「Model S」をはじめ、自動運転機能搭載やEV(電気自動車)のみのラインナップで新世代の自動車メーカーとして躍進し続ける「TESLA」(テスラ)がスポーツカータイプの新型モデル「Roadster」(ロードスター)を発表しました。
スポーツカーとしてのスピード力
TESLAの車はEVの強みの一つである加速をアピールポイントとすることが多いですが、このRoadsterでは停止状態からわずか1.9秒で時速60マイル(96km)に達する加速力に加え、最高時速も250マイル(400km)を超えるとなど、スポーツカーとしての性能十分のモデルとなる予定です。また、一回の充電で620マイル(992km)と長距離航行が可能ということです(電池容量は未発表)。
4人乗り
ボクの憧れのスポーツカーの一つであるMAZDAの「ロードスター」は同じ名前の車ですが、こちらは2人乗りです。多くのオープンスポーツカーがツーシーターであることは多くが知るところですが、TESLAのRoadsterは4人乗りです。
MAZDA「ロードスター RF」
現在公式サイトにて見られる画像では後部座席の様子はわかりませんが、デザイン的に後部座席は”補助席”的な位置付けになるだろうことは予想できます。ただ、完全に2人しか乗れない車と違い、ちょっとした荷物を置いたり、緊急時に一応最大4人乗れる余裕はありがたいです。
ガラスルーフ
ルーフ部分はTESLAお得意のガラスルーフですが、ここだけ少し微妙。
右の写真の様にオープンになるのですが、ガラスルーフ部分はトランクに収納するスタイル(タルガスタイル)とのことで、電動にせよ手動にせよ乗ったまま開閉できるタイプでないのが残念ポイント。
多くのオープンカーが車内にいながら信号での停止中に開閉できるのに対し、このタイプだと一旦停車して、「よっこいしょ」とオープンモードに移行する必要があるので面倒です。
アメリカではよく、ショッピングセンターでオープン状態のまま停めてある車を見かけますが、TESLA的にはそんな感じの利用を想定しているのですかね?
発売は2020年の予定で$200,000から
基本価格$200,000(約2,200万円)という高級モデルで、発売は2年ちょっと後の2020年を予定しているということです。公式サイトでは予約が受け付けられており、予約のための手付金は$50,000(約550万円)と、Model 3なら買えてしまう額となっています。
お金に余裕があり、スポーツカーが好きで、新しいもの好きな人は、550万円で予約しましょう(笑)。