こんにちは!サッカーがスポーツの中で一番大好きなLeoです。
いやー、びっくりしました。
北マケドニアがどうとかではなくて、「EURO2020」(ヨーロッパチャンピオンを決める大会・実施は2021年)で優勝のイタリアが今年のワールドカップに出られないなんて!しかも、2大会連続ですよ。
詳しくなくてごめんやけど、それはびっくりなん?
相当びっくりですよ〜
MoKuJi
サッカー好きなら世界中の誰もが驚いただろう大事件
”カルチョ”の国イタリアは、かつては”キング”カズが挑戦したところから日本人の参戦も始まりましたが、世界4大リーグと呼ばれる、
- イングランドの「プレミアリーグ」
- スペインの「リーガエスパニョーラ」
- イタリアの「セリエA」
- ドイツの「ブンデスリーガ」
の一角で、世界中からスター選手が集まるスーパーリーグがあり、当然、イタリア自体、長くサッカー大国として君臨しています。
ワールドカップ4度優勝
国同士の最高峰を決める大会、ワールドカップでは、2006年大会で4度目の優勝を果たしています。
4度の優勝回数は、ブラジルの5回に次ぐ2番目です。
なんとなく、すごそう。。(!)
衝撃具合を例えてみますね
まだピンと来ない方、サッカー詳しくない人のために例えると、、、
例えば、「日本を代表する漫画」を32作品集めようって時に「ドラえもん」が入っていないくらい。
例えば、フードコートで「みんなが大好き鉄板のファーストフード店」を32店舗集めようとした時に、「マクドナルド」とか、「吉野家」がいない感じです。
漫画も、食べ物も、当然好みはあると思いますが、好きじゃないという人でも、その作品、お店が確実に32選には入る支持を集めていることはわかっていますよね??
流石にわかる(ドラえもんもマクドも牛丼も好き)
イタリアは世界ランキングでも上位
優勝回数もさることながら、2月に発表されている世界ランキングでイタリアは6位に入っています。過去に強くても、弱くなってしまったという、いわゆる「古豪」と呼ばれる国もある中で、世界ランクだけで見たら、今年のワールドカップには、絶対出場するべき国の一つなのは誰にでもわかるわけです。
ちなみに、敗退になった試合での相手国、北マケドニアは67位です。北マケドニアが出場できるかどうかはまだわかっていませんが、先日本大会出場を決めた日本は同ランキング23位。
わかってきた(気がする)
「何があるかわからない」のが人生、でも、視点を変えれば…
わかってきたところで本題です。
よく考えてみて欲しいのだけど、
イタリア代表になれたのって、イタリア人の中でほんの20人ちょっとですよね。
もちろん、全員がサッカーを志すわけではないし、今回は男子チームの話ですが、それでも、何万人という子供たちが憧れる自国の代表です。まず、そこに入れただけで奇跡的な確率だし、当然選手たちはたくさん努力はするのですが、才能とか、運もきっとあります。
ボクも中学生の頃からですが、サッカーをやっていて、Jリーガーになれたらなぁと妄想した時期もありました。
今、打ちひしがれているであろうイタリア代表の選手たちが、Jリーグに入りたいと思えば、間違いなく全員、破格の条件で招かれるでしょう。
世界中で1,000人にも満たない人たちがたどり着く場所
先ほどイタリアサッカーに挑戦したレジェンド、キングカズの名前を挙げましたが、90年代、日本で間違いなく最高のプレーヤーとして君臨していたまさに王様が、ワールドカップには出場したことがないのはボク世代ならみんなが知っていることです。
カズが出られなかった1998年のワールドカップ以降、今年の大会で日本は7大会連続で出場することになりますが、”常連”になってしまったのでありがたみが感じにくくなる中で、やっぱり、思い出さなければならないのが、毎回、1,000人にも満たない選りすぐりのサッカー選手だけがたどり着けるのがワールドカップだということです。
次回からは本大会への出場チーム数が大幅に増えるのでこの人数も増える予定ですが、それでも、世界の競技人口を考えると、奇跡と言わざるを得ない確率です。
つまり、”そこ”にたどり着けなくても、国の代表としてプレイできること、世界最高峰のリーグ・チームに所属して、好きなことを職業にできる幸せが、今回のイタリア代表の選手たちにはあるということです。
最高峰にたどり着けなくても不幸ではない
当然、選手たちは日々鍛錬し、上を目指しています。
負けたら悔しいだけじゃなく、絶望して、もうサッカーやめてしまおうとか感じる人もいるかも知れないし、ピッチで失敗した選手や、あと一歩のところで出れていない選手の悔しさも大きかろうと思います。
ボクは、
ワールドカップ予選から比べたら小さい話ですが、
高校の時に、最後の大会で、選抜メンバーに入れませんでした。高三なんで、イメージとしては優先的に入れてもらえるとか甘く考えていたところもあるし、実際、チーム内を見渡して、自分がそこまで著しく役に立たない選手とは思っていませんでした。
しかし、選外。高三で自分だけ。
18歳の若き日のボクは当然落ち込んで、絶望していたと思います。
同時に、高三で自分だけ行けないことが恥ずかしくて、恥ずかしくて。
学校に行くのもやめてしまいたいような感覚です。
それが、ちょっとした出来事があって、繰り上げでチームに入ることになりました。
落ちて、浮かんで、
しかし、ぎりぎり入れたメンバーですから、試合にスタメンということにはなりません。
その大会、優勝を果たしたんですが(小さな大会のね)、ボクはどこか、蚊帳の外というか、チームの一員という感覚で喜べなかった記憶があります。
そんなボクからすれば、プロになれることは当然、世界大会に出る国の代表に名を連ねることは夢のまた夢です。
アメリカ時代に一回だけ、チアリーダーが来てくれる州大会があったのですが、その試合、学生ですがDJがいて、選手が呼ばれて、チアリーダーたちが作るアーチをくぐって、スポットライトの当たるピッチに出ていくセレモニーがあったんですね。
多分あれがボクのサッカー人生で一番のモーメントです。
プロ中のプロ、世界最高峰の選手にこんな話したところで、何の役にも立たないでしょうけどね。
あなたからしたら、サッカーで食っている人全員幸せだよな
そう、その通り
せやけど、選手になった以上、上に行きたいわな
そう、その通り
わいらの欲求の上限ってどこなんやろか
そこが分かれば、幸せな人生が送れるかも知れないね
悪いことがあるなら、いいことも予期せず訪れるハズ
ボクも40年生きてきて、振り返ると、「ああ、あんな幸運滅多にないよな」と思う出来事はいくつも思い出せます。
恋愛で、無理だと思っていた相手と相愛になれたり、
バイトを探していたら希望の額を大幅に上回る給料の仕事が見つかって、しかもすぐに採用になったり、
宝くじとかはそもそも買わないのでそういうラッキーはないですけど、欲しいと思っていた車が最後の一台だからと新品なのにめっちゃ値引きしてもらったこともあるし、道を間違ったと思ってやべーって思ったら実は近道だったとか、本当に、色々あります。
期待が裏切られる時に絶望する
人は、多くの場合、予測しながら生きていて、「期待値」というものを感覚的に持っていますよね。
例えば、天気予報は統計的な根拠がありますが、素人でも空の色とか湿度の感覚でなんとなく雨降りそうかな、とか感じる時ありますよね?それは、過去に同じ空気、空色を見た後に何が起こったかを記憶していて、予測根拠にしていますが、「いい流れきてる!」みたいな感じも含めて、恋愛なら「脈アリかも!」とか、テストだったら「手応えあり!」みたいな、いい結果が待っていそうな予感にワクワクします。
しかし、時にその予感はハズレていて、失望や絶望が待っています。
「付き合えるかも!」って予測したから、付き合えなかった悲しみが倍増します。いい点取れる、って思った時も同じです。結果が予想より悪いとガッカリがすごい。
イタリアチームは、前の年にヨーロッパを制していて、しかも世界で6番目に優れたチームという位置にいました。だから、多くの人が「ワールドカップに出て当然」と思っているし、前回出られなかったチームですので、強豪がまさか2大会連続で出られないはずがない、なんて思っていたかも知れません。
多くの選手にとって予選は本大会に選ばれるためのアピールの場だったかも知れません。
一方で、出られるか微妙な立場にいるチームや、出れる確率がかなり低いチームはそういう期待がないですね。
でもさ、期待せずに生きるのは、退屈やん?
少なくともボクは、そう思うよ
欲せず、平凡に生きれば傷つかない?
今、日本人女性が「3低」を求めているという話があります。簡単にいうと、以前の「3高」のような高望みをすると失敗しうるから、多くを望まず、平凡でいいから安全で穏やかに生きたいと。
ほらやっぱり
その時流を否定したくはないですが、リスクを恐れて安全に、安全に、という生き方は、ボクは好みではないです。
それは、
この問いへの答えが、見つからなくなりそうだからです。
この件については別の記事を以前書いているのでそちらを参照していただければと思いますが、ボクは、確かにリスクは怖いし、自分だって傷つくのは嫌です。ゆるやかで、安定した生活にも憧れます。でも、安全な代わりに出会えなくなるかも知れないことがあるんじゃないかって思ってしまうのです。
そして、何より、
”挑戦”ということがない人生だと、ただ生まれてきて、安全に、怪我とかはしないけど、起伏のない平らな道をただまっすぐ歩いただけで終わってしまいそうな、”恐怖”を感じてしまうのです。
だから、
失敗したり、不可抗力であれ夢が叶わなかったり、目標に到達できなかった時の考え方として、「次こそ!」を思うようにしているのです。
きっと、
きっと次は、良い方の想像外の喜びがあるはずだと信じて。
ポジティブシンキングは悪くはないと思うけど、実際はどうなんやろ
確率の話なら、数えたことないし、エクスペリエンスの大小を数値化するのも難しいからなんとも言えんなぁ。
逆の驚き、ワクワクが必ずある
今回の話で言うと、北マケドニアは、「うわー次イタリアさんやん、善戦したいけど、強いよなーーー」って思っていたら、わずか2本しか枠内に飛ばなかったうちの1本のシュートにより勝利しました。
失礼ですが、大アップセットであり、同チーム目線で言うと、”まさか!”の展開。まだ、次の相手も強豪国ですが、もしかしたらワールドカップ、あるんじゃない??とワクワクできる、想定外の奇跡的喜びの中にいるかも知れません。
ピンチをチャンスに、
とはよく聞きますが、
絶望して、落ち込んでいる時間があるなら、そのどん底の中からどう這い上がるかを考え、一生懸命になる方が未来につながるとボクは思います。
正直、
ボクの人生あまり勝ったことがありません。
先ほどのサッカーの話もそうですけど、
急に行けることになっても、
スタメンでもないし、1点も取っていません。
大勝利!の経験、まだないかも知れません。。。
でも、逆に定期的にやってくる大ピンチ、大敗のたびに、「もういっちょ!」、「次こそ!」っていう気持ちでなんとかつながっています。それはやっぱり、大勝利!ではないけど、たまーに、予期せずいいことがあったり、嬉しいことを経験できたりしているからじゃないかなと思います。
絶望するようなことの方が記憶に残りやすいというし、幸せになると欲が出て、現状に満足できなくなっていくなど、なかなかうまくいかない脳のルールがあるっぽいのですが、
今回紹介した話のように、
自分がどこにいるかを変えてみたり、物の見方をガラッと変えてみたら、絶望がそうでもなかったかも、と思える場合もあるし、
予期せず絶望的な出来事が起こるのと同じく、人生、急に思ってもみない幸運がやってくるものだとボクは信じています。
だから、今回のイタリアチームには同情するし、自分もガッカリしましたが、同時に、”幸せのたね”はそこに落ちていて、それを咲かせるために動くのか、動かないのかは自分次第というお話でした!
まとめ
イタリア代表は、前回出ていないので、サッカーファンのボクとしては是非本大会で見たいチームの一つでしたが、
イタリアが出られないと言うことは、代わりに、1カ国、イタリアが出ていたら見られなかったチームが参戦すると言うことです。
もしかしたらそのチームが素晴らしいサッカーをしてくれて、ボクがワクワクできるかも知れませんよね。
イタリア人の皆さんは今、めっちゃ嫌な気持ちだと思いますが、代わりに同じユニフォーム色(今の日本代表のはちょっと迷彩柄でイメージ違いますけど、、、)の日本チームを応援してみるとか、新しい楽しみを見つけて、サッカーを最大限に楽しんで見てもらえたら、とか思うのですが、いかがでしょうか?
今回の記事を書くうえで、語りたかったことは、
- 絶望するような出来事はこれからも何度も起こるだろう
- でも、同数でなくても予期せぬ「いいこと」も必ずあるはず
- だからシンドい時も「次」を見つけて生きたい
こんな話でした。