iPhone歴10年のLeoです!
先日「FirstSeed Calendar」の紹介を交えてiOS14の新機能、”ウィジット”について触れる記事を書きましたが、今日は、そのウィジットにスポットライトをあてたお話です!
- 有料アプリと純正アプリの違い
- ちょっとした気遣いって大事だなって話
- ボクがFirstSeed Calが一番いいと思う理由
ウィジットって言いにくい・・・
確かにちょっといいにくいかもね?
てか、ウィジットって何やっけ?
あ、じゃあまずはそこからやね〜
ウィジットとは?
まず大前提となるウィジットについてですが、それ自体は以前からiOSに存在はしていたものの、9月に登場したiOS14からは”ホーム画面におけるようになった”点が大きな変更点。
こちらは前回紹介したボクのホーム画面ですが、左上と、中段右にある4マス分の黒い四角がそれです。
このように、従来はアプリのアイコンしか置けなかったホーム画面に、機能を持った”枠”を設置することができるようになり、その”枠”をウィジットというって感じです。
とりあ、便利になるってことな?
まあ、とりあえずその理解でいいと思う(苦笑)
FantasticalとFirstSeed Calendar
さて、本題に入って行きますが、
その前に、今回純正カレンダーと比較する、有料カレンダーアプリについても紹介しておきましょう。
有料カレンダーの中でもとっても人気で、評価の高い「Fantastical 2」と、ボクがメインで使っている「FirstSeed Calendar」が今回比較に使うアプリです。
Fantasticalについて
多分有料アプリで一番人気?と思われるFantasticalは、
話すように自然な言葉で複雑な繰り返しイベントの作成や通知の設定が可能
と、公式サイトに説明されている機能が”ウリ”で、予定を入れる時に「明日あゆみと12時にランチ」とか言う感じで文章を打つとそこから抽出した情報でカレンダーに予定を入れて行ってくれます。
ボクはあまり好みではありませんが、カレンダー表示の方法も純正とは大幅に違っていて、とにかく「速さ」を売りにしてる構造のようです。
ボクは、使ってみた結果メインにしませんでしたが、iOS13までの旧ウィジットでは「Up next」と言う、直近次の予定を表示してくれる機能が気に入っていて、ウィジットだけ利用しています(後に詳しく説明します)。
FirstSeed Calendarについて
一方FirstSeed Calendarは、有料カレンダーアプリの中ではもっとも人気のグループには多分入っていなくて、「有料カレンダー 人気」とかでググっても上位に出ないと思われます。
が、
ボクはこれまで使ってきた有料カレンダーアプリの中で現状一番気に入っていて、それまで長年使っていた「Staccal 2」を置き換えました。
作り手側の”ウリ”は明確にありませんが、ボクは”痒い所に手が届く”総合的な使い勝手や、逆にめんどくせーってくらいの豊富なカスタマイズ性が気に入っています。
以上の2つの有料アプリと、iOSに無料でついてくるカレンダーアプリの3つでウィジットを比較しました。
8つのポイントで3カレンダーを比較!
お待たせしました!ここからやっと比較です!
Point 1: 曜日で色が変わるFirstSeed!
まずは、前回の記事でも紹介したことですが、地味にありがたいのがこれ。
左上が、純正、右上がFirstSeed、そして下がFantasticalですが、わかりますか?土曜日に、FirstSeedは数字が青いですよね?
このスクショだと、Fantasticalも土曜が青いように見えますが、、、
こちら日曜日、Fantasticalは曜日と日付が青固定っぽいことがわかり、FirstSeedが日曜なので赤くなっているのが確認できます。
なお、FirstSeedの平日は、白です。
ウィジットは、表示面積が最低で4コマ分と広いエリアを占めるため視覚的な情報は大事です。この辺は純正も対応してくる可能性あるかも?と思うくらいボクは重要な機能だと思っています。
Point2: 表示される項目数に差がある!
今のスクショで気づいた方もいると思いますが、次に比較してわかるのが、何件予定が表示されるか?です。
もう一度こちらのスクショを見ると、パッと見だと、純正2件、FirstSeedは2.5件、Fantasticalは1件だけ、と言う風に見えますよね?
が、実はこれ、Fantasticalだけ誤解があって、Fantasticalには同サイズのウィジットが5つ用意されていて、上のスクショはさっき紹介した、「Up Next」と言うウィジットだから、
んです。
なのでこれを別のウィジット、「Events」というやつにすれば、
こんな感じでちゃんと(?)複数表示されます!
- 純正は2件
- FirstSeedは2.5件
- Fantasticalは3件
と、実はFantasticalが一番多く表示されることがわかりました!
純正とFirstSeedは日付のフォントが大きいのでスペースが足りないということがわかりますが、逆に言うとFantasticalは日付を小さくすることでスペースを作っています。
なお、Fantasticalだけ時間が先に表示されているのも比べると見つかる差です。
Point 3: 純正はリマインダーが別!
また、純正は「リマインダー」(ToDo)が統合されていないため、一緒に表示されません。
先ほどのスクショですが、「Clean」という項目はリマインダーです。
ToDoとも呼ぶ、やることリストは、純正ではリマインダーという別アプリで管理されていて、カレンダーの方には表示されません。
一方、多くの有料アプリでは統合できるようになっていて、ToDo機能の使い方によっては微妙かも知れませんが、おそらく多くの人がカレンダーに統合されていることを好んでいると思います。
Point 4: Fantasticalはなんか、いいやつ!
続いては、お忙しい方は気づかないかも知れない点なのですが、同日、全く予定がない時に気づく3アプリの表記の差です。
この様に、何も予定がない日、純正とFirstSeed Calendarは、
Fantasticalだけ、
と書かれているんですよね。
この小さな差なんですけど、開発者の精神というか、”気遣い”が感じられて地味に好きなんですよね!
No Eventsがさみしい人もいるのでは…
まさにわたくしですけど何か!
まあ、ボクみたいに予定がない日が連続する人には嫌味というか、「エンジョイしたいわ!」ってことかも知れないんですけど、もともと、有料のカレンダーアプリを買おうって人はきっと忙しい人ですよね?
なので、しばらく予定がないって日を楽しもう!っていうメッセージ、ボクは予定なくてさみしい側ながら、気遣いとして評価しました!
強がんなってwwww
強がりじゃないわい!
Point 5: 天気情報も統合するFantastical
続いてもFantasticalだけ他と違う機能についてですが、
先ほどのスクショで気づかれたでしょうか?この様に、Fantasticalだけ、上部に天気情報が表示されるウィジットが用意されていて、さらに濃い情報量となっています。
日付の数字を小さくすることで、こういうスペースも生み出そうとしているのがわかりますが、日付が見やすいことと、情報量多くすることというのは好みが分かれる部分かなとも思います。
Point 6: Fantasticalは予定が迫ると強くなる!
このにもFantasticalは良きやなー!と思わせられる、カレンダーとしては使い勝手が好きじゃ無いけどウィジットは好き!
と思わせる要素があります。
それがこれ、です。
わかりますでしょうか?「in 51 min」って書いてますよね?
Fantasticalは、次の予定が迫ってくると、この様に何分後かを表示してくれるのですよ!後で、ボクの運用法の項目でさらに書きますが、これが結構よくって、ボクの場合だけかも知れませんが、
「次の予定は14:00だよ」
って言われるより、
「次の予定は40分後だよ」
って言われる方が体感的にわかりやすくて好きなんですよね。
だから、もちろん14時からってことは表示されてて欲しいですが、何分後かって言い方に変わってくれるFantasticalは何度も書いて申し訳ないですが、
と思える良さがあります。
Point 7: おっきいウィジットの差はもっと色々!
ウィジットを置くと場所を取るので、iPhoneの民はそれにまだ慣れていないだろうと勝手に予想しています。
少なくともボクは、この4マスタイプしかまだ使う気になれていないです。
が、ウィジットとしては8マスタイプと16マスタイプが存在していて、現実的?には横長の8マスタイプまでは使う人はいると思うのでこちらも比べてみました。
予定スカスカなパターン
まずひとつ目の比較ですが、純正にはこの、左が予定表、右が月間カレンダーという種類しか選択肢がありません。
一方、FirstSeedやFantasticalにはいくつか種類があります。
ここではそれぞれ比較せず、ボクが一番好きなやつで比較しますが、いかがでしょう?
この一枚目のスクショでは、同日予定がない場合です。
この場合、例の「Up Next」ウィジットが生きてきて、Fantasticalだけは翌日以降で一番近い予定を表示します。この例では金曜にも予定がなくて、土曜日に入っている予定が載っています。
ボクの様に予定が詰め詰めということはなかなか無い人にとってもありがたいので、最初の方に書いた通り、Fantasticalはカレンダー機能では使いにくいと感じつつ、ウィジットは使っている感じです。
また、FirstSeedだけにあるウィジットで、2日分横並びにできるこれも好きで、それぞれの開発者の傾向が感じられるのが16マスウィジットだなって思いますね。
割と予定いっぱいあるパターン
こちらは割と予定が詰まっている場合の表示です。
この場合だと自分がどの表示だと嬉しいかがより明確になるかも知れません。ボクの感覚では、
- 純正は月間カレンダーも合わせてみたい人向き
- FirstSeedは2日並べて見たい人向き
- Fantasticalはしっかり3つの予定が並んでいるのがいい人向き
こんな住み分けでしょうか?
Point 8: FirstSeedだけ超過予定の存在が記される
一点、注目してもらいたいのがFirstSeedの1日、「Dinner with Rola」の後に表示されている「+1」。
見えますよね?
実は、この日はこの予定よりも後にも予定が入っていて、純正も、Fantasticalもウィジット場ではそのことがわかりませんね?
FirstSeedだけがそれがわかる様になっているというのが比較検証でわかりました。
他のアプリでも設定で変えれたりするのかも知れませんし、予定が多すぎる方だと+20とかなっててうんざりしたりというマイナス面もあるのかもですが、
ボクはこの表示はアリだと思っていて、やっぱりFirstSeedが好みに合ってるなーって思う要素です。
細かいことかも知れんけど、いろいろちゃうんやなー
作る人が違うと、思想も違うからね!
Leoの最新ウィジット設定
以上を踏まえて、10月1日、iOS14が出て2週間後の今、ボクがどんな感じで使っているかを紹介します。
ホーム画面
以前紹介した時とほぼ変わっていないはずですが、こんな感じがボクの1ページ目です。
左上のウィジットは天気系をスタックしていて、この画面では「Wethernews」になっていますが、純正だったり、「アメミル」だったり、使い分けています。
なお、
こちらが天気、カレンダー共に純正の場合の表示です。純正天気ウィジットのいいところは昼間は青く、日が暮れると黒く変わって視覚的に日中と夜間がわかる点ですが、情報表示の内容的にボクは今の所Weatehernewsの方が好きです。
一番左のウィジットページ
iOS13時代までのウィジットページも残っていて、もちろん従来通り使っています。
Apple Watchが死にかけなことは無視してください(笑)。
何度か書いた通り、ウィジットページでは2つのカレンダーを併用していて、上にFirstSeedの2日表示、下にちっさいFantasticalを並べることで、
今日と明日の予定をしっかり確認しつつ、仮にそれらの予定が無い場合のさらに先の予定、つまり一番近い予定を確認することができ、
さらに、上記スクショの様に、近い予定の場合は何分後に直近予定が迫っているかをFantasticalは教えてくれるのでこの併用ですっごいいい感じに運用できています!
使い分け、が基本になるのでは?
ってことで、
_人人人人人人人人人人人人_
> 誰が興味あんねん!! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
とは言わず、わたくしのウィジット運用をご覧いただいた上で、いかがですかね?
それぞれの開発者ごとに思想があって、方向性がさらにわかりやすくなったのがiOS14時代かと思います。
4つで並べてみると”使い分け”へのイメージができるかも知れませんね?
それぞれのウィジットの方向性、思想、ねらいなどを理解し、自分に合ったホーム画面、ウィジット画面を作って、より便利にスマホと関わる様にしていく時代だと感じていますが、
「●◯一択!」
というわけではなく、ボク的にはいくつかの同カテゴリーアプリを併用して上手に運用するのがこれからのスタンダードになるのではないかと思います!
なるほど、割とよくわかりました!!
わかってもらえて嬉しいです!
まとめ・総括
いかがだったでしょうか?
今回はすべてのウィジットを使った紹介ではなかったですが、iOS14がリリースされて2週間、自分にあったホーム画面を追求して割といじってきた結果気づいたことを紹介させていただきました!
改めて、3つのアプリの差をまとめると、
- シンプル、リマインダー統合なしの「純正」!
- 曜日で色が変わり、二日表示も便利な「FirstSeed」!
- 天気情報表示や、”次の予定”に強い「Fantastical」!
こんな感じでしょうか?
結構長年使って、とても気に入っていたStaccalが最近ダークモードに対応するひっさしぶりのアップデートがあったのですが、iPhone Xの縦幅にすらずっと対応せずにいたことを理由にFirstSeedに乗り換えたのが去年。
Staccalがこれからアップデートを頻繁にするのかなー?と思っていたものの、iOS14には今の所対応しないし、そもそもウィジットを用意していなかったのでやっぱり戻ることはないかと思う今日この頃。
今回紹介した通り、やっぱり当面、メインはFirstSeed、ウィジットやApple WatchにはFantasticalも使う感じの運用でサブカレンダーとしてGoogle Calendarという形が続きそうです。
Google CalendarはiOS14対応が遅い(Androidの兼ね合いもあってわざとだと思いますが!)のでもしかしたら見捨てるかも知れません。
ウィジット登場でますますパーソナライズ、自分色にiPhoneをカスタマイズできる時代がやってきましたので、今回の記事が少しでも誰かの役に立てば嬉しいです!