【APPLE】iPod nano, shuffle終焉を迎える【R.I.P.】

初代「iPod」はアップルが送り出したイノベイティブなアイテムの一つでしたが、やがて主力商品は「iPod nano」になり、そしてこのほど、「iPod touch」のみが生き残る運びとなりました。

今回は8世代まで展開したiPod nanonの歴史をおさらいしながら思い出を語ってみようと思います。

初代

初代のデザインは、鉛筆程度の厚さで、とにかくその薄さ(小ささ)がセンセーショナルで、色は白黒の二色でした。白の方は当時の「iMac」に似た感じでした。

思い出すと、2005年ごろ、アップルに関わる仕事をしていた時、iPod nanoは「売れ売れ」と言われている主力商品でした。自分も2GBバージョンを買って、フラッシュタイプデビューしたのが懐かしいです(ちなみにブラック)。

初代iPod nanoに似た当時のiMac

2005年9月7日発売

2代目

2代目はカラフルに。

筐体がアルミにり、ピンク、ライム、ブルーなどのカラフルな色がラインナップされ、「iPod mini」に似た感じになりました。また、初めて(PRODUCT)REDバージョンも登場しました。

デザインは当時の純正モニター、「Cinema Display」に近い物でした。

なお、サイズ的にはほぼ初代を踏襲していました。

2006年9月12日発売

3代目

3代目は急に、太りました。画面も320×240と解像度が上がり、重さが2代目から比べて9gちょっと増えました。

増えゆくデジタル写真を保存する用途や動画再生に対応するため、画面が大きくなった様ですが、アルミ筐体のまま、そしてカラフル路線のまま、横にデブった感じのモデルでした。

ただ、次の世代でまた縦長に戻ったことからこのデザインが不評だったことは明確で、ある意味レアな存在でした。

ボクはこれのブラックを持っていて、結構気に入っていたんですけどね。

2007年9月5日発売

4代目

4代目は再び縦長タイプに戻りましたが、カラバリラインナップが増えました(全9色)。3代目の横長液晶が縦になっただけで、解像度自体は同じです。

2008年9月9日発売

5代目

5世代目は第6世代とほぼ同じ見た目ですが、表面がピカピカになりました。また、本体サイズは同じですが、画面が少しだけ大きくなりました。上の写真の7色に加え、レッドとイエローがアップルストア限定色としてラインナップしていました。

これに加え、後ろにカメラがついたこともnano史上での事件でした。ただこれも第3世代と同じく1世代きりで終わりました。

ちなみにこのモデルがiPodのアイデンティティーの一つでもあった「クリックホイール」搭載モデルとして最後になりました。

2009年9月9日発売

6代目

さて、クリックホイールを捨てた最初のモデルとなったのが第6世代のiPod nanoは、後ろにクリップが付いて服はバッグのストラップ部分にくっつけられるというデザインが特徴でした。ボクはシルバーを持っていました。

クリックホイールがなくなったため、画面がタッチタイプになりました。時代的に、nanoで動画を再生したり、写真を見たりという想定が少なくなっていたためか、画面サイズは1.54インチ(240×240)と前モデルより小型化しました。

全モデルの36.8gより大幅に軽くなりました(21.1g)。明らかにそれまでのラインナップと変わったnanoですが、音楽を聴くスタイルが時代とともに変わりつつあり、終焉に近づきつつあったのかも知れませんね。ボクもそれまでは必ずnanoで音楽を流しながら、Nike+でランニングしていましたが、このモデルの頃からiPhoneで距離をカウントする様になっていましたね。GPSの方が制度が高いので。

2010年9月2日発売

7代目

最終モデルとなった7代目は前モデルから2年ぶりに登場しました。iPod touchやiPhoneと同じくホームボタンが備わり、本体も縦長に戻りました。同時に後ろのクリップはなくなり、ちっさなiPod touch的な感じに。

画面は史上最大の2.5インチフルワイドQVGA(240×432ピクセル)で、6代目でなくなっていた動画再生機能が復活。充電(同期)もLightningに更新されるなど色々とアップデートがあったものの、nano最終モデルになりました。

なお、2015年7月16日にカラバリ変更がありましたが、中身は’12年から更新がなく、5年近くアップデートのないまま放置されていたモデルでもありましたので、今回の販売終了は多くの予想した通りの結果だったのかも知れません。

2012年10月9日発売

まとめ

最新モデル発売が2012年だったので、2005年から2012年まで7年が実質売り出されていた期間と考えると実に短い期間でその存在価値がなくなってしまったかわいそうなモデルにも見えますが、初代、3代目、そして6代目と何台か所有した身としては、その販売終了はそれなりにさみしく感じるものです。

とはいえ、実際自分自身音楽を聴くのはiPhoneからというのが基本になってしまっているのも事実で、それを考えるとやっぱり、時代の流れとして仕方なかったのかな、とも思います。

ちなみにiPod nanoと同時にshuffleも販売終了となっていて、今後はiPod touchのみの販売となる様です。

ということは、仮に次のiPod touchの更新が行われるとすれば、、、そいつは「iPod」を名乗るんじゃないのか?とも思うわけですが、いかがなものなんでしょうね!?

iPodの次回リリースを楽しみにしたいと思います!

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!