フランスのカーブランド、「Peugeot」(プジョー)がコンパクトモデルの「208」を全面にアップデートしました。プジョーが型番を加算しなくなったので、以前の様に205→206→207という風にネーミングが変わら図、208は名前は同じ208のままです。
しかし、フェイスイメージを始め大胆なアップデートとなり、また208シリーズに電気駆動モデルも導入されることになり、大きな転換期へと向かうこととなりました!
エクステリア
外観的特徴はフロント部分に現れていて、特にフロントライトの直下、縦に走るLEDライトが獣のキバに見えます。プジョーはライオンをモチーフにしたロゴで知られていますが、ライオンにこれだけ長いキバはありません。ただ、ネコ科動物の持つ野生的な印象を象徴するデザインとなっています。
フロントグリルのエアインテーク上部に208のロゴが入るのも新しいです。フロントライトに入る縦3本の線も印象的。
お尻にはこれまでも採用されてきた”爪痕”風のデザインが取り入れられています。
横から見ると結構丸みを帯びて可愛らしいイメージですね。
テールランプから真一文字につながる黒いラインも新しい意匠の方向性でしょうか?
電気駆動モデルとなる「e-208」のロゴは青い色が入っていてこれもまた新しいです。
フロントライトの印象は変わらず。
インテリア
インテリアはこれまでのプジョーらしいデザインを踏襲しています。
ナビも入れられるスペースにエアコンの情報等も載る様です。
「i-Cockpit」も健在。少しずつ進化しているんでしょうけど。
おそらくいくつか種類が用意されるだろうシートのデザインもそんなに大幅な目新しさは感じません。
ここ最近のプジョーらしいインテリアデザインでとても良いです。
「e-208」
時代の潮流ですね。電気駆動モデルはe-208という名前で後ほど登場予定です。
「e-CMP」と呼ばれる電動モジュラー車台をベースに開発されたという次世代型車種で、最大出力136馬力のモーターを搭載。バッテリーは、50kWhと大容量で、1回の充電で最大450kmの航続が可能ということです(NEDC計測)。
充電時間は家庭用コンセントで約16時間、三相コンセントで5時間15分。急速チャージャーの場合利、およそ30分でバッテリーの8割を急速充電することも可能。
「エコ」「ノーマル」「スポーツ」というドライブモードがあり、エコは航行距離が最大となる一方、スポーツモードでは0~100km/h加速が8.1秒とパフォーマンス重視となる感じだそうです。
正直まだまだ電気自動車に飛びつくには時期尚早だと感じますが、もし208シリーズを買いたいと思ったら、ここでガソリンモデルを買うか、電気モデルを買うかは多くの人が悩むことでしょう。
街にどれくらいチャージャーがあるかということも大事です。これからどんどん増えることでしょうけど、走りのフィーリングと、そのあたりのバランスが全て整った時、爆発的に売れるか、あと何年かは全然売れないか、どちらかでしょう。
エコで、長い目で見ると経済的な電動モデルが普及する時代が楽しみです。
まとめ
欧州では「108」という日本でいう軽自動車くらいなイメージのさらにコンパクトなモデルも存在しますが、日本市場では208シリーズが最小です。コンパクトSUV市場がここからどれくらい人気を維持するかにも寄りますが、時代はコンパクトEVの方向に進むかも知れませんね!
日本市場への導入がいつになるかとっても気になります。