こんにちは、ブログ歴15年、Wordpress歴8年のLeoです。
ボクはこれまで個人でも20を超えるブログを運営してきましたが、最近では依頼で他者のブログを作ったり、コンサルしたりするようになりました。
そんな中で、
独自ドメインってどんな風にきめたらいいんですか?
こういう質問と出くわすことが多くなっています。
ということで今日はドメインを決めるときのお話をします!
MoKuJi
独自ドメインってなに?
まず大前提的な話ですが、
という点をサクッと。
ドメインとは、自分の好きな文字列でできた”世界で無二”の名前のようなものです。
例えば人の名前だと同姓同名ということが起こりますが、世界で「同じ名前をつけてはいけない」というルールができたと想像してみて下さい。
その場合、どこかに山田太郎さんが存在していたら、二度と新しい山田太郎さんは存在できなくなります。
同じものは絶対取れない
馴染みがあることでいうと、LINEのIDやTwitterのアカウントを作る時に、
こんな感じで「もうその名前は使われています」的なエラーメッセージが出て、数字を組み合わせた取得可能な名前の提案が出てきますよね?
昔だとメールアドレスでも経験した方が多いのではないかと思いますが、
- 名前+誕生
- 下の名前.苗字の頭文字
- 好きな言葉を英語にしてアンダーバー(_)でつなぐ
などがよくあるユーザー名の作り方ですよね。
それに似たものがドメインな訳ですが、ドメインは、
○○○○○.com
の様に任意の文字列と、そのあとにドットなんちゃらというのがくっつく方式で、一番有名なのが「.com」です。
これはLEOLOGのドメインですが、ちょっとテク9て、「blog.」というサブドメインと呼ばれるものが頭についていて、純粋なドメイン名は「leomiyanaga.com」です。
ボクの様に、あまり同じ名前の人がいなさそうな名前を持っている方だとこんな感じで「自分の名前.com」が取得しやすいですが、山田太郎(逆に少ない?笑)さんの様によくある名前の方だと、
な訳です。
だからボクのやっているEXSという会社を作った時のドメイン取得では、「EXS.com」はもう取れなくて、「-」を入れる対応をとり、「EXS-i.com」にしています。
ドメインには価値がある
競合の多そうなドメインには価値があり、「プレミアムドメイン」とも呼ばれ高値で売買されています。
例えば「apple.com」なんかは、りんご屋さんとかが先に取っていても不思議ではありませんね。
例えばボクが、「miyanaga.com」を持っていたとして、
新しくMiyanagaという会社が爆発的に成長したとします。
同社が小さいうちは「Miyanaga-corp.com」とか企業さんなので「Miyanaga.co.jp」という名前で運用していたけれど、会社が大きくなったのでどうしても「Miyanaga.com」が欲しくなったとします。
通常.comドメインは年間1,000円くらいですが、権利を100万円で買ってもいいと思うかも知れませんよね。
地上げ屋さんの論理と同じです。
大手でも綺麗なドメインが取れていないこともある
そんな都合から、大手企業とはいえ「社名.com」とか「社名.jp」というドメインが取れていないことは結構あります。
お金だけで解決できない場合もあって、
さっきの例で言えばボクが「Miyanaga.com」にお金以上の価値を感じていたら売りませんよね?
実際、財力に申し分ないはずの「LINE」は、「line.com」が取られてしまっているので、「line.me」という「.me」でアカウントをとっています。
また、同音の他社が多そうな企業も大変です。
例えばカップラーメンの「日清食品」は「nissin.com」をゲットしていて、物流大手の「株式会社日新」は「nissin-tw.com」、「日新電気株式会社」は「nissin.jp」を使っています。
やっぱり.comを取れていると一番見栄えもいいし、「早いうちからネット環境に取り組んでいた」イメージも出ます。
その辺の都合からも、「著作権」や「商標権」と同じく大手企業では結構大事な問題、且つ、お金をかける問題です。
詳しくはこちらの記事を読むとよくわかると思います。
ドメインの重要性はよくわかりました
やっぱり.comがいいの?
かつてドメインといえば、.comや.netが一般的でした。
分野別トップレベルドメイン(gTLD)と呼ばれるこれらのドメインは、2001年に追加されるまでは以下の7種類しかありませんでした。
初期7ドメイン
.com | 誰でも登録可。多分一番人気で、「基本」のドメインと誰からも認識されている。 |
.net | 誰でも登録可。最初は分散ネットワーク用の入り口サイトに使うため作られたらしいが、今は.comがない時の2番手候補的な存在になっている。 |
.org | organization=団体の意味で、基本的に非営利団体のウェブサイト用で存在しているため、取得には審査がある。 |
.edu | education=教育の意味。アメリカの教育系(小中高、大学など)期間用のドメインであるためそれ以外n取得は簡単ではない。 |
.int | あまり見かけないやつ。例外があるらしいが、基本的に二つ以上の国の間の条約によって設立された組織・機関・運動のみにしか使用できないらしい。 |
.gov | government=政府の意味。その名の通りですが、政府と言ってもアメリカの政府用で、省庁や州、郡などの地方自治体が使うため一般では使用不可。 |
.mil | これも普通見かけないのは、military=軍部の意味のドメインだからですね。軍と言っても、アメリカ軍です。 |
なお、これ以外に国別ドメインというものがあって、○○.jpとか○○.co.jp的なものはccTLDと呼ばれていて上記7つとは別で1980年代から運用されていました。
まあ当時は個人レベルでドメインを必要とする人はレアだったと思いますが。
2001年以降に増えていく
2001年、.info/.biz/.name/.pro/.museum/.aero/.coopという7つが追加されました。
この中でよく見かけるのは.infoと.bizくらいだと思いますが、2005〜2011年の間にさらに.jobs/.travel/.mobi/.cat/.tel/.asia/.xxxこんな7つが追加され、合計21種になりました。
.catとかなんか可愛いです。
その後さらに増量が続き、2014〜2015年には.nagoya/.tokyo/.yokohama/.okinawa/.kyoto/.ryukyu/.osakaなどの日本の地域ドメインも導入され2015年末時点で1096種類存在するとwikipediaでは書かれています。
多分今はもっともっと増えていて、
例えば「.blog」とか「.email」とか、利用用途が明らかな感じのものや、
「.design」とか「.shop」などビジネスの方向性が見えるものもめちゃ多いです。
「.vip」とか「.pro」、「.gold」とかなんか高級路線目指してるサービス用っぽいのだったり、
「.ninja」とか「.sex」とかそんなんあるんや〜って思わせられるのもあり、結構興味深いです。
しかし、ここで次の疑問が生じます。
.comや.netなどの有名ドメインじゃなくていいんですか?
新規ドメインで大丈夫か?
実はこれについてはボクもとっても心配しました。
ホームページでもブログでも、SEOという概念があって、これは検索サイトからより効率よく、確率高く見つけてもらうための施策ですが、
やっぱり.comや.net、.jpというドメインの方が信頼されるというか、
と思ってしまいます。
なので割と調べました。
結論を言います。
基本的に全然OK!
これがボクの結論です。
- 読者はドメインを見ていない
- Googleのペナルティもない
- 何より大事なのは中身
説明していきます。
まず、ブログにやってくる読者はそんなにドメイン名を見ません。
もちろん定期購読して何度も目にするようになったらどこかのタイミングで見るだろうし、そんな時に.comじゃなくて、.sexだったら「え」ってなるのはあるでしょうけど、そんな尖ったドメインでなければ、そしてブログのテーマと合っていればそれが.comや.net出なくてもどうでもいいのです。
次に、Google神は、.comを優遇するとか、.ninjaを冷遇するとかそういうルールは現時点では使っていません。もしかしたら、内容と合致しないドメインに何らかのマイナス評価は与えるのではないか?とも言われていますが、多くの人が「かんけぇねえ」と言っていて、ボクもそれを支持しています。
最後に、サイトが検索結果で上位に来る、もしくは検索結果一覧の中からユーザーにクリックされるためには記事の内容がよく、そしてタイトルや記事内容抜粋文がよいことが重要です。
例えば、
「1ヶ月で簡単に10kg痩せる方法!」
というタイトルの記事があったとして、ダイエットしたい読者が中身を見たところ、「とにかく食べない」的なことが書かれているだけだったら。。。?
時間を無駄にした!
ってそのサイトは閉じて、二度と来ませんよね?
そういう行動こそ、Google神は見ていて、サイトの評価を下げていきます。
逆に、
「iPhoneで絶対入れるべき神アプリ」
という題名に惹かれてやってきた読者が、めっちゃためになるやん、ってじっくり読んで、最後までスクロールして、って行動を取れば、Google神は「ええサイトや」って評価してくれるわけですね。
前にこちらの記事で紹介していますが、LEOLOGでは現在、1番読まれている(アクセスがある)記事が2位以下に10倍以上の差をつけていまして、そしてその記事は多くのキーワードで検索結果1位を取っています。
理由はいくつかあると思いますが、自分で同じキーワードで検索してみた結果、あまり分かりやすくまとめられた競合記事がないことがわかりました。
↑これなら1位に表示されるはずですん。
上これだったら1位か、悪くても2〜4位くらいのはずですん。
ちょっとしたキーワードの組み合わせの差で結果が変わってきますが、10組み合わせ以上のキーワードで1位なんでGoogle神の中では評価の高い記事なのだと思われます。
で、本題の.comや.netなどの有名ドメインでなくていいか?の話ですが、
結局大事なのは中身で、ドメイン名が頭おかしい感じ出なければ運用に影響はないと思っています。
ただ、イメージってものは誰にでもあって、同時に先入観ってものもありますよね?
例えば、ターゲット層が50代以上だったり、職業がお堅い方とかだったりすると、「.com」的な慣れたものへの安心感、信頼感を感じやすいと思います。
とかいう人っていますが、支店がない分安いからメリットも多いため増えていますよね?
こういう人もいますが、ボクはLINEモバイルにして月額使用量が4,000円も減って幸せしかない一方、どれだけ説得してもママンは永久にauに月7,000円とか払っていて、でも「わたしゃ満足してる」と言っていますからね。
なので、EC(ネットショップ)やる方や、イメージが影響する系のサイトづくりの方はちょっと慎重に考えるべきです。
新ドメインにするメリット
一方で、新ドメインにもメリットはあります。
- 維持費が安い(場合が多い)
- 思った文字列が取れる確率が高い
- 目新しさという注目ポイントができる
ドメインによっては逆に.comより高いものも少なくないのですが、多くの新ドメインは年額で払う維持費(権利代)が.comや.netより安く設定されています。
最安の部類でいうと、.xyzは今「25円」です
新ドメインの数は数え切れませんので値段や、自分の望む文字列の空きがあるかをチェックする場合は以下のサイトからチェックしてみましょう!
まあ、ブログを収益化に使う場合、年間数百円の差を気にしているレベルでは話にならないわけですが、
やっぱり、
思った文字列が取れるメリットは大きいのと、
3つ目の「目新しさ」も着目点です。
面白いドメインは記憶に残ったりインパクトを残す
例えば、
英会話教室のサイトを作っているのですが、名前が「オープンセサミ英会話教室」ってまあ、.comでは取りにくい名前な訳です。
もちろん、「open-sesame-eikaiwa.com」とかなら取れるんですけど、ダサい。
そこで、
englishwith.us
というドメインをとったんですよ。
これ、我ながら気に入っていて、.usっていうのはアメリカの国別ccTLDなんですけど、これをUS(=United States)ではなく、us(=私たち)と読ませるやり方で、
English with us
という文字列になっています。
「英語を一緒にやろう!」
的な感じなんですが、応用すれば、「Runwith.us」でランニングサークルみたいな「一緒にやろう」系に使えるやり方です。
ドメインは短い方がいい?
ここでちょっと変則的な話ですが、
ドメインって、メールアドレスにも使うもので、
実は長すぎるドメインて印象悪いんですよね。
ボクは以前英数字7文字の名前の会社で働いていたのですが、ドメインが
xxxxxxxinternational.comだったんですよね(xxxの部分は社名)
ここだけ見るとそんなにって思うかも知れませんが、
l.miyanaga@xxxxxxxinternational.com
↑これがボクのメルアドだったんです。
長くないですか?
SEO的な面はわからないですが、ユーザビリティーを考えると、名刺に記載されているこのメルアドを打ち込みでメールを送ろうとするとき、長いし面倒ですよね?
また長ければ長いほど誤字(入力ミス)を誘発します。
これ以外にもいくつか理由はありますが、とにかく、
これはFA(確定事項)だと覚えてください。
なので最近ボクはいくつかドメインを取得しましたが、
全部7文字以下の文字列にしています。
オススメのドメインは?
わたくしが最近気に入ってるドメインは、
です。
これは基本ブログ向きの意見ではありますが、完全に収益化目的のアフィブログでない限り、ブログは基本的には日記であるという面を考えます。
.lifeは先ほどのお名前.comから契約すると初年度399円と最安レベルで登録できます。
そして、まだそんなにドメインが取られていないので、
- daigaku.life (大学生の日々を書く?)
- tozan.life(登山愛好家向き)
- yakyu.life(野球好き向き)
- hanshin.life(阪神ファン)
- shashin.life(写真を始めた人)
- ryori.life(料理好きな人)
- car-drive.life(ドライブが好きな人)
- kinpri.life(キンプリファン)
などなど、趣味に合致したドメインがたくさん”まだ”空いています。
以上全てが.comや.netでは”もちろん”空いていません。
まあ本当に、gTLDが増えまくっている今、文字列の選択肢はめっちゃ多いので、空いているかは調べませんが、
- Osaka.run (大阪でランニング楽しむ人?)
- osharena.cafe(カフェ巡りが好きな人)
- apple-gadget.today(アップル商品を愛する人)
- 200days.ski(年間200日滑ってる人)
- watashi-no.baby(子育て日記)
- mini-custome.how(Miniのカスタム情報ブログ)
- hanako.design(花子さんのデザイン系ブログ)
- umeda.guide(独自の梅田Walker的マガジン)
などなど、アイデア次第で内容と合致した面白いURLを作ることができます!
知恵を絞った使い方
最後に、アイデア次第といえば、englishwith.usのような感じで上手に使ってみることができるドメインがあって、値段は高い「.ai」とか、使っている人が多い「.me」なんかは、ドットの前の文字列と合わせて英単語になるように工夫すると面白くなります。
例えば、
video-ga.me
とか。
meで終わる英単語は少なくないですから、そこを利用する手です。
他にも、「.red」を利用すると、
so-ti.red
で、So tired(=めちゃ疲れた)とか、
Inspi.red
で、インスパイアされた、という意味のドメインになります。
.meはccTLDですが、ccTLDは2文字である都合からこの手に説く使われていて、「.tv」なんかは番組系のサイトにテレビという意味で使われることもあります。
なるほど.comじゃなくていいことはよくわかりました
でも、種類が多いと悩みます
確かに、選択肢が多いと悩んじゃいますが、先ほども書いた通り、大事なのはドメイン名より中身という部分も多いので、
会社用サイト(コーポレートサイト)出ない限り、そこまで深く考えず、インスピレーションでサクッと決めてしまうのがオススメです。
フィーリングも大事!
ここでつまずいているより、サクッとドメイン取得して、早く記事を書いていく方が絶対正しいので、悩んでもフィーリングで決めてしまって、次のステップに移りましょう!
まとめ・総括
- ドメインは.comにこだわらなくていい!
- 新ドメインにも割と魅力は多い!
- ドメイン名で悩んで立ち止まるよりサクッと決めよう!
ということで今回のお話はここまでです!
ドメイン名は今回の記事でも書いた通り、メルアドにも使うし、基本的に一生変えないものなので悩む気持ちもわかりますが、
まずは気軽にドメインの空きを探してみて、なんかしっくり来る文字列が見つかったらとりあえず契約してしまうのがベストだと思います!
もし仮に使わなかったとしても、年間数百円。更新しなければそれっきりなのでそんなに痛いロスでもないと思います。
そしていち早くあなたの楽しいブログライフを始めてしましましょう!
あなたのお気に色のドメインが見つかることを願っています〜!