自動車のEV化が進む流れが増していて、2025年くらいを目処に全てを電気自動車へとシフトすると表明している自動車メーカーも目立つ中、カメラの進化はミラーレスへと向かっています。
いわゆる一眼レフ機を主軸に販売する二強、「ニコン」と「キヤノン」はまだレフ機開発を続けると表明していますが、ソニーはフラッグシップはもちろん、主力機種は全てミラーレス機です。
そんな中、ソニーが「α7R II」の後継モデルとなる「α7R III」を発表、11月25日に発売予定です。
MoKuJi
高画素x高速連写
”α7”シリーズにおいて”R”は高解像度を特徴としています(RはResolutionの頭文字)がこの”III”は「約4,240万画素」の高解像度ながら「約10コマ/秒」の高速連写も両立するモデルとしてフラッグシップモデルである「α9」に引けを取らないスペックとなっています。
ピクセルシフトマルチ撮影
新開発の手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載したボディ内手ブレ補正は最大5.5段分の補正効果がありますが、ボディ内手ブレ補正機構を利用した「ピクセルシフトマルチ撮影」を搭載しました。
手ブレ補正機構を利用して1ピクセル分ずつ動かすことでベイヤー配列の弱点を克服する考えはPENTAXのフラッグシップ機である「K-1」最大の特徴でもあるリアレゾ、こと、「リアル・レゾリューション・システム」とほぼ同じ機能です。
オリンパスも似た機能を持ちますが、フルサイズ機であるK-1とはセンサーサイズの差でK-1にアドバンテージがありましたが、α7R IIIの登場でK-1最大のアドバンテージが奪われた格好です。
まとめ
さらに詳しいスペックはプレスリリースを御覧いただければと思いますが、スペックを眺める限り、サイズ感は上位機種のα9と近く、しかし重量は先代のα7R IIとα9の中間くらいと少し軽く出来ています。レフ機と比べるとどちらにしても軽くなりますが、無理に最上位機を求めずともα7R IIIで十分という層もたくさんいることでしょう。
ニコンやキヤノンがミラーレスを主力機種とする時代がいつ来るかはわかりませんが、ソニーがその道を示してくれています。
これからもソニーの新機種から目が離せないですね。