こんにちは、シアトル生まれ大阪育ちのLeoです。
本日、JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)が「モバイルICOCA」の導入について発表しました。
おお〜〜きたか〜〜〜っと思ったのは一瞬で、なななんと、
_人人人人人人人人人人人人人人_
> 2023年かよ〜〜〜!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
どういうことやねん、ってことでちょっと記事にしてみます。
MoKuJi
ICOCAとは?
関西圏を中心に広く利用される「ICOCA」は関西に住む人なら馴染みがあるICカードですが、いち早くモバイル対応をしたJR東日本の「SUICA」が全国的には知名度があるICカードかと思います。
ICOCAのエリア
↑は今日時点でJRおでかけネットが公表しているエリア路線図です。
関西に住む人は関西2府4県(大阪/京都/兵庫/滋賀/奈良/和歌山)がカバーエリアと思いがちですが、実は四国の一部や金沢をはじめとした北陸エリア、山陰方面まで広くカバーしているのがわかります。
これだけ広いエリアをカバーするICカードなのでモバイル化は待望だということが感じられると思いますが、
現時点でモバイル化されているICカードはSUICAと「PASMO」だけです。
モバイルSUICAで困っていない
1,000万人が使うモバイルSUICA
SUICAがスマホに組み込まれたのは2011年7月。
まずはにAndroid、5年遅れましたが2016年10月にiPhoneにも対応し、2020年9月に会員数が1,000万人を超えています。
相互乗り入れがあるので全国で使えるモバイルSUICA
ボクもiPhone XSを購入した2年前から利用していて、券売機やチャージ機を使わずとも紐付けしたクレカからiPhone内でチャージできる便利さ、カードを別で持たなくていい、カードケースを使わなくていい(財布などからカードを出さなくていい)などの楽さにとても助けられています。
正直、相互乗り入れがあるのでよっぽどのことがなければ関西圏でもモバイルSUICA利用だけで普通にやっていけています。
関西人的感覚で言えばやっぱりICOCAが使いたい心理はありますが、できることは同じなのでもう、
「SUICAで」
って支払いの時に言うのも慣れました。
なぜ2023年??
なんちゃらPAYの乱立でバタバタしたのはここ1年、2年のモバイル界隈の出来事ですが、その中でもセブン&アイHDがやらかした「7PAY」はまだ記憶に残っている大惨事です。
あれでわかる様に、理想と現実は技術力が追いつかない場合乖離が激しく、文系陣が「できる」と思っても開発側がやれないことが現実にありうるということです。
SUICAを扱うJR西日本もきっともっと昔から”モバイルICOCA”をやりたいとは思っていたのではないかと想像しますが、一方、開発には莫大な費用がかかるため、その費用対効果を考えなければなりません。
上記の通り相互乗り入れがあるためSUICAを関西で使うことは可能で、なんならボクは持っていたICOCAは返してしまいました。
なぜ今?なぜ2年半後の開始を今発表?
AndroidでモバイルSUICAが始まって10年目の今、なぜ急にやろうとおもったのか?
そして、なぜ、2023年という2年半後の話を今発表したのか?
来年の春(2021年春)の話をこの秋発表というのなら特に違和感ありませんが、2年半後の話となると「え、なんで?」という気持ちを持ってしまう人がほとんどではないかと思います。
が、
「2023年」と「大阪」というキーワードで記憶をたどるとそれらしい情報がヒットしました。
うめきた(大阪)地下駅ローンチが2023年
新大阪から関空までを直結させる「なにわ筋線」の開業は2031年になるとのことですが、その中核を担う「うめきた(大阪)地下駅」と今仮に呼ばれているJR大阪駅北隣に位置する新駅の開業が2023年の春に予定されています。
- ニュースリリース(2020年3月25日)
いかがでしょう?
なんか納得いく一致じゃないですか?
技術的な難しいあれこれはわかりませんが、新駅は大阪駅の一部としてローンチすると言われている点も踏まえ色々システムを更新するタイミングなのではないかと予想します。
まとめ
iPhoneをバリバリ有効活用する人で公共交通機関をよく使う人の多くがモバイルSUICAをすでに使っているのではないかと思います。
なので2年半後にモバイルICOCAが登場したところでモバイルSUICA民がすぐに移行するとは思えませんが、関西圏での利用で有利になるポイント制度やより洗練された利便性などを2年半かけて構築していっていただき、ぜひ
「おお!これならICOCAに移るで!」
と思わせてくれるサービスを目指していただきたいと思います!
以上!