2020年7月情報追加
故・Steve JobsがAPPLE(以下、アップル)のCEOに返り咲き、最初に世に送り出した初代「iMac」はあまりにセンセーショナルで、瀕死状態だったアップルを一瞬で復活させるという劇的なプロダクトになりました。
当時大阪では日本橋のMac専門店くらいでしかそのiMacに触れることができなかったため、父親とそれだけのために日本橋に行ったことを今でも覚えています。
その後着実に進化を続け、初登場から20年近く経った今もラインナップの核となっているiMacですが、初代のポップでクールなデザインも、一部から変なあだ名がつけられていました。
今日はそんな歴代iMacの変なあだ名をまとめてみました!
初代は「おにぎり」!
アップルCEOに返り咲いたJobsがドヤ顔で 抱きかかえているのが初代iMac。
2016年の今こうして見るとでっかくも見えますが、発表当時はそれまでのどんなデスクトップパソコンよりもシンプルかつクールにまとまった「美しすぎる」デザインのプロダクトとして世界中から注目されました。
既存のPCがケーブルだらけなのを街の騒音に例え、背面には電源ケーブルのみという「iMac」を心地よくさえずる小鳥の歌声に例えたCM。
昔ながらのアップルらしい訴求方針ですが、確かにシンプルさは強い訴求ポイントでした。
透明な筐体も斬新で、正円のマウスも「そうきたか」というものでした。
ただ、どんな優れた誰もが関心するデザインも、尖った見方はされてしまうもので、この筐体デザインを「おにぎり」と呼ぶ人たちがいました。
ボクより上の世代以上の方ならこのCMを覚えている人、多いんじゃないかと思いますが、1999年に登場したカラフルなiMac。これ以降、本当にたくさんの道具がカラフルになりました。
黒とか白が基本だった印鑑がスケルトンでカラフルになったのはかなり影響を受けたんじゃないかな?と思ったものですが、今ではそういうの、普通になりましたね。
こちらは1999年末に登場したモデルですが、うーん、まあこの色だと確かに、おにぎり感ありますね(笑)
液晶化された「iMac G4」は「大福」
2002年に登場した「iMac G4」は、それまでの”おにぎり”型から大きくデザインが変更されました。
ブラウン管から液晶モニターへ変更になったことが大きな要素となり、白い半球型の本体にメタリックな可動アームが伸びていて、その先についた液晶ディスプレイが可動アームの恩恵でクニクニ動くというデザイン。
ブラウン感時代には考えられなかった進化を遂げたiMacは歴代アップルCMの中でも大のお気に入りのこんなCMでアピールしました。
まるで生きている様な演出ですが、この自由に動く液晶画面に当時かなりの憧れを抱いたものです。
そんなiMac G4ですが、ついたあだ名は「大福」。
本体側の白い半球が大福に見立てられたことによるあだ名ですが、液晶部分は無視されておにぎりから大福へと進化した様です。
ちなみにSteve Jobsは『「Sunflower」(ヒマワリ)のようだ』と呼んだらしいです。ヒマワリに見立てるには画面が四角すぎますが、大福よりはマシなあだ名かも知れません。
真の一体型モデル、「iMac G5」は「はんぺん」
”大福”部分が取っ払われ、液晶部分に本体が統合された、真の一体型モデルとなった「iMac G5」は同時期にアップルの主力商品となり始めた「iPod」シリーズに寄せたデザインへと更新されました。
一見液晶画面しかない様に見えるデザインから、「本体はどこ?」という声も出たモデルですが、ついたあだ名が「はんぺん」。
一瞬、はんぺんってなんだっけ?と思ったものですが、
こいつがはんぺんです。まあ、薄くて四角くて、白い存在です。
このデザインは後にインカム(iSight)が内蔵されたり、Intelプロセッサへと変更される渦中にあったりというモデルでした。
アルミ以降にあだ名はない
この後筐体がアルミになり、さらに薄型化を進めて来ましたが、それらのあだ名はあまり聞くことはなくなりました。
アルミiMacは一番左のタイプで形はほぼ「はんぺん」なデザインから始まり、キーボードとマウスがワイアレスタイプに更新されたりSDカードスロットができたりという真ん中の世代になり、一番新しいものは右のような角度によっては一見本当にうっすい液晶画面にしか見えないというモデルへと進化を続けています。
シルバー筐体だと食べ物っぽくないからでしょうか?
なんかいいあだ名をつけたいと思うもののいい名前が浮かびません。
この記事を書きながら結構考えたんですけどねー思い浮かびませんでした(笑)。
2020年、久しぶりにデザイン更新?
長らくデザインアップデートがないiMacですが、2020年ついにデザインのアップデートがあるとかないとか?
↑このデザインは想像が行き過ぎですが、ちょっと「お!!」ってなる様なデザインに期待します。
総括
20年弱という長い期間続くiMacシリーズ。
パソコンの寿命は短くて、5年も使ったら買い換えなきゃと言われたりもしますが、ボクは(すでにメインユースではなりませんが)2009年モデルを使い続けています。
飽きのこない秀逸なデザインのため、新しいモデルに買い換えるならその新モデルがさらに刺激的なデザインである必要があります。なぜなら、すでに持っているモデルを部屋のインテリアの一部としてしまっているため、スペックが時代遅れでも、置いておきたいという気持ちになるからです。
先日紹介したクックCEOの新Macに期待させる話にはとっても大きな期待を持たされるわけですが、どんな刺激的なデザインで登場するのか、そして世のMacファン、アップルファンがもしかしたら面白いあだ名をつけるんじゃないかと、今から楽しみです!