こんにちは、起業して1年がたったLeoです。
最近、”ペン”が「マイブーム」になっています。
先日も”ちょっといいペン”について書きましたが、その後これまで想定外の価格帯である定価3,000円(税別)のフリクションを買ったり、筆記具が気になって気になって仕方ないLeo Miyanagaです。
さらには、字が下手くそなボクは「ペン字練習帳」を購入、30日間の修行中でもあります(笑)。
MoKuJi
万年筆っているの?使う理由は?
さてそんな空前絶後のペンブームが巻き起こっているボクが送る今日のお題は、「万年筆」。
万年筆と聞くと、正直「いつ使うの?」という気がしてしまいますが、道具としては「かっこいい」とか、「高級感」などを感じるゴリゴリの”大人アイテム”でもあります。
先日ペンを検索していた時も、やっぱり大人なら一本は持っておきたい的な記事がたくさん見られましたし、それらの記事を読んでいると欲しくなってきましたが、正直お値段も高いし、インクの扱いが難しそうだったり、メンテナンスも簡単じゃないっぽいし、”敷居の高さ”を感じまくりました。
そもそも、万年筆ってどういう時にいるんだよ?という話で、ボールペンではなく万年筆を使いたい時について検索してみると、例えば「万年筆を使う、5つのメリット」という記事では、
- ファッション性が高い
- 書き味がいい
- 字が綺麗に見える
- 意外にランニング費用が安い
- 手軽に所有欲を満たせる
という5つのポイントが紹介されていて、どういうシーンで使うかというよりは、やっぱり大人の嗜みとして持っていたい、使えるようになっておきたい、という雰囲気を感じました。
文具取扱店では、適切な用途として、サイン(署名)だったり、手紙、手帳などがあげられています。ペン先を細いものにすると細かい字も書けるので小さな手帳に書くのにいいですし、手紙に直筆で書く時に万年筆で上手に書けるととても印象がいいという感じの理由だそうです。
なるほど、確かに、ハネとか、強弱が上手に使えると美しく書けそうです。
しかしその代わりペン自体の高さはもちろん、メンテナンスに色々気を使いそうだということもわかってきました。
万年筆のめんどくさそうな点
メンテナンスを怠ると、ペン先にインクが固まってしまって書けなくなったり、もし落としてしまうとペン先が曲がってしまって綺麗に書けなくなるなどの基本的な取り扱いの難しさに加え、使う頻度が低くてもインクが勝手に乾いてしまうことだったり、使っているうちにペン先が開いてきて線の細さ(太さ)が変わってしまうことがある、などなど、普段使っている数百円のペンの気軽さとは全然違う世界だと感じさせられます。
メンテナンスは自分でもできて、水につけて洗浄的なやり方はネットでたくさん情報が得られますし、聞いたら店員さんも丁寧に教えてくれます。
ただ、ほぼメンテナンスフリーだったり、やすさ的にダメになったら「買い替えたらいいや」と思えるいつものペンとは感覚が全然違ってきますね。
でも大人の嗜みとして万年筆デビューしたい人は…
でも、しかしながら!
やっぱり大人の嗜みとして、万年筆の一本や二本、持っていたい、使いこなせたい!というのはボクも思いますし、そう思う大人の男性は少なくないと思います。
そんなあなたは!
いきなりいいものを買うんじゃなくて、数百円〜数千円で手に入る格安万年筆からはじめてみるのがどうやらオススメなようだとわかりました!
ということで、以下に、安ければ200円(税別)でも手に入る格安万年筆を紹介してみます!
オススメ格安万年筆たちはこいつらだ!
1. プラチナ万年筆 プレジール
触った感じはどうしても安っぽさを感じざるを得ませんが、定価1,000円(税別)というとてもリーズナブルな値段で一見ではそんな値段の代物には見えないルックスの万年筆が買えちゃうんです。
先に万年筆の難しい点として、使う頻度が低いとインク詰まりがあったり、勝手にインクが減ってしまうことを書きましたが、このはプラチナ万年筆が特許を持つ特殊なキャップ構造で1年ぶりに使ってもすぐに気持ちいい書き味というのは初心者向け万年筆としては筆頭なんじゃないかと思いました。
実際1年、2年経ってみないとわからないことではありますが、買う時点での万年筆への敷居の高さを緩和してくれる要素ではある上にカラーによっては実売600円台という破格の値段も買ってみようと思わせるだけの魅力があります。
実際の素材は高級感をそこまで感じないものの、光沢ある表面は客観的な目線を考えた時にそれなりに高級感を感じさえてとっても素晴らしいと思いました。
かなり売れているそうです。
2. パイロット カクノ
続いては見た目の高級感は一切無くなりますが、ポップで可愛らしいルックスで若い世代からも強い支持を得ているというパイロットの「カクノ」。
カラフルなラインナップとペン先に顔がデザインされた可愛さが特徴で、気に入った人はキャップ色と揃えてインクを入れて何色も持っているそうです。
書き味は合金なので硬めですが細字を選ぶとシャープに書ける、個人的には好きな書き心地で試し書きのついでに他を触らず買っちゃいそうなくらいでした。
定価はプレジールと同じ1,000円(税別)で実売700-800円くらいとお求めやすい万年筆です。実際そこまで高級な素材で作られていないならいっそのことこのくらいの可愛らしさ、ポップさに振るのもアリなのかも、と思わせられます。特に女性にはいい選択に感じます。
2014年のグッドデザイン賞も受賞。→グッドデザイン賞ウェブサイト
3. Schneider Base
LAMYと同じドイツブランドの万年筆。LAMYと同様にデザイン性を意識していると感じるデザインで目を引くこと間違いなしですが、LAMYのSafariやAL-starよりも安めの「ベース」。
ペン先の先端にはイリジウム(プラチナ系金属)が用いられ、強度と滑らかな書き心地を兼ね備えたという一本は、書き比べてみると(記事後半画像参考)国産ブランドのものと違いを感じない表現力でプレジールじゃかしこまりすぎているけど、カクノではポップすぎるという人にちょうどいい落とし所かも知れないと感じます。
ここもLAMYと似ていてカラフルな展開でお気に入りの色が選べるのもポイント。固すぎず、緩すぎず、といった感じでこれがちょうどいいという人も結構いそうです。
お値段Amazonでも2,000円(税別)で、ここまでの2本よりは倍額ですが、海外ものということを踏まえると十分安いのではないでしょうか?
4. LAMY サファリ
誰もが一度は見たことがあるであろうデザイン性の高さが最大の特徴の「サファリ」。同じデザインの「アルスター」は、毎年限定色が出ることでも有名で、今年は「パシフィック」という綺麗な青色が出ています。
書き味は線が太いな、という印象ではあるものの、親指、人差し指、中指がおさまる窪みがペン先の上下を意識しなくても正しい位置で握らせてくれて心地よく、大きめのクリップを中心としたおしゃれなデザインでかっちりとした高級感とは違う、しかし洗練された印象を周りに与えらえる一本です。
定価は4,000円(税別)とここまでで最高額かつ、ちょっと格が違う値段なのですが、Amazonなんかでは色によっては1,500円(税込)で出てるものもあるので色が気に入れば国産ものの1.5倍ほどで買えちゃいます。(正しインク別売り)
高級感丸出しのデザインではなくポップ且つ目を引く一本で注目を集めたい人にとては必須の一本かも知れません。
5. パイロット Vペン
最後はちょっと番外編な感じの1本です。
なんと実売160円程度!なのにちゃんと万年筆な書き味という奇跡の(?)一本は、ボクも10年以上前から所有していて、それこそサインだったり、ちょっと改まったお手紙の時に使用してきました。
ボディ自体はプラスチック感しかなく、全然、まったくといって高級感はないものの、定価で買っても200円(税別)なのでお試しで万年筆を使って見たい人には最も敷居が低くその点だけでもおすすめしたい一本です。
この後に載せている比較写真で見ても他のペンと(字を見ただけでは)差を感じないと思いますので、書いているところの客観的にイメージは抜きにして、書かれたものを受け取る人の印象だけで言えば、2000円の万年筆で書いても、200円のこれで書いても大きな差がないように感じます。
コスパこそ最大の特徴の一本です。
簡単な字の比較
いかがでしょう?ボクの字が(まだ)汚すぎてちょっとわかりにくいかも知れませんが、今回紹介した5種のうちLAMYサファリ以外を描き比べています。だいたい同じ感じに見えますよね?
もちろん持ち心地、描き心地、それぞれ違いますので書いている者には違いが色々ありますが、文字だけを見たら、どれも似通っている気がして、手紙だったり宛名で文字を目にする受取手からしたらどれでも同じに感じるだろうな、とそう思います。
まとめ
マイブームの大人の嗜みペン探しですが、その途中、万年筆の存在が気になりいろいろお店の人に教わりました。そして、万年筆ビギナーにはこの辺を試してみて、そもそも万年筆が自分に合うのか、どの様な書き味を好むのか、などを考える土台を作るべきだという結論に至りました。
ボクはこの記事執筆時点ではまだ迷っていますが、今回紹介したうちから(すでに所有している5番を除く4つの)どれかを近々ゲットする予定です。
また買ったらレビューしたいと思いますが、ペン字練習が実を結んで、ちょっと相手が「お!」と思うようなお手紙でも書けるようになりたいものだな、と感じる様になりました。
綺麗な字が書けることもまた、大人の嗜みですので、そちらも頑張っていこうと思います!