大阪の事業主の聖地?今宮戎神社に初参拝!行ってみての正直な7つの驚いたこと!!

大阪だけではなく関西で商売をする者にとっては「初詣よりも大事」とも言われる”えべっさん”

ボクも細々とながら事業をやっている身ですので毎年初詣とは別にえべっさんは行っていますが、例年行くのは地元の「服部天神」さんに参っています。

日本三大えびす神社

一方、えべっさんとしては「日本三大えびす神社」と言われる神社があります。全国に約3500の総本山とされる「西宮神社」(兵庫県西宮市)、十日戎の参拝者数が100万人を超えると言われ最も人出で賑わう「今宮戎神社」(大阪府大阪市)、そして”京のえべっさん”と呼ばれ地元の人たちに親しまれている「京都ゑびす神社」(京都府京都市)の三ヶ所です。

全国的にもニュースになる福男を選ぶダッシュも有名な西宮神社は総本山と呼ばれるだけあり、お参りしている感半端ない厳かな雰囲気も特徴ですが、今年は”インスピレーション”で今まで行ったことがなかった今宮戎神社に行って見ることにしました。

今宮戎神社に行こうと思った理由

正直、すっごく悩みました!

毎年行っていた服部天神ではなく今宮だったり西宮に行くのは”浮気”な気がして、一途に毎年参拝する気持ちがある方がえべっさんも微笑んでくれるのでは?という思いが湧いたのですが、実際いらっしゃる(?)のはどこであれえべっさんです。要は、実家に行くか、別荘に行くか、的な感じなのかな?と思い、別の神社に行ってみようと思ったのです。

そもそも服部天神ではないところに行きたくなったのは、2017年、儲けさせてくれなかったからというわけではなく、えべっさんでもらって帰る「熊手」や「笹」などの縁起物が基本毎年同じものが売られていて、代わり映えしないのが”面白くない”と思ったのがありました。「決して服部天神はご利益ないわー他当たってみよー」という気持ちではなかったのです。

でも、だったらやっぱり総本山である西宮かなーと思ったのですが、色々調べた結果、

「参拝客が圧倒的に多い=盛り上がっている=景気のいい場所」

という方程式が頭の中に出来上がり、また、西宮は行ったことがあるのですが、今宮はまだないということもあり、今年は行ってみようと決めました。

驚いたことがいっぱい!

初めて今宮戎に行ってみて驚いたことがたくさんありました。

まずは露店ですが、難波駅あたりから露店が続くことは知っていましたし、数が多いことに驚いたのではありません。

1. 露店的に縁起物が売られている

ここしか知らない人には違和感ないのかも知れませんが、境内ではなく、神社の外にある露店で縁起物が売られているのにとっても驚きました。

えべっさんは「家内安全」を祈願する物でもあるため商売をしていない人にとっても訪れる様ですが、それ以上にこの露店が楽しみでお祭り感覚でやってくるという人も多いそうです。

でも、その並びに熊手やら宝船やらを扱うお店が並んでいるのに本当に驚きました。

見た目は景気が良くてよろしいのですが、境内で売られていないとなんだか、、、ご利益なさそうで。

いつもの服部天神や西宮神社では境内にこうしたブースが並んでいて、巫女さん(の格好をしたガール)が売っています。(アルバイトさんだとわかっていても)巫女さんに「良いお参りでした〜」と鈴を鳴らしてもらいながらいただく方が気分が上がります

一方ここではテキ屋のおっちゃんみたいなのとかパチ屋のおねーちゃんみたいなのが「どない?」と声をかけてきて、「どれ買ってくんや?」と少々柄悪く絡んできます。

これが大阪!

という雰囲気なのかも知れませんが、大阪育ちとはいえ、市内ではなくハイソとされる北摂で育ったお坊ちゃん寄りのボク(笑)にはちょっとこの雰囲気が合いませんでした。

2. 値段が書かれていない

こちらも関連する話ですが、その縁起物たちはピンキリで、1000円のものもあれば、十万円を越す高価なものもあります。

しかし、それらに全く値札がついていないのです。

服部天神ではズラーっと「宝船(大) 1万5000円」などと書かれた札が並んでいたり、縁起物事態に値段が表記されています。

ボクはガソリンスタンドでも価格表記のないところは絶対入らないタイプなのですが、価格表記のないお店が大嫌いで、ここでのやり方に本当に嫌な気分がしてしまいました。

もちろん、聞いたら教えてくれるのですが、場合によったら客に合わせて値段を言う、「言い値」商売な気がしてなりませんでした。せめてどこかに価格表でもあれば信じられますが、そんなものなさそうでした。

正直、この要素だけで二度と行きたくないな、と感じたくらいです。

3. 笹をくれる

境内に入ると、おにいちゃんが笹をくれます。

これは初詣で行った勝尾寺と同じですが、「お、くれるんだ、笹」と思ったのもつかの間、「ただより高いものはない」ことを実感します。

4. 笹用の縁起物が高い!!

笹をもらった直後からたくさんのブースできれーなおねーちゃんが笹に縁起物をつけてくれる様子が目に飛び込んできます。

何もついていない笹に景気良く色々飾り付けられて行く様は見ていて気持ちよかったですが、それぞれが実に高い!ことにすぐ気がつきます。

縁起物は「金色の鯛」(めでたい)だったり、「米俵」(豊作祈願)、小判(金運)など自分の欲しいご利益に合わせて多種多様に用意されていますが、それぞれが最低1,500円以上!!なんと並んでいる全部をつけたら28,000円になるそうです。

そりゃあ景気良く5, 6個つけたいところですが、、、勝尾寺の同じ様なやつは全て700円でしたから、そのことを考えると倍以上の値段を出すのかーと渋ちん?なボクは感じずにおれませんでした。

しかも、おじさんが、「こうてって」(買っていって)と言っているんですよ。確かにお金を出して品をもらうんですから「買う」行為ですが、縁起物って、なんか、「もらって帰る」って言いたいところがあります。

5. どこでお参りするのかわからない↓↓

境内に入るとすぐに、「古笹納所」というサインが見えます。ここは、昨年もらった(買った)笹や縁起物を返す場所(箱があるのでそこに入れます)ですが、それは目に入るものの、人の流れに乗って行くと、上記の笹をもらう場所、そして縁起物をつけてもらう(買う)ブースへ誘われてしまいます。

よって一回は”逆流禁止”の波に乗り出口まで来てしまい、お参りできませんでした。。。

再度突入するものの、どこでお参りするのか本当にわからず、、、。

何か”それっぽい”舞を踊る巫女さんがいる場所は通ったのですが、例のカランコロンをして手を叩いて、お辞儀してというあれをやる場所が最後まで見つからず。。

多分、いや間違いなく敷地内中央のあの建物にあったのだろうな、、、と思うものの、人の流れに乗っているとそこにたどり着けないトラップのせいで、正直諦めました。

今宮戎では、耳が遠かったとされるえべっさんに確実に声を届けるため、後ろ側から板をバンバン叩いて再確認すると言うしきたりがありますが、そちらはわかったので多分ここ、と思う方向(多くの人がお賽銭を投げている方向)に自分もお賽銭を投げ、

「正直ここは好きじゃないわ、御免なさい」

「でも、商売の件は頼んだよ」

とえべっさんにお願いし、裏でバンバンした後そそくさと去りました。

ちなみに「お賽銭を投げるのは危険です」というアナウンスが流れていました。まあ結構遠くから投げている人も目立ったので、確かに前の人に当たる可能性はありますので、自重してもと思う反面、じゃあもう少しお参りしやすい様整備しろよ、と思いました。

6. おねーちゃん(巫女さん)は美人ぞろい

いろんな組織が入っているっぽかったですが、実にべっぴんさんな巫女さん(縁起物を売りつけるおねーさん)が揃っていました。そこはさすが100万人が訪れる神社。

調べてみるとここで巫女さんをやった方から将来アナウンサーになったという人も少なくない様で、大学のミスコン的な立ち位置なのかも知れません。きっと多くの応募の中から”巫女映え”するガールズが選出されてるんでしょう。

キャワワな巫女ガールに「気前ええおっさん」と思われたい一心で7個も8個も縁起物をつけちゃう、なんてこともあるのかもしれません。

その気持ちは、湧かない事は無かったですが、でも乗せられなかった自分の「理性」も立派と自分では思っています(笑)。

でも結局これをもらってきましたよ〜!

という事で、驚いたことがいっぱいだった中で、どちらかというと「え、ナニコレ」と思ったことが多かったのが正直な感想で、先に書いた通り、もう来ないかなーここは、と思っています。

自分の中ではやっぱり服部天神で今年の縁起物を買おうと思って帰路についたのですが、帰り道何気に寄った縁起物屋さんで「ピン」ときた奴がいて、そのインスピレーションに従いこんな奴をもらってきました!

しめ縄で出来た「宝船」に金の「米俵」、その両脇に「大判」と「鯛」を備える景気良さげなデザイン!

実は、9日に服部天神に去年の縁起物を返しに行った際に下見していた中で、このしめ縄で出来た宝船のデザインが気に入っていたのですが、少しうちには大きすぎて、うーんとなっていたデザインと似たものが少し小ぶりでいてたのです。しかも、予算(想定していた出費)とぴったり合致。仮に言い値だったとしてもその値段に対して納得のものだったので、いいかなーと思いつつ、でも、去年、熊手を備えたデザインのものにしてそれなりに実りある年だったので、今年も熊手が入ってる方がいいなーと思っていて、

「でも熊手もなぁ…」

とつぶやいたところおじさんが、

「じゃあもう熊手もつけとくから行っとき」

と言うので、

「じゃあそれで」

と(笑)

こういうところは大阪ならでは感があってよろしいですね(笑)。

ところで、タイトルが「7つの驚いたこと」なのに、上には6つしかないじゃない、と思っていませんか?実は7つ目の驚いたことがこの直後にあったんですよ。

7. 壱億円札が有料

いつも何枚も貰ってくる(縁起物を買うとついてくる)壱億円札が、有料というのですよ!

ええええええっwwwww

「じゃあ熊手やめて壱億円にする?」

とおっさん言うもんだから、萎え萎え5秒前でしたよ。

でも、「そんなん付けとってよ〜」と可愛く(甘え声で)言ったら「しゃーなしやで」「でもほんまは1,000円で売ってるんやからな」と付けてくれました。

え、千円???

ファ?( ゚д゚)ポカーン

大阪怖い。

この紙切れが1,000円て。。。

んま、開運銀行券なる壱億円様は今ボクの後ろでお金を落とすべく頑張ってくれています(なんかちょっと折れてた、、)。

まとめ

ということで、大阪に住んだ時間はなかなか長いものの、今年初めて今宮戎に行った感想はこんな感じでした!

正直、あまりいい印象が持てませんでしたので、来年は西宮に行こうかな、と考え中ですが、インスピレーションに叶う縁起物も買えたし、それなりに満足もしました!

とりあえず2018年も景気良く、縁起良く、いいお商売ができますこと、えべっさん、お願いしますで!!

シアトル生まれ、大阪育ち。6年前に独立・起業しましたが、コロナ禍で事業が大ダメージを受け、人生の方向転換に悪戦苦闘の日々です!とにかく、「ワクワク」に満ちた毎日を目指してできることから地道に頑張っています〜!