このブログでも紹介して、アクセスランキングも上位になっている”プジョーの本気”が見える新型「3008」。
先月国内デビュー済みでしたが、やっと機会ができて試乗することができました!!
ウェブサイトやパンフレットで見る限りあり得ないほどかっこいいと思っていたSUVですが、実物を見て完全に恋に落ちました。そんな恋するボクの、試乗レビューをどうぞ!
見た瞬間、恋に落ちるエクステリア
いつも立ち寄るディーラーに行くやいなや、速攻目に飛び込んできた新色の「メタリック・コッパー」に身を包んだ3008。
もうね、見た瞬間恋に落ちました。
先日マツダの「CX-5」に試乗した際の感想として、「パンチ力がない」と書きましたが、あんなによくできた車のはずなのにトキメキゼロだったのに、この3008にはトキメキが止まらなかったのは、なぜでしょう??
多くのディーラーで展示・試乗車として置かれているのがだいたいホワイトだそうで、納車待ちでたまたまいてたメタリック・コッパーが観れたのはラッキーでした!
外観チェックしまくったった
ボクはフォトグラファーです。
美しいものを見たら、撮りたくなります。
グラビア撮影の時のカメラマンが「いいよー、あー、いいねー」とか言ってる様子を想像して下さい。
もうあんな感じでした。(声は心の中で)
早速ディーラーの方に許可を得て、撮影!!どの角度から見てもかっこいい。
内側にえぐれるように弧を描いているフロントグリルとその中央に光るライオンのエンブレム。はぁかっこいい。
ライオンの爪痕を描いたという力強いテールランプ。後ろからもかっこいい…。
もちろん後ろにもライオンが。ブラックとの相性もGOOD!
手前が試乗車でホワイトカラーの「GT Line」(限定仕様モデル)。奥にコッパー。
ディーラーの方曰く、やっぱりホワイトが無難で売れる傾向にあるそうですが、この二台ならどう考えてもコッパーでしょ、とボクは思います。
DRL(昼間点灯)のLEDも力強いラインを描いています。
いかがでしょうか?
ウェブサイトやパンフレットにはもっとかっこいい写真がいっぱい載っているので今更ですが、生で見るとほのつにかっこよかったです。
インテリアもチェックしまくった
外観だけでお腹いっぱいだったのですが、もちろん中身も見ますよ。
コックピット!小径ステアリング中心にプジョーらしからぬ未来感ある洗練された空間!
プジョー車的に見慣れないシフトレバー!!奥に見えるのはエンジンスタートボタン。すでに「308」でも導入済みですが、プジョーにもやっとボタンタイプのスタンダード化の波がきましたね。
左奥に見えるのは悪路走行対策の「アドバンスドグリップコントロール」のダイアル。これはまあ街乗りにはほとんど不要の装備ですが。
シフトレバーには「P」、「R」、「N」、「D」しかありません。この辺もプジョーとしては新しい。
右側に出っ張っているところ(左手で握ると親指に当たるところ)を押しながら前後に動かしてモードを移動します。
シフトレバー手前の「SPORT」ボタンを押すと走り重視の走行モードに。
長時間座っても疲れないと評判の高いプジョーのシートですが、3008のシートはおしゃれ!色味もそうですし、複数のテクスチャーを織り交ぜた感じがさすがフランス!
荷室も広々!
SUVの本領のひとつ、積載量も文句なし!
2列目シートの真ん中には突き抜けられる穴があって、長いもの(スキー板とか?)を載せる場合、4名乗車ならこの穴から通して載せられます!
いやぁ。
内装も文句なしに惚れ惚れですねぇ!
二つのデジタル表示パネルとミラー内にもモニター
内装を見ていると目を引くのが、「i-Cockpit」と呼ばれるデジタル表示式のメーターと大型のセンターモニター。
12.3インチのデジタル式メーター部「i-Cockpit」はこんな感じ。
最近はやりの装備になってきていますが先進的でかっこよくて、そして、プジョーらしからぬ装備(笑)。
表示は日本語かもされていて、これも今までのプジョーとはちょっと違う対応に感じます。
ナビも入るセンター配置の大画面にはバックカメラなどの表示も。
表示モードは3種類から選択か、オートで設定できます。やっぱりプジョーらしからぬ装備!
この車にはパフュームが装備できて、3つのカートリッジが入れられるのですが、どのカートリッジの香りを出すかも、このパネルからの操作で設定できます!香りだけでなく、強さも!
ルームミラーの左側に映像が!!!これは助手席側のサイドを映していてキワキワで寄せるようなシチュエーションでも擦ってしまうリスクを減らします!!
もう何もかもがプジョーらしからぬ(笑)(笑)。
パノラミックサンルーフ
そして、ボクがSUVを買う場合絶対欲しい装備のひとつが大型の天井ガラスですが、3008もオプションで装備できます!
「2008」とは違い、うっすら透けるブラックのカバーは電動で開閉。
カバーを開くとUVカット加工が施された2枚のガラスが。
後部座席上部まで広々のガラスルーフこれ自体はプジョーお得意の装備でしたが…
ウィイイィイイン
これまでのプジョー車と違うのが前側のガラスルーフが開くこと!!いやーこれは嬉しい。
他の高級車で見かけることはある装備ですが、プジョーにこの装備がやってきたのは嬉しい嬉しい。
試乗してみた
さて、そんなこんなで写真撮りまくりになってしまいましたが、試乗もさせていただきました。
車格としては、LEXUS「NX」や、BMW「X1」、フォルクスワーゲンの「ティグアン」などが同等という3008ですが、2008と比べるとやっぱり「しっかりSUVだな」と感じるサイズ感でドライバーシートに座った時のゆったりさやしっかりした乗り物に包まれている感がラグジュアリーな気分にさせてくれました。
SUVなのでアイポイントが高く、車幅が1,840mmある車の割に車両感覚は掴みやすく感じます。
今回乗ったのは1600ccのガソリン車でしたが、車の見た目の大きさの割にスムーズに走る印象で力不足のようなものは全く感じずでした。
試乗コース的に加速感や急停車などのシチュエーションチェックはできませんでしたが、小径ステアリングの取り回しの軽快さや、見晴らしがいいことで周囲が見えやすくストレスなく運転できることなど、乗った瞬間から”いい気分”で運転できる素晴らしい車でした。
運転席から見えている車内の景色が過度にラグジュアリーすぎず、適度にオシャレでそれもまた気分良さを増してくれました。
ディーゼルモデルは夏まで”お預け”だそうですが、評判いいプジョーのディーゼルとの組み合わせも気になるところ!ガソリン車でもパワー不足は感じなかったものの、ディーゼルのパワーとの融合も体験したくなる車でした。
総括
試乗に際してちょこちょこ撮らせていただいた写真なので最高のアングルで撮れていない物も多かったですが、何度も繰り返した通り、実に「プジョーらしくない」装備が目白押しなのがこの、新型3008です!
価格帯は違うもののCX-5も競合車種になるというこの車格カテゴリーでは群を抜いてオシャレで、ドキドキさせられる車に感じました。
ディーラーの方曰く、ドイツ車からの乗り換え目的で見にこられる方も以前のプジョーとは比べられないくらい多くなっているそうで、まさに、”新生プジョー発進”への一手を感じる車となっている3008でした。
ただ、国産車から少し背伸びしたら手に入る感覚だったプジョーとしてはお値段が高くなっているのも事実です。
現在現実的な唯一の選択肢となる「Allure LEDパッケージ」が369万円(+諸経費)という価格は、パノラミックルーフ(+15万円)やナビ(18.4万円)、特別カラーであるコッパーの塗装費(約6万円)などを入れるとプジョー公式の見積もりで税込442万円ちょっと。
なかなかすぐに「オッケ、気に入った買おう!」という額ではないですねー(笑)。
でもまた夏にディーゼルモデルが登場したら本格的に考えたくなる、そんな車でした!