このところ大阪は元気が良い様です。外国人観光客の集まり具合も良い様で、2025年の万博に向けてノリもよろしいのかと。
それに向けてか、向けなくてか3つの大きな商業施設が新規建設もしくはリニューアルオープンされます。大阪で育ったものとして、気になるのでまとめてみました!
1. ヨドバシ梅田タワー(2019年秋)
2001年秋にオープンした「ヨドバシカメラマルチメディア梅田」に隣接する元駐車場スペースだった場所に新たにもう一棟建設し大規模商用施設化します。このほど名称も「ヨドバシ梅田タワー」と決定しました。
「ヨドバシ梅田タワー」は、既存のヨドバシカメラマルチメディア梅田に、約200店舗を集積する商業施設、約1,000室のホテルを併設した大阪・梅田の新しいランドマークとして、2019年秋に開業を迎えます。地下2階から地上8階の10フロアにまたがる売り場面積91,954㎡の大規模商業施設は、カメラ・家電量販店を展開するヨドバシカメラを核にした新たな複合商業施設となります。
商業施設の各フロアは隣接する既存のヨドバシカメラマルチメディア梅田とも接続し、気分が上がる買い物、暮らしの必需品、最高の便利、日々の楽しみとしての食、ハレの日のごちそうと、多方面に渡るお店を揃えて、より便利で豊かな買い物体験を提供します。
建物名称を「ヨドバシ梅田タワー」に決定 約200店舗を集積する複合商業施設として大阪駅前に新たなランドマークが誕生(2019年6月3日)
上の写真は公式リリースによる完成予想図。既存のヨドバシカメラ店舗と近しいデザインの北棟が建ち、その上にさらにホテルなどが入る文字通りタワーが登場します。立地としてはJR大阪駅のすぐ隣北側にあるスーパー好立地であることからまさに一等地にあるビルとなります。
上のイメージは北東側、それは阪急電車の梅田駅から最寄りの角に当たりますが、今後は阪急勢からもアクセスしやすいイメージになりそうです。
地下4階、地上34階のビルとなる予定で、地下1階〜地上8階が商業施設になり、9階〜34階はホテル、そして地下4階〜地下2階を駐車場とする計画とのことです。延床面積は約105,200平方メートル。ホテルには阪急の名前が入り、阪急阪神第一ホテルグループの一員となります。1,032室という部屋数は同社運営の大阪新阪急ホテルの961室をも上回る数になります。
梅田中心部の印象が変わりそうな新施設となりそうです。
2. 大丸心斎橋店 本館(2019年9月20日)
大丸松坂屋百貨店は、2019年9月20日(金)に、大阪・心斎橋に「大丸心斎橋店 本館」をグランドオープンします。
個性溢れる専門店計370店舗※が出店し、関西初、新業態の店舗がひしめきあう最前線スポットが集結した心斎橋エリアのランドマークとして生まれ変わります。※2019年6月11日現在
上記プレスリリースの通り、ヨドバシ梅田タワーと時期を同じくらいにオープン予定なのがミナミの老舗デパート大丸心斎橋店です。86年ぶりの建て替えとのことでかなり大掛かりなリニューアルですが、一見した外観の印象は大きく変えようとしなかった様にも感じますね。阪急・阪神両デパートが高層ビル化させた(させる)のに対して心斎橋の大丸はそんなに高層階まで積み上げないようです(地上11階)。
今はもう松坂屋と合体していて今後も百貨店は統廃合が進むかもしれない中での大規模リニューアルなので難波にある高島屋やマルイと合わせて頑張って欲しいなとは思います。心斎橋といえばそごうがなくなっちゃってますからね。。
約300年の歴史を持つ大丸心斎橋店、86年ぶりの本館建て替え “大阪の新たなランドマーク”となる「大丸心斎橋店 本館」 2019年9月20日グランドオープン
3. 大阪梅田ツインタワーズ・サウス(全面は2022年春)
再び梅田に戻り、こちらは阪急百貨店のあったところにできる予定の「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」です。従来通り基本的には下層階は阪神百貨店としてすでに昨年6月に部分開業済みで、2021年に全面開業予定です。上のオフィス、カンファレンスゾーンがまだ建築中で写真でいうと上の角ばったピカピカガラス張りの部分が2022年春までに完成する見通しのようです。
名称については、現在阪急百貨店梅田店が入るビルが「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に名称変更され、H2O、阪急阪神ホールディングスグループを象徴する2大ビルディングとして展開していく予定のようです。
こちらの新ビルは38階までの高層ビルになる予定とのことで、完成すると、ハービスENTやグランフロント大阪などと合わせて、ちょっと前の梅田とはがらっと違った高層ビル群が立ち並ぶエリアに様変わりしそうです。
まとめ
梅田エリアが活性化して久しいですが、こんなにオフィスビルを作りまくって入るテナントがいるというのがすごいなーって単純に思います。商業エリアには「関西初上陸●◯店」と謳い文句が並んで、これまたたくさんの商用施設が増えるのでそれだけお店が増えても売れるんだなーと興味深いわけですが、それにより大阪の経済が発展してもらえたらいいなと思います。