日本で「トリック・オア・トリート」を!イコルバ!で子供向けのハロウィンイベントを実施しました!

ボクが今一番時間を割いているプロジェクト、「イコルバ!プロジェクト」で、地域の子供たちのためのハロウィンイベントを実施しました!

実は今年が2年目になるのですが、昨年はボクがバタバタしすぎて写真とかあまり撮れず、このブログでも紹介するに至りませんでした。

今年は参加人数を抑えたことと、昨年の経験から余裕ができたこともあって写真をたくさん撮れたため、LEO LOGでも紹介しようと思いました!

どんなイベント?

簡単にいうと、日本でも「トリック・オア・トリート」を擬似的に体験させてあげよう!というイベントです。

トリック・オア・トリートとは?

欧米では一般的なハロウィンの行事で、「トリック(Trick)」=イタズラ、されるか、「トリート(Treat)」=ほどこしを与える=お菓子をあげるか、を選びなさい!という意味合いの定型文で、基本的には子供たちが、近隣のお家を巡って、この言葉を投げかけると、そのお家の人は「イタズラされたくないので」お菓子をあげるという感じです。

子供たちは各々可愛い仮装をして近所を歩き回るので、この日は可愛い子供たちがたくさん見られますし、大人たちはお家にたくさんのお菓子を備えて待っているというのが慣例です。

近隣のお家やお店に協力してもらった

日本でもし、子供たちが突然家に「トリック・オア・トリート!」とやってきたらどうなるでしょうか?「可愛い仮装だねー」と思うかも知れませんが、お菓子は用意していないだろうから、お菓子をもらうことはできませんよね。

なんなら不在ということもあるだろうし、人によっては迷惑に感じるかも知れません。

なので、ボクたちは事前に協力していただけるご家庭を探して、協力依頼をしました。趣旨を説明して、ボクたちの考えに共感していただけた優しい方々が、「ぜひ協力させてください」と参加してくれました。近隣のお店も一部、協力していただいて、営業中にも関わらず、子供たちがきたら優しく対応してくれました。

中には、この企画に参加していただくためにお家をデコレーションしてくださったところや、子供たちにあげるお菓子をたくさんご用意いただいたところもあって、人の優しさに触れられる心温まる機会ともなりました。

最近はちょっと変わってきた?

ところで、実は最近少し状況が変わっているところもあります。

時代というのはどんどん移ろいゆくもので、お菓子にカミソリを入れていたとか、劇薬が混ざっていたとかいう事案が発生したり、誘拐とかイタズラ(大人から子供への性的な方の意味)が起こるなどここ10年、20年くらいで親たちが子供だけでうろうろさせることや、知らない家の人に手作り菓子などをもらうことを警戒するようになってきました。

そのため、最近では都市部ではショッピングモールに親と出掛けて、お店からお菓子を集めるというような傾向も増しているように感じます。

古き時代を知るボクの知人たちも「昔より来る子供の数は何分の一にも減った」と言っています。

本物のハロウィンを知って欲しい!

とはいえ、日本では、(今年もそうだったように)「若者が繁華街でドンチャンする日」みたいな認識も広まっていることをどうなんだろう?とかねてより思っていたボクは、イコルバ!に参加してくれているボランティア学生たちの協力のもと、擬似的にではありますが、本物のハロウィンを体験してもらおうとこの企画を起こしました。

こんなイベントが実現できたのは人々の「優しさ」あってこそ!

もしこのイベントを、”ビジネス”として実施していたなら、大赤字です。

昨年学生が試算してくれましたが、関わってくれたボランティア全員の働きに対して一般的なバイト相当の賃金を払っていたなら、おそらく20万円くらい、もしくはもっとかかっただろうということでした。

それくらい、この企画を実現させるには人手と手間がかかります。

イコルバ!では、9月ごろからじわじわ動き出し、10月から本格的に、週3, 4日動きました。

参加する子供たちは無料で楽しめるようなイベントでしたので、収入はゼロです。上記人件費に加え、お菓子を購入する費用とボクのレイバーも考えれば、支出は30万円以上になります。

ボランティアと、たくさんの人の優しさで実現

ボク自身ももちろんそうだったのですが、このイベントを実現させるにあたって、イコルバ!内外の学生たち20人くらいが準備と当日の様々な役割で協力してくれています。もちろん全てボランティアなので賃金は発生していません。

また、地域のお店や個人宅で協力してくださった方々がいないと、訪問先がありませんから、とても重要な形で協力していただきました。

ワクワクがいっぱいのイベント!

このイベントのポイントは、子供たちにとってたくさんの”ワクワク”があることです。

ワクワク1. 「仮装する」楽しみ!

子供たちにとっては、仮装することがまず楽しいですよね!めっちゃ凝った仮装の子もいれば、軽ーい仮装だった子もいますが、なかなか仮装して出かけるところもありませんので、こういう機会があることは嬉しいことだと思います!

ワクワク2. 仮装で「歩き回る」楽しみ!

仮装をする喜びの次は、”その姿”で出かける喜びです。別に、その格好でレストランに行っても入らせてもらえないということはありませんが、でもやっぱり”大義”がないとなかなか難しいですよね?このイベントは、仮装して、立派な理由とともに町を歩けるのが魅力の一つです!

ワクワク3. 「探す」楽しみ!

そしてこのイベントのきもでもある要素が、「ハント」つまり、探して回ることにあります!今回の企画では、「この家は行ったらお菓子をくれるよ」という”スポット”に目印をしていて、それを歩きながら探し回りました。全部の家に順番に回っていける欧米のハロウィンも楽しいですが、この企画のように、”スポット”を探して歩くという趣旨も子供達にとってはワクワクする要素だったと思います!

ワクワク4. 「訪ねる」楽しみ!

そして、”スポット”を見つけたら、「ピンポーン」をして、そして、「トリック・オア・トリート!」というわけですが、お家の人が出てきてくれる時のドキドキや、どんなお菓子をもらえるだろうーっていうワクワクがあります!

ワクワク5. 「もらう」楽しみ!

なんと言っても一番はこれですよね!お菓子をもらう瞬間!

ちなみに、、、

イコルバ!はこれの1.5倍くらいのお菓子を用意しました!これだけの量のお菓子が並ぶと誰でもテンション上がりますよね!ワクワクしますよね!

ワクワク6. みんなで「楽しく」!とにかく楽しく!

このイベントは、たくさんの人たちの優しい心で成立しています。イベント中子供達と一緒に”ハント”で歩き回ったボランティア学生たちとの時間も子供達にとっては楽しい時間だったことと思います!普段そんなにたくさん関わることがないだろうちょっと年上のお兄さん、お姉さんと過ごした時間は貴重な時間!

まとめ

ということで、たくさんの人の優しさで出来上がった素敵なイベントについて紹介しました!

イコルバ!では、普段は子供向けの学習支援活動をしていますが、たくさんの心優しいボランティアメンバーが集まり、これからもワクワクするようなイベントを実施したいなと思っています!

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!