このブログのアクセスランキング上位で読まれている記事が、2年前にアメリカ版「iPhone 7」を日本で使用したという話です。
海外出張の多い方や、留学生などが興味を持たれたトピックかと思いますが、あれから2年、昨年発売の「iPhone 8」や「iPhone X」ではさらにボーダレス化が進み、特に大きな悩みなく日本でも使える様になったと聞いています。
そんな中、ボクは「iPhone Xs」をアメリカで購入したのでまたまた国内使用レビューを投じようと思いました。
Walletが使える様になった!
まさに見出しの通りの感動が一番大きくて、7ではSuicaだったり、国内発行のクレジットカードがWalletアプリに登録できなかったのですが、それが使える様になりました!
当然だけど、US版「iPhone」ではSuicaや日本のクレカが使えない
この様に、Suicaはもちろん、「au WALLETカード」や日本発行の「American Express」が、アメリカの銀行カードやスタバカードと並んでいます。
これで日本にいるときにQUICペイを使うこともできますし、Suicaで電車に乗ったりコンビニ決済もできる様になりました。
7ではこれができなくてフラストレーション溜まってたので、この改善点だけでもとても嬉しいです。
先日ユニバでアメックスを使う方法について紹介しましたが、実は7を持っていたボクは実際まだ使えていませんでした(笑)
USJでアメックスを使う「裏技」でパーク内の出費も経費精算可能に!
もちろんauで使えます…ただし…
さて、順序が逆だったかも知れませんが、そもそもauなどの国内キャリアで使えるのかという問題。もちろん使えます!
ただし、
iPhone 7と8以降は対応SIMカードが違う様で、、、、なんとSIMカードを作り直してもらうという必要が生じました。
auのVoLTEというサービスの関係だということですが、こちらに詳しく(?)書かれています。
とりあえず、システム云々は置いておいて、とにかくSIMが違うから、「持ち込み機種変更」という形で事務手数料3,240円(税込)が発生してしまいます。
もともとVoLTE対応SIMで運用していた方にはこれは関係ありませんが、ボクは元のSIMだと通信できず、auショップに行ったらこういう話になりました。。。3,240円はまあまあでかい。
auで買う場合との価格差
ところで気になる話は、一昔前の様にiPhoneの最安値モデルが「実質ゼロ円」ということはもうありませんね。
ですが、「毎月割」などいろいろな値引きを考慮に入れるとauで買う価格は一体いくらになるのか、ちょっと考えてみました。
au公式ページを覗くと、こんな感じになっていました。
「毎月割」を利用した場合、毎月2,710円がauからサポートとしてもらえる様です。
この例はボクの買った「iPhone XS 256GB」モデルなのですが、割賦合計の元値はApple Storeで買うよりちょっと高いですね。Appleだと税込140,184円です。
ともあれ、auで分割で買うと8万円ちょっとになるわけですから、Apple Storeで一括で買うことと比べた場合、6万円ほど安く買える計算にはなります。
ちなみにボクはアメリカで買ったので、$1,150、一ドル113円で換算すると、およそ13万円だった計算になります(免税で購入)。
大人しくauで買っていたら、2年縛りに悩まされる代わりに5万円安く変えた計算になります。
格安SIMで運用する場合
しかし、ボクがアメリカで買ってきた理由は日米行ったり来たりの生活だからで、日本にいない期間がそれなりにあることを考慮すると、そろそろ格安通信会社に移動してもいいのかな、と考えていたんです。
では、auで運用する場合と、ボクが考えている「LINEモバイル」で運用する場合の月々の使用量の想定を見たらどうなるか?
LINEモバイルの見積もり
上記は税抜き、データは月々3GBずつというプランです。ボクは準かけ放題プランが欲しいので、これに880円プラスした、2,570円というのがLINEモバイルの場合月々支払う額になります(実際はユニバーサル使用料というのが2円さらにかかります)。
auでピタットプランの場合
公式サイトで見積もりをやるとピタットプランというのがデータの量に応じて値段が変わる性質上、こんな感じになってしまいます。
まあ、端末支払いが24回で契約も2年契約なので、単純に(自分の想定データ量である3GBを毎月使った場合の計算で)9,878×24をしてみると、237,072円となります。
これは端末代込みの料金なので、LINEモバイルと比較する場合、2,570×24とiPhone Xs代を足すことになるので、
2,570円x24月=61,680円、プラス13万円=191,680円となりました。
つまり、、、
24で割ると、月々1,890円ほどLINEモバイルでの運用の方が安くつくという計算ですね。
一見、毎月割があって、「端末が6万円も安く買える!」と感じさせられてしまいそうですが、実際は通信費が高く設定されているのでそっちで払わされているだけ、ということです。
もちろん、格安系は通信速度が遅いとか、実店舗がないというマイナス点はありますので、いつでも高速通信が欲しい人や、しょっちゅうお店に行く人(助けがいる人)には向かない方向性ですが、ボクみたいに店舗なんかほぼ行かない、高速通信はほぼ必要ない、という人には月々2千円近く節約できる方向性ということがわかりました。
au卒業へ
ということで、スマートバリューの映画割引とか、毎日行われる抽選が好きでスマートバリュープレミアムに加入(毎月600円くらい)していたボクですが、入っているからにはいかなきゃ!!と毎日曜日必死にミスドに通い、毎週水曜日は餃子を食べ、としていた人生とはおさらばです。
バイバイ、三太郎
LINEモバイルを選ぶ理由はLINEのID検索ができる唯一の格安SIM系だからですが、SNSカウントフリーの恩恵を考えると3GBでたまに足りない月があった不安も解消するかも知れませんし、専用アプリからかける必要はあるものの、通話料無料がauの5分かけ放題から10分かけ放題に倍増するのも嬉しいポイント。また、超過分もauは30秒20円ですが、LINEモバイルは30秒10円ですから通話料のメリットもあります。
実際使用してみないと通信速度の実感はわかりませんが、会社用に作っていたmineoのiPhoneではLINEのやりとりで不足を感じたこともなく、Googleマップでのナビゲーションも常に快適でしたから、心配ないかな?と思っています。画面上に表示される通信事業者名だけ、「Softbank」となるとのこと(docomo回線で契約もできますが、Softbankの方が速いとのこと)だけちょっと嫌かなーって思うくらいで、あとはそんなに心配ありません。
予定では今月末、MNPでLINEモバイル生になります。
転校したらまた、レビュー記事でも書こうかと思いますが、今日の本題、アメリカ版iPhone Xsを日本で使う話については、全く問題なく、快適そのもの、というお話でした。