシンを接続コーヒーマシン本体の電源は食器棚に備えられたコンセント口へ
例えばこんな使い方を想定している人の場合、間にいくつか挟んでしまうことによって電圧不足が起こり、十分暖かいコーヒーが飲めない可能性があるということを知った上で購入を検討した方がいい様です。
販売店で無知を装って聞いてみたところ、「普通に問題ないですよ」という回答でしたが、説明書にも上記の様な注意書きがありますし、一般的な理解として、販売員さんがこういう”ネガ要素”を声高に注意してくれることは少ないだろうし、販売員さんがどう言っていたとしても仕様上そういう懸念があることは理解してから買う方が良さそうです。
なお、ボクは食器棚に設置していますが、その食器棚は壁面から出るコードを壁のコンセントにさして、棚の中ほどにある部分前電気を引っ張るタイプですので、実質延長コードを利用しているのと同じ状況になっています。
2. 専用カプセルの入手法が限られている
こちらはどちらかというと「大前提」といった感じではありますが、知っておかないと後悔する可能性があることなので入れておきます。
ネスプレッソは、「グラン・クリュ」と呼ばれる専用カプセルでのみ楽しめるコーヒーメーカーです。
カラフルでおしゃれな「グラン・クリュ」
実際はサードパーティー製の互換があると謳っているカプセルも売られているので自己責任の範疇で楽しめるなら、他の手ももあ理ますが、公式にはグラン・クリュのみ対応となります。
そしてこのグラン・クリュは、国内では「ネスプレッソ・ブティック」と呼ばれる直営店か、インターネット通販、もしくは電話注文でしか手に入りません。そしてその直営店も、現時点では、大阪、神戸、京都、名古屋、東京(数店舗あり)、神奈川、札幌、広島、福岡にしかなく、これらの街にお住まいでない方はインターネットか電話で買うのみとなってしまいます。
こちらの互換カプセルでひとつ60円強
3. カプセルはまとめ買いしないといけない
さらに、ネット・電話オーダーの場合、最低50カプセルからしか買うことができず、さらに150カプセル未満の注文の場合送料450円がかかってしまします。(1つの味につき10カプセル入りなので店舗で買う場合も最低10カプセルの購入になりますね)。
カプセルの賞味期限は購入時点から大体8ヶ月くらいのことが多いので、毎日飲まないという人だと150も買ってしまうと微妙です。
コンビニやスーパーで簡単にカプセルが手に入る「ドルチェグスト」や従来のコーヒー豆と比べて不便と感じる可能性もあるので注意が必要です。
4. グラン・クリュには推奨抽出サイズがある
ネスプレッソには20種類以上のカプセルが用意されていて、豊富な味のラインナップが楽しめることも魅力のひとつとなっていますが、それぞれの味には推奨のサイズがあり、好みによっては楽しめる種類が少なくなってしまいます。
これは現時点での全ラインナップが表示されている公式ページですが、こうしてみると多様なカプセルがラインナップされている様に見えますが、例えば「ルンゴ」用で「フルーティー」な味が欲しい場合、
こんな感じで「ヴィヴァルト・ルンゴ」という味の通常味と、ディカフ(カフェイン無し)の2種類(実質1種類)になってしまいます。
「力強い味わい」の「エスプレッソ」の場合だとディカフを入れなくても5種類ありますのでそれなりに”選べる”という気分になれますが、場合によっては選択肢が少なくなるので自分の望む味わい、飲み方でのラインナップは事前にチェックしてみた方がいいかも知れません。
5. 抽出量が少ない
ネスプレッソ機を買ってから「あ、そうやったんや」と戸惑ったことの第一位(と個人的に思っているの)が、その抽出量の少なさです。
購入前にネスプレッソ・ブティックや、量販店などで味見をしたという方は多いと思いますが、その時飲む量って、”試飲”なので少なめでも違和感もなければ、疑問も湧きません。
ネスプレッソ機で1度に抽出できる最大量は110mlで、これはスターバックスのショートサイズ(240ml)の半分にも満たない量なのです。
グラン・クリュは安いものでもひとつ80円くらいしますが、これで抽出されるコーヒーが最大でも110mlということを冷静にみると、「コスパ悪いな」と感じる人も多いと思います。
ネスプレッソ導入を検討されている方の中には、ネスプレッソとは、「エスプレッソやカフェラテなどもできて、ドリップコーヒーも楽しめるマシーン」だと思っている人がいるんじゃないかと思いますが、これは誤認識。ネスプレッソは圧力をかけて抽出するコーヒーを楽しむものであって、正確にはドリップコーヒーは作れません。
通常のマグカップにいっぱいのコーヒーをゴクゴク飲みたいという場合、スタバで言う所のトールサイズくらいが目安だと思いますが、これは大体350mlですのでネスプレッソ最大のルンゴサイズでも3回以上出さなければならないといことになります。3回分だとカプセル代だけで240円くらい使う計算になりますので、やっぱりコスパに疑問が湧きますね。
まとめ
- 延長コードなどを使う場合電圧不足の可能性がある
- 専用カプセルは簡単便利だが入手には懸念要素がいくつかある
- 豊富な味も魅力だが、好みによっては数がすごく少なくなる
- これは、たっぷりコーヒーが飲みたい人向けのシステムではない!
今回のまとめはこんなところでしょうか?
ボクは導入前に何度かネスプレッソ・ブティックで話も聞きましたし、すでに持っている人の話も聞いて理解を深めていたのでそこまで戸惑いませんでしたが、ブティックや量販店でいい面だけ伝えられて買っちゃった人には、「こんなつもりじゃなかった」と思うことも色々あったのではないかと思います。
しっかり理解して買うのが幸せへの道
とはいえ、しっかりいい面、悪い面を理解して納得して使えばとてもGOODな道具であることは間違いないので、今回は「注意点」としてまとめましたが、ネスプレッソがダメなものという意味ではありません。
ネットでレビューや評価を見ていると、「コスパ」についてのコメントが多い気がしますが、ネスプレッソはそもそもコスパを考えて導入するのではなく、気軽に本格的なコーヒーを自宅(やオフィスなど)で楽しめるシステムと考えるのが妥当な気がします。
百貨店にブティクが入っていたり、スーパーやコンビニで気軽にカプセルが手に入らないなど、高級感を演出していることもそう考えると頷けます(´▽`)
ちょっとリッチな気分に浸って、「What else?」っていうのがネスプレッソの楽しみ方かもしれませんね!
購入検討中の方の役に立つ情報だったら幸いです。
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