ミラーレス台頭や一眼レフの小型化、低価格モデルの登場で、レンズ交換式カメラを持つ若い人や初心者カメラマンが増えましたが、意外とその持ち運びにしっかりしたカメラバッグを使う人って少ないらしいんですよね。
理由はいくつかありますが、独自調査(笑)によると、
- 値段が高い
- 見た目があまり可愛くない(カッコよくない)
- カメラを入れない時に使いにくい
などの理由が多く聞かれました。
まあ確かに、カメラを入れること、出すことに関して考えられた設計ですから、それ以外の用途には不向きなつくりだったり、カメラを使う上での利便性が優先されるためカッコよくなかったり、可愛くなかったりということもうんうん、です。また、特殊な素材を使っている場合も多く、お値段も同じくらいの容量のバッグと比べたら高いかも知れません。
ということで、今日はボクが実際所有していて、出動頻度も多いカメラバッグを紹介したいと思います!
Lower Passport Sling
今回紹介するのは、カメラバッグを作るブランドとしてボクが圧倒的信頼を寄せている「Lowepro」(ロープロ)の「Passport Sling」(パスポート・スリング)というショルダーバッグタイプのバッグです。
カメラバッグというと、リュックタイプが多いと思いますが、このPassport Slingは片掛けタイプで、カラーによってはぱっと見ではカメラ用と見えないデザインが特徴の一つです。
日本ではハクバ写真産業が輸入代理店となっているロープロですが、国内正規版としては今はブラックかグレーのみとなっています。ボクはブラックに赤いラインのものを持っていますが、女性とかだとビデオに出てきたベージュがカジュアルでいい色かな、と思います。
調べてみたらアマゾンでまだ取り扱いがある様です。
現行モデルがどの様に進化したか調べが悪く存じませんが、初期バージョンは値段も割安なのでオススメかなーと思います。
オススメポイント
それでは、写真を交えながらこのバッグのオススメポイントを紹介していきましょう。
まずは全体像ですが、ちょと大きめになるかもしれませんが、ぱっと見でカメラバッグカメラバッグしていないルックスがオススメポイントその1です。
公式のこの写真を見てもスタイリッシュで、普段使いでも行けそうな雰囲気がわかりますね。
インナー
カメラバッグをわざわざ買うわけですから、内部の構造や使いやすさが一番大事ですよね。ボクはこのバッグに付いてはほぼ100点満点を与えていいと思っています。
外デザインに取り入れられている赤いアクセントとお揃いの色担っているインナーには取り外し可能なクッションパーツが入っています。移動できるパーテーションも付いているので手持ちのカメラに合わせて調整が可能で、場合によってはレンズ2本という入れ方ももちろん可能です。
こちらはPENTAXの「K-3」と「DA* 60-250mm F4」と間にエクステンダーも挟んだそこそこ大掛かりなセットアップの一式を入れて見た図ですが、余裕で入っています。
入っていたカメラ、取り出した図がこれ。なかなか大掛かりなセットなのに入ってくれるので重宝しています。
ちなみにクッションパーツ部分を少し圧迫しますが、500ccのペットボトルを10本入れてもまだカメラを入れる容量が余るくらいの容量が確保されています。
容量をリットルでいうと、初代は7.9リットルだったそうですので500×10=5リットル分入れても余裕があるのは当然ですね。
クッションパーツはこの様に取り外せて、取り外してしまえば普通のショルダーバッグと同じ感じになります。
中にはマジックテープで閉めるタイプのポケットが2つ。手のサイズ感と旧タイプのiPhoneケーブルでサイズ感がわかるかどうか、ちっさめのコンデジやスマホなら入るくらいのサイズがあるので結構使い勝手いいです。
エクステリア
エクステリアというと車みたいになっちゃいますが、外側の話へ。
外側にはこんな感じの大きなポケットが付いています。ちっさめのカメラならもちろんですが、ペットボトルだったり、そこそこ厚みのあるものも入れられるのでこれまた使えるポケットになっています。
わかりにくい写真ですが、この横の赤いランに沿って、ポケットになっていて、こちらは薄めのもの、例えばガイドマップとか地図とか、スマホなんかを入れるのに適しています。
注目したいのがこちら。
これは底面を撮った写真なのですが、右のほうにチャックパーツが見えますか?
このチャックを開閉することで、バッグの容量を調整できるという機能があります。これにより、コンパクトな装備の場合と、できるだけ積めなきゃならない場合とで調整できるのがとても使えます!
その他
他には、ショルダー部分のクッションパーツはこんな感じでマジックテープでくっついて巻かれているので、入らなければ取れますし、位置も自由に調整可能だったり、
ストラップの長さ調整についても、いい位置でパチッと止めることができるのですが、長さをとっさに変えたい時に、このパチっとするパーツがこんな感じで紐で引いて解除できて、ささっと調整できるなど、Loweproのバッグはこういう細かい部分まで気の利いた装備があるのがボクが好んでいる大きな理由のひとつとなっています。
まとめ
今回使用した写真はiPhoneの世代でわかっていただける通り、少し前のもので、記事にアクセスが増えたら撮り直そうかなーと思うところですが、伝えたいことは、普段使いもできるおしゃれなデザインながら、それなりの大きさのカメラ装備を持ち歩きたいときにも余裕で対応できる「カメラバッグ」であるということです。
上の写真に写っているもの全てがしっかりこのバッグに収まります。
入っているもの:
- APS-Cサイズ一眼レフカメラ
- 望遠ズーム
- エクステンダー
- 交換レンズ1本
- サブ用コンパクトミラーレスカメラ
- モバイルバッテリー
- iPhone
山に入ったり、これより機材が多かったり、移動の時間が長いなどの場合はやっぱりリュックタイプだったり、よりカメラ向けにフォーカスした設計のバッグが有利(便利)になりますが、例えば数泊の国内旅行だったり、もう少し小さいレンズをつけた一眼レフ機と交換レンズ1本くらいのカジュアルな撮影だったり、「撮影もするかなー?」くらいのお出かけなんかの時はこれで十分、いや、これ以上にいいオプションは今のところボクは持っていないかなー?といったところです。
最近フォトレッスンをする機会が増えていて、レッスン生にカメラバッグについて聞かれることが何回かあったので、とりあえずボクの装備を紹介して見ました!
参考になれば幸いです!
何かご質問があれば気軽にコメントからどうぞ!
↑こちらが現行モデルです。